2日続けて爆弾の爆弾投下予告
注意
1.まさかの新シリーズの予感 乙×千歌です。甘ズッパーな学園ラブ
(以前百合萌え板でネタになった介錯氏の小冊子にあった(らしい)先輩乙羽さん、後輩千歌音ちゃんの話)
2.姫子は一切出てきません、転生も関係なし。故に裏切りではない
3.どこかで見たことがあるようなラスト
4.エロだがやっぱり期待してはいけない
5.キャラ崩壊は否めない、今回はマジで
6.やっぱりここに書く注意書きが多い
放課後の部活動を終えた女子テニス部の部室
部員を全員帰らせた後、夕焼けの差し込む暗い部室で見つめ合う2人の生徒がいた
数多くいる部員全員をまとめ確かなリーダーシップを持つ3年元キャプテン如月乙羽と、
ずば抜けた身体能力を持つ実力№1エース兼現キャプテン2年姫宮千歌音だった
2人は良き先輩後輩の関係にあり、乙羽も引退した後学業に追われながらも千歌音の練習に付き合っていた
互いに容姿端麗、文武両道であり信頼しあう2人の絆の固さは各部員の憧れだった
しかし彼女らには他の部員や生徒には知らぬもう一つの関係があった
「お嬢様…」
優しい口調で言う乙羽、しかし千歌音は首を振り
「乙羽さん、ここは屋敷ではなの。いつもの様に振舞って」
絶大な権力を誇る姫宮家の一人娘である千歌音、乙羽はその姫宮家に代々仕える従者だった
年齢は乙羽の方が上でも千歌音は自分が仕える主人には変わらない
しかし2人は学園ではその関係を伏せ、乙羽は千歌音を「千歌音」、千歌音は乙羽を「如月先輩」と呼びあい
乙羽は千歌音に対し馴れ馴れしい言葉遣いで接するようにし、対照的に千歌音は乙羽に丁寧な言葉遣いで接するようにしていた
それは同じ学園に入学してきた千歌音からのお願いであり、はじめは抵抗があった乙羽も苦労したが千歌音の頼みに頑張ってようやく慣れたのだ
しかし2人きりになるとついクセで屋敷で呼び合う名を言ってしまう
「ふふ、ごめんなさいね、千歌音?」
言い直し自分を千歌音と呼ぶ乙羽に千歌音は嬉しそうな笑みを浮かべる
姫宮の屋敷に戻れば2人の主従関係は絶対のものになってしまう
いくら千歌音も主人とはいえ姫宮の公務をこなす中、数多くいるメイド達の中で乙羽だけを特別視する訳にもいかず、乙羽を姉以上に慕っている千歌音はそれが嫌だった
僅かに許された何にも縛られないこの一時が好きだった
そして2人にはもうひとつ誰にも知られてはならぬもう一つの関係があった
「如月先輩…」
千歌音は頬を染め乙羽に近づき首に腕を回し抱きついた
「もう、甘えん坊ね千歌音は」
胸元に顔を埋め心地良さそうに目を閉じてる千歌音の腰を抱き返した
千歌音は目を開き、乙羽と目を合わせるとそっと顔を近づけ唇を合わせた
2人は、恋人同士だった
先輩と後輩という関係を、主人とメイドの関係をも超え愛し合っていた
部活を終えた放課後、屋敷に帰るまでに許されたこの僅かな時間、2人は逢瀬を繰り返していた
重ねるだけの口付けが徐々に熱く深いものに変わっていく
静かな部室に響く水音
どちらともなく舌を絡めはじめ、乙羽の手が千歌音の胸に伸びゆっくりと揉んでいく
「ん…はぁ、ぁ、先輩…私、汗かいて…」
キスの合間に乙羽の名を呼び、胸を揉む手に自分のを重ね恥ずかしそうに言う千歌音
しかし乙羽の手は止まらない、重ねるだけの手の千歌音がこれから始まる情事を嫌がってる訳じゃないのを知ってるからだ
「いいわ、それに誘ってきたのは千歌音でしょう?」
笑みを浮かべながら乙羽は千歌音の口を封じたまま、千歌音の髪を一つに束ねていたリボンを解いた
室内にある大きな机の上に千歌音の上半身を優しく倒すと、千歌音の長い髪がゆるやかに広がる
2人分の体重に机は耐えられないので肌と肌を重ねることは出来ないが、燃え上がる2人にそんな事は関係なかった
そのまま千歌音の練習着のポロシャツをたくし上げていくとブラが露になる
「見るたびに大きくなるわね、千歌音の胸は」
じっくりと見る乙羽の視線が恥ずかしくて首に腕を絡めたまま顔を真っ赤にする千歌音
「ゃあ…如月先輩だって大き…あっぁ!」
指でブラを少しずらすと先の固くなった胸の先端がぷるんと出てきた
乙羽は迷わず出てきた先端をちゅぱちゅぱと音をたててながらしゃぶりつく
ほんのり汗の味がし、それが余計に旨みを増しているようだった
舌で転がしたり、軽く歯を立てたりを来りかえしながら千歌音のブラのホックを外し、覆うもののなくなったほんの少ししこりのある両の胸を優しく揉みほぐしていき、舌も交互に先端の蕾を舐める
その愛撫に口に手の甲をあて小さく喘ぎながら目を固く閉じてる千歌音は小刻みに震え机がキシ…キシ…と揺れ始めた
そのまま両胸を揉んだまま、舌は下に下がっていく
へそまで舌が辿り着いたとき、ミニスカートをまくり乙羽は千歌音の足を持ち上げブルマとショーツを一緒に脱がそうとしていた
「やん…!」
気付き紅潮した千歌音が恥ずかしさに咄嗟に手を伸ばすが、間に合わず足を取られブルマとショーツはするっと取り払われてしまった
