どんなに誘惑しても、抱いてくれない千歌音ちゃんを女性陣に相談するこんな姫子が浮かんだ…。
姫子「最近、どれだけ誘惑しても千歌音ちゃんが抱いてくれないんです。私どうしたら…」
コロナ「浮気でもしてんじゃないの~?」
乙羽「あの一途なお嬢様が、浮気などするはずはございません!」
ネココ「きっと病気にゃーの!にゃーにゃーがお注射してあげるにゃーの」
姫子「そ、それはちょっと…(千歌音ちゃんに痛い思いはさせたくないし…)」
マコちゃん「いっその事、姫子が押したおしちゃえば?」
姫子「あ、あの…そういうのじゃなくて…」
ミヤコ「まったく…あなた方ときたら…。自ら求めるのではなく、女性として相手から求められ、愛される喜び。あなたは彼女から求めて欲しい…そう言いたいのですね?」
姫子「は、はい…愛されてるのは分かってるんです。でも、いつも私から求めてばかりで…たまには千歌音ちゃんから求めて欲しいんです。」
ミヤコ「その気持ちわかります。私も女性として愛する相手から求められぬ悲しみ…あぁツバサさま…」
姫子「あ、あの…?」
ミヤコ「悩めるあなたにこれを差し上げましょう。」
姫子「何ですか、これ?」
差し出された小瓶のラベルを見るとそこには…
《超強力精力剤》
姫子「せ、精力剤…!でもこれ女性でも効くんですか?」
ミヤコ「大丈夫でしょう、先ほど試したら効果はあるようですので。(ツバサさま…今頃、七の首の所へ…くっ、私のはずだったのに…!)」
姫子「…?と、とりあえず考えておきます。(な、何だろ…ミヤコさん恐い…)」
レーコ「ボーイズラブ…」
その頃、大神神社では…
ツバサ「うおおおぉぉっ!ソウマああああぁっ!」
ソウマ「うわあああぁっ!やめてくれぇっ!ツバサ兄さんあああぁん!」
ソウマが貞操の危機にさらされていた。
すまんソウマ…(´・ω・`)
続き
「お帰りなさい、千歌音ちゃん」
パタパタと走ってきて、玄関まで千歌音を出迎える姫子。
「ただいま姫子」
「先に食事にする?お風呂も用意してるよ。」
「ありがとう、先にお風呂にするわ」
姫子は千歌音の横顔をちらりと見る。
(千歌音ちゃん、少し疲れてるのかな?最近仕事忙しいみたいだし…)
「ごちそうさま」
お風呂と食事も済ませ、後片付けまでしようと千歌音が立ち上がった。
「あ、千歌音ちゃんは休んでて。私がするから…」
「大丈夫よ」
「だめ、疲れてるでしょ?ね、紅茶でも入れるから休んでて」
「…わかったわ。」
姫子に促され千歌音は後片付けを任せる事にした。
姫子は台所へ向かい紅茶の葉を取り出そうと戸棚を開ける。
「あ…」
紅茶の葉の横に置いていた例の薬が姫子の目に入った。
再びラベルをちらりと見ると、そこには《疲れた身体も元気になります》と書かれていた。
(疲れた身体にも効く…?栄養ドリンクみたいな効果もあるのかなぁ?そいえばミヤコさんが…)ミヤコに言われた言葉を思い出す姫子。
『そのままだと怪しいまれるから、何か別の飲み物に混ぜるように…』
姫子がしばらく悩んでいると沸かしていたやかんが鳴った。
「姫子?鳴っているけど…」
「…え?あ…っ」
いつまでも火を止めない姫子を心配した千歌音は声をかける。
姫子はその声にハッと我に返り、火を止めた。
「大丈夫?お茶は私が入れましょうか?」
「だ、大丈夫!ちょっと考え事してたらボーっとしちゃって…すぐに入れるからっ…」
姫子はこちらに向かってこようとする千歌音を必死で止めた。
「……?」
千歌音は不思議そうに首を傾げたが、再びソファーに座った。
姫子はホッと胸を撫でる。
(危なかった…どうしよう…でも、身体には悪い物じゃなさそうだし……ちょっとだけならいいよね…)
姫子は紅茶が入った千歌音のティーカップに、例の薬を数滴たらした。
「はい、千歌音ちゃん」
「ありがとう、姫子」
姫子は千歌音に先ほどの紅茶を出した。
千歌音がティーカップを取り、一口飲む。
姫子は黙ってその様子を見ていたが…。
「…・姫子、もしかして紅茶の葉かえた?」
「えっ!?か、かえてないよ。いつものと同じだよ!」
千歌音の突然の質問に姫子は慌てた。
(もしかして味、変わってたのかな…?)
「あ、その…美味しくなかったかな?」
「いいえ、そうではなくて…いつもと少し味が違うような気がしたの」
(気のせいかしら…?)
