「あっ…!きゃっ…!」
夜の11時…屋敷内の使用人は皆就寝している。
シーツを敷き枕を置くなど千歌音の就寝の準備をしていた乙羽…。
その姿をベッドの上から欲望のままにじっと見ていたネグリジェ姿の千歌音は…。
最後の仕上げに枕を置こうベッドに少し上がった乙羽…その腕をつかむと一回転させ押し倒した。
そのまま瞬時に覆いかぶさる「なっ…お、お嬢様」「しっ!…静かになさって頂戴…」
千歌音にベッドに押し倒され気が動転していた乙羽だが…はっとすると慌てた。
「お、お嬢様……ご、ご冗談が過ぎますっ!」
と。右手を投げ出すが瞬時に千歌音に右手によって手首を押さえられてしまう。
「なっ!」依然として千歌音は黙って見つめたままだ。
仕える主人の行動に混乱していると千歌音が顔を近づけてきた。
膠着している乙羽に顔を寄せると軽く口付けをした。
「んっ……」
初めて交わした二人のキス。
いや、メイド長と令嬢という立場の間柄。
あってはならないことではあるのだが。
千歌音は乙羽の唇の感触をじっくりと堪能しながら確かめるように瞳を閉じている。
乙羽は突然のことに驚き大きく目を開け震えていた。
「んふふ…美味しい」。満足そうに顔を上げた千歌音の唇は水色に光っていた。
「乙羽さん、貴女の気持ちは知っているつもりよ…」
乙羽の心を見透かすようにそう告げる。
「お、おやめください…!」
「乙羽さん…服を脱いで頂戴…」
千歌音の視線を自分の胸元に感じた乙羽は動揺し起き上がろうとする。
が、体制が有利な千歌音はそれを許さなかった。
乙羽を再びシーツの上の押し倒すと乱暴気味にメイド服を脱が…いや、引き裂き始める。
「いやあぁぁ!」乙羽が小さく悲鳴を上げる、愛しい人でも襲われるとやはり女は怖いのだ。
ビリバリ…と破られていく乙羽のメイド服…乙羽はいまの現実を逃避したかった。
乱暴気味に破り捨てられたメイド服の紙切れはベッドの下に放り投げられ。
残ったものは取り除かれ…乙羽が下着姿になったのを確認すると抱きしめた。
「なっ!」と千歌音の右手は乙羽のブラのホックにかかっていた。
「もうおやめくださいっ!」「少し黙ってて頂戴」
非難の声を浴びせるが静かにそう告げられ固まる。
こんな…こんなことが…。ブラのホックを外されていく感触…。
「貴女が欲しいの…わかるわよね?乙羽さん」
冷静に告げる千歌音が怖い、どうして落ち着いて居られるのだ?
しかしそんな乙羽の気持ちなど関係なく…千歌音は乙羽の乳房に被りついた。
「はあっ…ちゅるる……ちゃちゃ……じゅるる…」
そのまま吸い始める。
乙羽はなんとか精一杯の抵抗を試みるが両手を千歌音の左手一本で簡単に封じられてしまう。
少し乙羽が年上とはいえ千歌音は鍛えている…文武両道でもある千歌音に腕力では到底敵わなかった。
「はあっ…うふふ…はあっ…乳首が立ってて熱いわ…感じてるのね?」
「い、違っ!感じてなんていませんわ…」
千歌音が乳首を強く吸う度に大きな声を上げる。
「ううっ…ひぃあ……うぐっ!」
何度も何度も吸う…その度に上がる乙羽の叫び声。
愛している人に犯されていて嬉しい?とんでもない。
千歌音とは同意の上で…したかった、こんな一方的は嫌だ。
夢見ていたのこととはあまりにもかけ離れている。
といってもそれはありえないことだと思っていた。
相手は小娘とはいえ屋敷の主人だ、それに対し自分の立場が使用人…。
千歌音の右手が乙羽の履いてるショーツにかかる。
「お、お嬢様っ…そこはおねがいですからおやめくださいっ」
自分の恥ずかしい場所を…一番観られたくない人に。
しかし両手は千歌音の左手に封じられているためされるがままでしかない。
押さえられている手から抜け出そうと両手で揺らすが…。
千歌音の左手はびくりとも動かない…。
同じ女なのにこうも力に差があるのだろうか?
確かに弓道などで鍛えられている千歌音の腕は頑丈だが…。
乙羽は…ほんとに彼女は姫宮千歌音か?そう疑いたくなった。
しかし、目の前の居る彼女は間違いなく自分が仕える主人だ。
黒長い髪にスラリと伸びた足、胸の大きさ、そしてスタイルの良さ。
水色のネグリジェ姿は神秘的に綺麗だった…。
ショーツなどまたたくまに抜き取られ乙羽は生まれたままのにされる。
抜き取ったショーツを見つめた千歌音は…それをみつめクスッと口元で微笑む。
「くす、私がもう少しいい下着を買ってあげるわ…これじゃあ駄目よ?」
自分が履いていた下着を千歌音に獲られ見つめられる…これ以上の恥ずかしさはない。
「お願いですからもうおやめくださいお嬢様っ!」涙を流しながら言葉を発す乙羽に微笑む千歌音。
興味をなくしたのか乙羽の下着を放り投げると無防備になった乙羽の下半身の割れ目を指で開ける。
「あら、もう濡れてるの…?うふ」
陰部に届いた千歌音の人差し指が割れ目に再び当たる。
「ひぁう…!」
千歌音の指が乙羽の中でゆっくりと回転するように…静かに周り始め。
じゃぶじゃぶと…水気のような音が響き渡る。
「あら、いい音色…くす、聞こえていて?乙羽さん…貴女の音よ?」
「やだっ…そんなこと…おっしゃらないでくだ…あうう!」
真っ赤にして抗議すぐがその乙羽の仕草さえ可愛いと思える千歌音。
「
乙羽の陰部の蜜を見つめると…同じようにまた中指を入れ回し…。
液がたれているのを嘗め回し…「ん…ごくっ…んふふ」
味を堪能すると千歌音は動きを止めた。
泣き崩れている全裸状態の乙羽に歩み寄る…。
「今日は楽しかったわ…くす、もういいわ、出て行って頂戴」
しかし乙羽がまともに声を発っせれるようになるまで時間がかかった。