~「姫子の日記」より~
●月●日
千歌音と一緒に暮らせる毎日はとても幸せ
優しくて綺麗で強くてとても素敵な千歌音ちゃん 毎日がドキドキだよ
でも時々、千歌音ちゃんが何考えてるかわからなくなる時がある…
千歌音ちゃん…サッカーの事詳しくもないし、あまり興味もないって言ってるんだけど
W杯の時はテレビ見ながら矢をへし折ってたし、画面の前で選手に色々と指示出してたし…
たぶん選手には(∩ ゚д゚)アーアーきこえなーい と思うけれど…
試合後にはどこかに国際電話掛けて、怒鳴っていたみたいだし…コワかったよ
それに…試合が終わると…日本が負けると…その、あの…凄く…恥ずかしい…。。。
千歌音ちゃんに「そんなにサッカー好きなの?」って聞いたら
「あら、好きなのは姫子だけよ」ってニコニコして言ってた
今夜のブラジル戦が…怖い
~「姫子の日記」より~
●月●日
今日は職場の飲み会だった
私、お酒は呑めないんだけれど、飲み会の雰囲気が好きなので出来るだけ参加するようにしている
千歌音ちゃんは飲み会があるというと、あまりいい顔はしない
何でかな?遅くなるから心配してくれてるとは思うんだけれど…
で…予約を入れておいた居酒屋に入って私は固まった
「千歌音ちゃん…何でいるの?しかも、その格好…」
千歌音ちゃんが居酒屋の店員になっていた
聞けばここの居酒屋チェーンが姫宮グループの傘下に収まったらしく、千歌音ちゃんは視察にきているということだった…
よく…意味がわからないよ?
とりあえず千歌音ちゃんに案内されて座敷に向かう
それにしても千歌音ちゃんはどんな格好してもよく似合う…店員さんの格好でもステキだよっ
何だか頼んでもいないものがどんどん出されたけれど、誰も突っ込まないのでそのまま飲み会は始まった
そういえば編集長が「椎茸焼」って注文したら、千歌音ちゃんがお盆で殴ってた…そんなことしていいの?
私以外の人はみんなお酒を飲んでいた
でも、みんなバタバタと倒れていくんだけど…どーして??
千歌音ちゃんがそのお酒に火を近づけたら引火したの…ビックリ
みんな何を注文したんだろう?てか、これも勝手に出されたんだよね
「さぁ、姫子帰るわよ」帰るって、みんな泡吹いて倒れてるのに…
千歌音ちゃん、私どーしたらいいのかな?とりあえず救急車呼んだ方がいいよね
「大丈夫よ」って千歌音ちゃんがパチンと指を鳴らしたら、黒ずくめの人達が現れてみんなを連れていった
何?あの人達は誰なんだろう?
千歌音ちゃんと手を繋ぎながら歩く帰り道…楽しそうに微笑んでいる横顔を見て思った
…やっぱり千歌音ちゃんが何考えてるかよくわからない
でも
~「姫子の日記」より~
ブラジル戦を終えて
「4点も取られるなんて取られ過ぎだ、ゴルァ!!」明け方、千歌音ちゃんは吼えていた
千歌音ちゃん…言葉遣いが物凄く悪くなってると思うよ…なんか怖い…
私は仕事に行かなきゃいけないから、仕度を始めたんだけど
千歌音ちゃんがすっごく鼻息荒くしてやってきて…
えーっ、何、何なの??嘘でしょーっ…いやあぁぁぁぁ…
その、あんな事やこんな事を…ゴニョゴニョ…
×××××××
(以下自主規制)
グッスン、千歌音ちゃん、会社に遅刻しちゃったじゃない
…私、サッカーなんか嫌いだ
~「姫子の日記」より~
●月●日
今日も仕事で忙しい一日だった
(腰がイタイ…チョットやりすぎだよ、千歌音ちゃん)
さあ、早くお家に帰ってゆっくりお風呂でも入ろうっと
家に帰るとお客さんが来ていた
何か貫禄のある渋いおじさん…誰??