そして乙羽は千歌音の両膝を持ち、左右に広げた
乙羽の手によって脱力させられた千歌音の体は抗おうにも易々と受け入れる
「綺麗よ…千歌音のここ」
うっとりと千歌音の濡れてキラキラと輝く秘所を見る、そして吸い込まれるかのようにしゃがんで千歌音のそこに顔を近づけていく
恥ずかしさに再び千歌音は乙羽から顔を逸らし目を閉じた
机の軋む音と甘い弾む息が静かな部屋に響く
「ちゅ…はぁ…む…んっ」
乙羽は甘い匂いのするそこに口付けを落とし、割れ目を下からちろちろと舌の先でなぞり蜜をすくっていく
蜜を含んだ舌で千歌音の敏感な突起も舐めてやると机が大きく軋んだ
「あぁ!はぁ…っく!」
机に手をつき体が強張っていく、起き上がりたいのに震える足は乙羽がしっかりと押さえられていて両肘をついて体を起こすことしか出来ない
その千歌音の様子を舌を動かし甘い蜜を舐めとりながら上目遣いで見ていた乙羽の口元は満足げに微笑んでいた
長い舌を千歌音の中へと挿し込み、上壁を舐めると千歌音は「あぁっ!」っと声をあげ大きく体を反り返した
そのまましばらく顔を前後に動かしながら舌で千歌音の中を犯していく
ますます蜜壷から溢れる愛液がちゃぷちゅぷと水音をたて、僅かに揺れる千歌音の腰で机の軋む音がリズム良く響く
しかし舌の長さでは乙羽も千歌音も満足しない
焦らす乙羽の愛撫に千歌音の腿が足りないと訴えるかのように動き出してきた
そろそろ頃合だろうか…
一度舌を抜き指を入れようとして千歌音を見たとき、乙羽は驚いた
「…泣いてるの?千歌音」
千歌音は泣いていた
肩腕で目を隠していても頬に伝う涙が見え、小さくしゃくりあげている
「ご、ごめんなさい!…何か嫌だったの?」
口元をぬぐい立ち上がって慌てて謝る乙羽、一方的な行為に千歌音が嫌がってたのかも知れないと思ったのだ
しかし千歌音は首を左右に振り「違う…そうじゃ、ないんです…」と小さな声で答え言葉を続けた
「あと少しで…如月先輩が、いなくなっちゃうって…思ったら、急に…」
あと半年もすれば乙羽は卒業する
卒業すれば乙羽は高校には進学せず、その身は千歌音の手となり足となり生涯を姫宮家に捧げる
そうすると…この隠し続けてきた2人の関係に終わりが来てしまう
「私が、姫宮の娘なんかじゃ…なければ…ぐすっ、良かったのに…」
そうすればこの関係が一生続いたのかもしれない…
千歌音は抱かれながらそんな事を考えてしまっていた
普段絶対に見せる事のない姫宮の令嬢から普通の少女の千歌音の姿と自分を責める千歌音に
胸が締めつけられ、乙羽は自分の胸元をグッと握り締めた
そうじゃない…そうじゃなければ私はお嬢様と…
「違うわ、千歌音…」
すすり泣き千歌音を抱き起こし優しく抱き締めてあげながら乙羽は言う
「千歌音が姫宮の娘だから、私が姫宮に使える如月家の娘だから私達は出会えたの」
幼い頃初めて訪れた姫宮家で出会ったあの日、今でも忘れぬ怯えていた自分に向けてくれた千歌音の優しい笑顔
「私にとって貴女は高嶺の花だった、決して手の届かない遥か彼方の人…」
その日からもう乙羽は恋に落ちていた、そしてその恋は叶わなぬ恋だと思い隠し続けてきた
「夢のようだった、貴女が想いを伝えてくれるなんて」
千歌音から自分を愛してると告白を受けたとき、信じられなくて千歌音を困らせてしまった
「そして貴女に口付けをして、こうして自分の腕で抱き締めて体を重ねることが出来たのだなんて」
その2人が愛を確かめるのにそう時間は掛からなかった
千歌音をぎゅっと抱き締め、千歌音も乙羽の背に腕を回した
「本当に幸せだったわ」
でもはじめから分かっていた、これは永遠には続かない関係なのだと
「私はそれだけで満足よ、だからもう泣かないで」
自分自身に言い聞かせるように、自らの運命を受け入れ、愛し合えた事実をいつまでも胸に閉まっておこう
「私は貴女をずっと…ずっとそばで見守るわ」
いつか千歌音に訪れるだろう、自分以外の運命の人が現れてもきっとこの想いだけは変わらない
「愛してるわ、千歌音…」
「如月先輩…」
夕焼けに染まる部室、抱き合う2人は再び唇を重ねた
半年後…
「いってらっしゃいませ、お嬢様」
学校へと登校する千歌音を深々と頭を下げ見送る大勢のメイド達の先頭に立つ黒のメイド服に身を包んだ乙羽
「行ってきます、乙羽さん。屋敷のことはよろしくね」
キリッとした態度で振り返る千歌音
その言葉の裏に隠された見えない固い揺るぐことのない信頼の絆で結ばれた2人
目と目が合うと2人は静かに短く微笑んだ
そして目を閉じくるりと千歌音は踵を返し車まで歩いていき、乙羽はグッと綺麗になった主人の後姿を
車に乗り込んで見えなくなっても、走り去る車が見えなくなるまでいつまでも見ていた
そしてドアを閉め振り返り、両手をパンパン!と大きく叩く
「さぁ、みんな次のお仕事に取り掛かりますわよっ!」
晴れの姫宮邸、今日も姫宮の屋敷に乙羽の声が響いていた
END