「気のせいね。きっと、疲れてるせいかもしれないわ…」
そう言って千歌音はもう一度、紅茶を口に含んだ。
(良かったぁ…よし、次の作戦に…)
姫子は再びミヤコに教わった事を思い出した。
『薬を飲ませたら、後はあなた次第です。相手を精一杯、誘惑なさい。そうすればきっと彼女は応えてくれるはず…。』
姫子は、ソファーに座っている千歌音の横にさりげなく腰をかけた。
姫子は自分のティーカップを取り、紅茶を飲みながら隣の千歌音の様子を窺う。
見たところなんの変化もないようだ。
(あれ…効いてないのかな?もしかして、量少なかった…?)
ふと、千歌音の膝元を見ると本が置かれている。
「千歌音ちゃん、何の本を読んでたの?」
「え、ああ…このあいだ買った小説を…‥っ!」
千歌音が説明しようとすると、姫子が千歌音にそっと寄りかかってきた。
見おろすと、ちょうど千歌音の目線の先に姫子の脚が見える。
しかも今日は短いスカートを履いていて、太股の部分がやたら目につく。
(何を考えてるの…私ったら……)
この暑い季節がら露出が多いのは仕方ないのだが、今日は特に肌の露出が高い気がする。
「…‥!」
すると突然、千歌音の手に姫子がそっと自分の手を重ねてきた。
「…な、何?姫子…」
「千歌音ちゃん疲れてない?最近仕事忙しいでしょ?」
千歌音を見上げてくる姫子。
その可愛らしい顔、わずかに見える胸元、お日様のような体温に千歌音はこくりと息を飲んだ。
(……私…どうしたのかしら、なんだか身体が…熱い。それに…)
千歌音は身体の奥が火照ってくるような熱さを感じた。
「千歌音ちゃん、どうしたの?」
「えっ?あ、い、いえ…何でもないわ」
ボーっとした千歌音の顔を覗き込むと、千歌音は視線を姫子から逸らした。
なんだか頬が赤い気がするが…。
「千歌音ちゃん、疲れてる時は無理しちゃ駄目だよ。何かあったらちゃんと私に言ってね。」
「え、ええ…ありがとう姫子。」
心配そうに見つめてくる真っすぐで純粋な瞳。
千歌音の鼓動が早くなる。
(姫子が心配してくれているのに…私…姫子に…)
姫子の純粋な瞳に罪悪感を感じる千歌音。
先ほどから息がかかるほど密着してくる姫子に、千歌音はドキドキしていた。
姫子が自分の事を心配してくれているとゆうのに、自分自身が汚らわしく感じた。
それなのに、何故だか今日は姫子に対して欲情を抱いている自分がいる。
いつもならそれを抑えるのは簡単なはずのに…。千歌音の気持ちも知らず姫子は肩に寄りかかって身を委ねてくる。
「っ…!」
(そんなに密着されたら…っ…)
千歌音はギュッと目を瞑って耐えようとしたが、身体の芯が燃えるように熱い。
「千歌音ちゃん…」
寄りかかっていた姫子が千歌音を見上げたその瞬間、千歌音の中で何かがプツンと音をたてて切れた。
「ちか…‥んっ!?」
気づいた時には千歌音が姫子の唇を塞いでいた。
「ん…っ…」
キスをされたまま、姫子は腰に手を回され強く抱きしめられる。
「はぁっ…‥千歌音ちゃん…」
「が…つ…いのっ…」
「えっ…?」
「さっきから…身体が熱いの…っ!」
千歌音の顔を見ると、頬が真っ赤に染まっている。
黒い瞳は潤んで、呼吸は乱れていた。
まるで姫子に、欲情しているような瞳でこちらを見つめている。
(千歌音ちゃん、もしかして…薬が効いてるのかも…?)