よく見ると顔が千歌音ちゃんに似てる…えぇっっ、千歌音ちゃんのお父さんなの?
ビックリ…ちゃんと挨拶しなきゃ…もう何かパニックだよっ
でも千歌音ちゃんのお父さんだけあってカッコイイ…千歌音ちゃんが男だったらきっとこんな感じなんだろうな
お父さん、怖い人かと思ったけど意外と気さくな感じでホッとした
私の事可愛いって言ってくれて(ポッ)娘がもうひとり出来たみたいで嬉しいって…
私達の事、認めてくれるのかな?だと嬉しいんだけれど…
「おじさんと結婚して姫宮の籍に入らないか」
千歌音ちゃん…何?それってボーガンってヤツでしょ
どうしてお父さんの頭に突きつけてるの?お父さん、顔蒼くしてるよ…
お父さんは冗談だよって笑ってたけれど…千歌音ちゃんは笑ってないし
お父さんはとても忙しい人だからもうアメリカに帰らなくちゃいけないらしい
やっぱりひとり娘の千歌音ちゃんが心配だったんだね…何か少し羨ましいな
帰り際にお父さん「今度は一緒にお風呂入ろうね」って…
千歌音ちゃん…それって踵落としって技??
凄いよ、いつの間にか習得したの?K1の選手みたいだね
あのぅ…お父さんに直撃したんだけど…
お父さん、フラフラしながら帰っていったけれど大丈夫かな?
でも色んな意味でこの親子は似てるって思った
~「姫子の日記」より~
●月●日
千歌音ちゃんは偉いよ
姫宮の仕事で色々と忙しいのに、朝は早起きして朝食作ってくれるし、掃除も洗濯もやってくれる
一応、家事は当番制って事になってるんだけど、ほとんど千歌音ちゃんがやってくれる
千歌音ちゃん優しいなぁ…感謝しなきゃ
洗濯するのが一番好きみたい
凄く楽しそうに洗濯してる…うーん、何でだろ?よくわからないよ
それと少し心配な事があるんだけれど…千歌音ちゃんってお父さんと仲良くないみたい
お父さん、悪い人じゃないと思うんだけれど…
お父さんも忙しい人のはずなのに最近ちょくちょく日本に戻ってきてるらしい
それでうちに寄るんだけれど、千歌音ちゃんが部屋の中に入れなくなったんだ
お父さん…昨日はドアに挟まれてたし…千歌音ちゃん…お父さん、血を流してた気がするんだけれど大丈夫だったのかな?
親子なんだからもっと仲良くして欲しいよ
千歌音ちゃん、私どうしたらいいのかな?
961 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 2006/06/27(火) 17:39:56 ID:zPTAt6+9
~「姫子の日記」より~
●月●日
家に帰るとまたお客さんが来ていた
今度は女の人だった…ち、千歌音ちゃんに似てるうっっ
千歌音ちゃんのお母さんなの?またまたビックリだよ
どーしていつもこの家族は突然来るんだろう
とにかくちゃんと挨拶しなきゃっ…はぁ、千歌音ちゃんのお母さんも綺麗な人だなぁ
凄く上品そうで優しそう…(とりあえず意地悪なお姑さんタイプでは無くて安心したよ)
お母さんは「やっぱり親子ね、血は争えないわね」と言って笑っていた
???よく意味がわからないよ
千歌音ちゃんはお母さんとは仲良さそうなのでひと安心…
千歌音ちゃんも武器なんか所持してなくてとても穏やかだし…
楽しそうにお茶を飲んでいる いいなこういうのって…家族団欒って感じがする
千歌音ちゃんはお父さんもお母さんも健在で羨ましいよ
お母さんも忙しい人なんだね
もう帰っちゃうのか…少し残念
帰り際、お母さんがニコニコしながら言った「姫ちゃん、頑張って千歌音ちゃんの赤ちゃん産んでね 二人の子供ならきっと可愛い子が生まれるわよ」
…お母さん、それは無理です…たぶん…
~「姫子の日記」より~
●月●日
