初めての家族ピクニック

神無月の巫女 ハアハアスレ投下もの

初めての家族ピクニック

「ピクニックぅ!明日はピクニック!」
「こらっ!少しは落ち着きなさいよ…雛子ってばもう…」
「仕方ないよ、千歌音ちゃん、ヒナは明日のことずっと楽しみにしてたんだから」
「そうは言うけど、姫子…流石にこれはちょっと騒ぎすぎよ
 …それに千羽だってやっと寝付いたところなんだから」
現在、20時30分頃明日に控えた一家揃っての初めての外出
とは、言え電車で30~50分程度の離れた近郊の屋外施設へ
向かうだけではあるものの、来栖川家の長女来栖川雛子に取っては
初めての外出で興奮が収まらない模様である。
「千歌音ちゃんがそこまで言うんだったら…
 ヒナ…大人しく布団の方まで行かないと明日ピクニックに連れてかないよ
 それでも良いの?」
「イヤイヤ!!ゼッタイ行くの!」
「じゃあママとのお約束守れるヒナ?」
「うんうん!」
「じゃあ寝ようね…」
「うん!」
「落ち着いてくれたわね雛子、雛子の子守は姫子の方が上手いわね」
「そうでもないよ、ヒナちょっと単純だから、それにまだ4歳だし」
雛子の収まりにより、雛子と千羽は無事に寝付いてくれた模様
そして、寝室を後にした姫子と千歌音はリビングで少し
「やっぱり子供って可愛いよね千歌音ちゃん」
「えぇそうね、確かに私が千羽を生む時はもの凄く苦しかったけれど
 姫子と雛子の為に頑張らなきゃって思ってたもの」
「私だって雛子生むときすごく辛かったよ」
「わかっているわ、それに初産のときは20時間近くかかるって
 テレビで知ったときはビックリしたもの」
「そういう生む苦しみがあるから大事に大事にしなきゃ、って思うんだろうね」
「えぇ」
小会話の後に
「姫子、まだ私たちが寝付くにはまだ早い気がするから、少し
 晩酌でもしましょうか?」
「良いよ、私…お酒弱い方だし」
「私も弱い方よそれに少し酔った方が気持ち良く寝れると思うの」
「じゃあちょっとだけ」
「うん…」
千歌音は冷蔵庫に赴き、アルコールの低めの缶を2本持ち出してくる
「どうぞ、姫子」
「あっ、ありがとう千歌音ちゃん、でもやっぱりチューハイってジュースみたいだよね」
「ええそうね、けれど後から酔いが廻ってくるからあまり多くは飲めないわね」
「ねぇ千歌音ちゃん、なにかテレビ見る?」
「そうね」
千歌音は床に置いてあるテレビのリモコンを手にテレビの主電源を入れ
チャンネルをまわす。
視聴することになった番組は、流行のアイドルが司会のバラエティー番組
内容は料理を取り扱ったものである。
「わぁ~美味しそう 私ああいうの食べてみたいなぁ」
「ええ、そうね私も食べてみたいわ姫子」
視聴すること小一時間
「明日は早いから私たちも寝ましょうか姫子?」
「うん、そうだね」

二人は寝室に向かい
「やっぱり子供の寝顔って落ち着くよね」
「えぇ、けれど私は姫子の寝顔の方が落ち着くわ」
「ち、千歌音ちゃん…」
「さ、寝ましょ姫子」
二人は軽く口付けを交わしベッドへ

夢、けして古くはないものの前世、巫女の使命、同性を愛してしまった苦悩
けれど、最後には繋がったお互いの思い。

切り離された二人の絆。

来世で再び再会を果たし、お互いのすれ違いはあったものの再び紡がれた絆
結婚までとは行かぬものの、身内の中に入ることで同じ場所にいられる歓喜

同性でありながら、異性との交流はなく、宿った新たな生命

そんな、前世から現世にいたるまでの夢を姫子と千歌音はみていた

翌朝
「ひめこママぁ起きてぇ朝だよ!朝」
「っん~~朝って言ってもまだ5時だよぉもうちょと寝てようよ」
「ひめこママ早く起きて、おべんとつくらなきゃ!」
「しかた、ないなぁ…あれっ千歌音ちゃんがいない」
慌てて起き上がった勢いで千羽が目覚めそうになるものの
間一髪、目覚めにはならず。
姫子の後をついて行こうとする雛子だが
「ひめこママ、わたしもついてくぅ」
「だ~め!雛子はお姉ちゃんなんだから千羽と一緒に寝てなきゃ
 それに電車のるとき大変だよ?」
「…はい」
「よしよし…」

最終更新:2007年05月24日 20:02
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