「千歌音、もっと舌を出しなさい」
「んく…っ、ふ……ちゅ…」
「そう…いい子ね」
前世姫子と熱い口付けを交わす千歌音。
前世姫子の指導の元、舌を出したり、口を大きく開いたり、自ら絡めたりを繰り返す。
千歌音は既に力が抜けているらしく、前世姫子に腰を支えられながら辛うじて立っている状態だ。
それを側で見ていた現世の姫子。はじめは段々ととろけていく千歌音に見とれていたが、時間が経つに連れてその表情は険しくなっている。
そして遂に、前世姫子と千歌音の間に割り込み、ぐいっと二人を引き剥がした。
「姫子さん、キスしすぎです!もうそろそろやめてください!」
姫子がぎゅっと千歌音を抱き締める。
「あら、いいじゃない別に。私は貴女なんだから」
負けじと前世姫子も反対側から千歌音を抱き締める。
「ひ、姫子…?」
突然喧嘩を始めた二人の姫子に挟まれた千歌音は、どうしたらいいのかわからずオロオロしていた。
頭上では二人の姫子が火花を散らしている。
「それでも、この千歌音ちゃんは現世の千歌音ちゃんです。現世の姫子…私の千歌音ちゃんです」
「…『千歌音』と『姫子』に前世も現世も関係ないと思うけれど?私は前世現世関係なく『千歌音』を愛しているのよ」
「あ、あの…」
「…じゃあ、勝負しましょう。どっちがより千歌音ちゃんを愛しているか、より千歌音ちゃんを満足させられるか」
「えっ?」
「いいわ、その勝負、受けましょう。私がどれだけ千歌音を愛しているか見せてあげる」
「えっ?えっ?」
「というわけで千歌音ちゃん」
「というわけで千歌音」
「「もうちょっと頑張ってね」」
その内…。
「ん……やぁ…ちゅっ…」
「ふふ、いいわよ千歌音…そう、貴女は私の言うとおりにすればいいの」
千歌音の両腕の抵抗を奪い長いキスを一方的に交わす前世姫子。
最初は千歌音も嫌がってたが抵抗は全て封じられ…無駄だとわかると大人しくなる。
「な、なにやってるんですかっ!!」
突然現れた姫子、状況に慌てる。
「ふふ…千歌音に貴女は誰のものか身体自信しわからせてあげてただけよ」
いまにも泣き出しそうな千歌音を見てられなくなった姫子が割り込む。
「もうやめてくださいっ千歌音ちゃんが嫌がってますっ!」
「あら、どうしてそう決め付けるのかしら?私とこうしてるほうが千歌音は幸せなのよ」
「そ、そんなの…わ、私だって、私だって!!」
前世姫子を押しのけると姫子も千歌音にキスする。
「ちゅ…はあっ…んん…ひ、ひめ…っ」
「んふ…ほ、ほら、私とキスしたほうが千歌音ちゃん嬉しそうです」
「それは貴女の思い込みでしょ」
巫女服を着ているのが前世姫子で乙橘制服を着ているのが現世姫子だ。
千歌音は当然現世の姫子の肩を持ち前世姫子を非難したいが、前世姫子も容姿、声共に姫子なため。
千歌音は声を出しようがなかった。
「キスだけでは比べようがないわね…姫子もそう思うでしょ?」
「そうだね姫子ちゃん」
「え?…ひ、姫子?」
と、二人とも突然服を脱ぎだした。
「どっちの体が千歌音を感じされるか…比べてみましょ」
「うんっ!!!」
「やっ、ま、待って頂戴…っ」
二人がかりで千歌音の巫女服、下着など全て脱がすと。
前世姫子は千歌音の乳房へかぶりつき、現世姫子は千歌音の陰部の割れ目へ触れた。
「や、やめっ…きゃ、く、くすぐったく、だ、駄目よ…姫子、い、いやぁぁぁ!!!お、乙羽さ……助けっ…」