いつものように会社に行くと何故かデスクがひとつ増えていた
しかも私の隣…そうか、忙しくなったからバイトさんでも雇ったんだね
私が一番下っ端だったから何か嬉しいな、後輩が出来るのか…ワクワクだよっ
……で、何で千歌音ちゃんがそこに座ってるのぉっっ
ええっ、うちの会社も買収したの?会長に就任?てか、うちの会社っていつから会長なんて地位が出来たんだろう…
それに会長って偉いんだよね?なのに何故そんなところに座るの?よく意味がわかんないよ
えっ…私の顔を見ながら仕事がしたいだなんて…ポッ(恥ずかしいよ)
あのぅ…編集長始め全員がひっくり返ってるんですけど…
千歌音ちゃんの存在にみんなが緊張している…私も…
あの…そんなに見つめられたらドキドキして仕事にならないよ
「おーい来栖川くん、みんなにお茶!!」いつものように編集長が言った
瞬間、千歌音ちゃんがキッと編集長を見る
するとみんなが一斉に立ち上がって、自分でお茶を入れ出したの…ビックリ
なんか…千歌音ちゃんってやっぱり凄いんだね
変な緊張感が漂う中、みんないつもより一生懸命仕事していたみたい
誰も居眠りしてなかったし…
「来栖川くん、もうあがってもいいよ」わーい、今日は珍しく残業ナシだ
気のせいか…編集長の声がひっくり返ってたような…
私は千歌音ちゃんと仲良く一緒に帰る
(それにしても千歌音ちゃん、ちゃんと仕事したのかな?時々パソコンいじってる以外はずっと私の事見てたし…そんなんでいいの??)
突然、千歌音ちゃんは足を止めると振り返り、暗闇に向かって何かを投げた
えっ何??何か後ろの方で断末魔みたいな変な声が聞こえてくる…何だろう??
「何でもないわ さぁ、おしいしものでも食べに行きましょうね」
千歌音ちゃんはニコニコして言う
うーん、気のせいかなぁ…あの変な声、千歌音ちゃんのお父さんの声に似てたような…
~「姫子の日記」より~
●月●日
千歌音ちゃんとの誤解も解けて、また平和で楽しい日々が始まった
前よりももっと心が近づいたような気がする…嬉しいな
昨夜は頑張りすぎて(正確には今朝まで)ポッ、恥ずかしいし、腰が痛い…
でも千歌音ちゃんは凄い…何事も無かったように私の隣りで颯爽と仕事こなしているんだもの
はぁ…カッコイイな 本当に惚れ惚れしちゃうよ…物事に動じないというか、さすが宮様って感じ
あっ、千歌音ちゃんがこっちを向いた…あの…思いっきり…鼻の下が伸びてるんですけど…。
マコちゃんから電話がかかってきた
えっ?ソウマくんが行方不明になってるんだって??どーしたのかな?
私は大神神社で別れたきりだし…
千歌音ちゃんに相談したら「大丈夫よ そろそろ回収されてる頃だから」ってニコニコしながら言った
((;゚Д゚)ガクガクブルブル 回収って…千歌音ちゃん…。
マコちゃんは首が痛くて回らないって言ってたけど、交通事故にでもあったのかな?
私がいない間に何が起こっていたんだろう…よくわからないよ
仕事を終えて家に帰ると、千歌音ちゃんが海外出張のお土産をくれた
ヾ(´∀`)ノワーイ、嬉しいな、何だろう?
…えっ、凄い下着…あの、その、こんなのを…着ろと言うの?
ここのところ下着が何枚も紛失して困っていたから嬉しいんだけれど…
試着しろって…千歌音ちゃん、そんなに興奮しなくていいから…涎、垂らさないでよっ
わかったから…ちょっと待っててね 覗いちゃダメだよっ
とりあえず試着して脱衣所の鏡の前に立つ…
ちょ、ちょ、これって…ほとんど隠すところないじゃない 下着の意味あるのかな?
廊下でバタンというもの凄い音がした
「千歌音ちゃん?」
廊下に出てみると千歌音ちゃんが鼻血を吹いて倒れていた…やっぱ覗いたんだねっ