「私、このままじゃ…姫子にっ…」
欲望に耐えるように千歌音は頭を振る。
なおも欲望に耐えようとする千歌音に、姫子は抱きついて優しく耳元で囁いた。
「我慢しなくていいよ、千歌音ちゃん…」
「姫子…っ!」
その言葉に、千歌音はたまらず姫子をソファーへ押し倒した。
「ん…っ、ちか…ねちゃ…ん」
「ひめ…こっ…」
何度も求めてくる強引なキス。
舌を絡めて、吸われ、溶けてしまいそうな感覚に姫子の身体の力が抜けていく。
ソファーに押し倒された姫子の上には、薬の作用で欲情した千歌音が覆いかぶさっている。
シャツのボタンを外そうとするが、興奮のあまり手がおぼついて上手く外せないようだ。
「千歌音ちゃん、落ち着いて…ほら、こうだよ‥」
姫子は千歌音の手を取って、子供に言い聞かせるようにボタンをひとつひとつ外させる。
前をはだけると胸元が露わになった。
千歌音は下着の上から姫子の胸に触れると、指をブラの中に入れる。
「っ…‥あ‥」
胸の先端の蕾を撫でると、硬く反応した。
ブラを上にたくしあげ、先端の綺麗な蕾が顔を出す。
「んっ…‥」
「あっ‥、千歌音ちゃん‥っ」
千歌音は躊躇うことなく、その蕾を口に含む。
舌の上でその硬さを確かめるように何度も転がした。
夢中になって姫子の胸に吸いついてくる千歌音は、どこか幼い子供のようにも見える。
まるで母親の温もりにでも甘えるような、そんな千歌音に姫子は愛おしさで胸がいっぱいになった。
「姫子…っ…姫子…」
千歌音が姫子の名前を呼びながら、胸から下にさがっていく。
肌に強く吸いついて、身体中に赤い印を残す。
そしてたどり着いたのは姫子の一番大事な場所だった。
「千歌音ちゃん…」 もちろんその場所を晒すのは恥ずかしいに決まっている。
だが一番大事な人だから、千歌音だから見せられるのだ。
姫子は膝の力を抜いた。
「ひめ…こ…」
千歌音は吸い寄せられるように、ショーツの上からその部分に口づけた。
「あぁっ…‥!」
下着の上からその場所をひたすら吸い続ける。
千歌音の唾液か、姫子の蜜か、下着の中心は濡れていく。
もどかしい感覚に姫子は思わず声をあげた。
「千歌音ちゃ…ぁん」
とびきり甘ったるい声で千歌音の名を呼ぶと、下着の端から細長い指が侵入してきた。
そして…。
「……あ…」
千歌音の長い指が姫子の中に入ってくる。
「あっ…ぁ」
姫子の身体がのけ反った。
「っ…姫子…」
その中はきつくて千歌音の指を締めつけた。
指を引き抜いて、もう一度中に押し込むと中が痙攣しているのがわかる。
「姫子の…熱い…」
惚けたような表情で姫子を見つめる千歌音。
姫子の中は熱くて、溶けてしまいそうだった。
それが心地良くて、指の動きを止めていると…。
「あ、やだっ…千歌音ちゃん…」
それを非難するように姫子が千歌音を見つめていた。
姫子に促されて、再び指を動かす。
「あ、っ…」
千歌音は指の動きを早めていく。
「千歌音…ちゃん…」
姫子が千歌音の首に腕を回して抱きついてくる。
「ギュッてして…」
耳元で囁かれ、千歌音は力いっぱい姫子を抱きしめた。
「んっ、ぁ…っ、もう…っ…あぁっ!」
指を奥まで押し込むと、姫子の身体が震えた。
痛いくらいにしがみつかれる。
「はぁ…はぁ…っ」
達したのか姫子は力の入らない腕を千歌音の首から離した。
姫子がぼんやりと天井を見つめていると視界に千歌音の姿が映る。
「姫子…」
「あ…‥」
再び覆いかぶさってくる千歌音を見つめながら、姫子の心は幸せに満ちていた。
数時間後…。
「千歌音ちゃん」
「………」
「千歌音ちゃん、まだ気にしてるの?」
千歌音はソファーの端で叱られた子供のように、しゅんと肩を落として落ち込んでいた。
目を覚ました時、薬の効果が切れていたらしく我に返った千歌音は姫子の姿を見て自分のした事にショックを受けたらしい。
それからずっとこの調子だ。
「ね、千歌音ちゃん。気にしないで、千歌音ちゃんは別に悪いことしたわけじゃないから…」
「だ……って」
「え…?」
「だって、私っ…姫子を無理やり…」
あの後、薬の効果が切れるまで千歌音は何度も姫子を抱いた。
それを微かに覚えているらしく、自分が無理やり姫子を襲ったと思い込んでいるようだ。
千歌音の瞳にはうっすらと涙が滲んでいる。
(千歌音ちゃん…可愛い…)
千歌音には申し訳ない気持ちでいっぱいだが、自分をそこまで想ってくれる千歌音が嬉しくて、いじらしくて、愛おしい気持ちで胸が溢れそうだった。
「千歌音ちゃんのせいじゃないよ。それにね…」
姫子は千歌音の背中に抱きついた。
「私、嬉しかった…だって千歌音ちゃんから抱いてもらうの久しぶりだったんだもん…」
「姫子…」
「ね、だからもうそんなに落ち込まないで。」
姫子の優しい言葉に、千歌音の胸のつかえが少しずつ取れていく。
「千歌音ちゃんは我慢しすぎだよ。私、千歌音ちゃんにならいつだって…だからもう我慢しないで、お願い千歌音ちゃん。」
「姫子…‥ええ…わかったわ…」
千歌音は姫子の方へ振り向いて照れたように微笑んでくれた。
「ねぇ、千歌音ちゃん…まだ疲れてる?」
その言葉の意味を理解した千歌音は頬を染める。
「まだ疲れてるなら、ベットに行って2人で休まない?」
「あ…‥そうね、もう少し…2人で休みたいわね。」
2人で熱く見つめ合って手を繋いで寝室へ向かう。
(今度、ミヤコさんにお礼言わなきゃ…)
千歌音の腕に抱きつきながら、姫子は幸せそうに微笑む。
まだ夜は始まったばかり。
もう2人に薬は必要なさそうだ。