爆弾投下予告
注意
1.しつこくまた前世です
2.久しぶりのエロ。だいぶ不発気味
3.甘いような酸っぱいような…糖度50%?
4.注意書きが少ないことが要注意
宵も更けた来栖川の屋敷
今宵も姫子は千歌音のいる淡く蝋燭の灯がともる離れへと訪れ、筆を手に取っていた
「……」
しかし今日の絵を描く姫子の顔はいつもの穏やかさがなく少し顰めているように見える
筆が思うように進まず姫子は絵を描くのを止め、はぁっと小さくため息をつき筆を置いてしまった
「姫子?」
「……」
今まで途中で筆を置いたことがない姫子に向かい合うように布団の上に座っていた千歌音は首を傾げた
ここに来た時も姫子はいつもよりも言葉が少なく、「どうしたの?」と聞いても「何でもない」と返され少し心配していた
姫子はそのまま無言で千歌音に近づき、縋るようにぎゅっと抱き付いてきた
「どうしたの?姫子」
「…別に」
目を閉じて胸に顔を押し付けている姫子は大きく息を吸い込んでから千歌音の問いかけにやや冷たい声で答えた
姫子の怒ってるのか甘えてるのか分からぬ態度に困ったように千歌音が笑うと、姫子はそのままぐっと力をいれ千歌音を布団に押し倒した
「きゃっ!」と、倒れた拍子にぱらっと千歌音の髪を結っていた紙紐が解け、長い黒髪が布団に広がる
そのまま姫子は倒れた千歌音の手首を軽く押さえ組み伏せる
「…ひ、姫子?」
「……」
何も言わずに真剣な表情で自分を見つめる姫子に驚きながらも思わず千歌音は頬を染め胸の鼓動が高鳴る
「どうし、んっ……っ」
言葉を続けようとする千歌音の小さな唇を姫子は自分の唇で塞いだ
事態を乗り込めてない千歌音の唇を何度も啄み、僅かに千歌音の口が開くと姫子は口を割って舌をいれ、千歌音のと絡め合わせていく
「はぁ…ちゅ…っ…ぁ…んっ…」
部屋に響く水音
いつもとは違う姫子の性急な求め方に少し戸惑いながらも、一方的ではあるが決して乱暴ではない事は分かる
骨ごと溶ろけてしまいそうな甘い蜜の味のする姫子の濃厚な口付けに千歌音は目を閉じ姫子を受け入れ、いつの間にか夢中で舌を絡めていた
抵抗する意思の無い千歌音に姫子は手首を掴んだ手を離し、寝衣の上からでも十分な大きさの千歌音の胸の膨らみを両手で大きくゆっくりと揉みだすと千歌音の体がピクリと跳ねる
「ぁっ…むぅっ…あ、あぁ…っ」
口付けの合間から漏れる千歌音の甘い声が姫子の胸を揉む手の動きを強くし、いつもよりも興奮しているのか体を使って弾力性のある千歌音の胸を何度も何度も揉み体を擦り合わせている姫子の息も自然と荒くなっていく
布越しに重なる千歌音の肌も姫子の肌もお互いにどんどんと熱くなっていく
本能が先走る姫子は一度胸を揉むのを止め、舌を千歌音のと絡め合わせたまま千歌音の帯に手をかけサッと解き千歌音の寝衣の前を左右に広げ白く華奢な体を自分の前に晒す
そのまま自分の帯も解き、邪魔そうに寝衣を脱ぎ捨て一糸纏わぬ姿になると口を一度離し、千歌音の裸体に自分の体をぴったりと重ね合わせた
暖かな姫子の温もりに包まれ熱く荒い姫子の息が千歌音の首にかかると、情熱的に自分を求める姫子に千歌音は何とも言えぬ幸福感に包まれ微笑んだ
「姫子…どうしたの?」
そう熱っぽく耳元に問い掛けながら重ね合わさった肌の温もりをもっと感じられるよう千歌音は愛しい姫子の背に手を回し優しく抱き締めた
抱き締められた姫子は千歌音の問いに答えず、体を弄り首筋と鎖骨にそれぞれに口付ける
「もう…ゃん…っ!ぁ…」
千歌音が擽ったそうに身を捩ると自分の胸と合わさっている千歌音の胸の先端が硬くなっているのが良く伝わる
「千歌音…」
姫子は体を少し起こし、上気した目で千歌音のその固く勃っている桜色の蕾を見つめ顔を近づけて引き寄せられるように口に含んだ
「んぁ…っ」
口に含んだ蕾を舌を使って赤子のように吸いあげると千歌音の体が少し弓なりに反る
「ふぁ…っん、はぁ…」
そのまま蕾に熱い息を吐きかけ舌先で転がし片手は空いている方の胸を掬い上げるように揉み、もう片方ほうの手は千歌音の太ももやお尻を撫でていく
止まらぬ姫子の愛撫にぴくんぴくんと千歌音は素直に反応する
口付けを落としながら姫子の顔が腹の方へと下がっていくと、千歌音の手は名残惜しそう姫子の背から離れた
そして姫子は一度体を起こし、膝をたてていた千歌音の白く柔らかい内腿に口を移し舌を這わせた
「っ!はぁ…んぁっ…!…ひめ…こ…」
舌を腿の付け根の方に近づくと千歌音の腰がぴくんと疼く
すぐそばにある千歌音の潤った綺麗な其処が熱をもって姫子を待っている
誘うように甘い香りのする其処に姫子はそのまま腿に手をかけ足をもっと開かせ顔を近づけて千歌音の股に顔を埋めた
口先で柔らかな茂みを掻き分け、舌で愛液の溢れている秘裂を舐めあげる
千歌音はぴくっと顎があがり「あぁ…ん…」とくぐもった官能的な声をあげる
背筋がぞくぞくするようなその甘い声に姫子はぴちゅぴちゅと水音をたてながら舐め、そのまま少しだけ顔を覗かせていた突起を舌先でぎゅっと押した
「――っ!」
強い刺激に千歌音の体は跳ね、姫子は千歌音の浮いた腰を押さえた
蜜壷からはくぷっとさらに愛液があふれ、姫子はそれを丹念に舐め取り舌をその蜜壷の中へと差し込んだ
「んんっ!…くはっ・・・ぁ、ぁ…んっ!」
柔らかな膣壁の上部を舌で刺激され、その続く快感に千歌音は目尻に涙を浮かべる
行き場のない千歌音の右の手は布団をぎゅっと力いっぱい掴み耐えようとし、もう片方の左の手は声が漏れないよう口元にあてる
しかしそれに気付いた姫子がぱっと口元の手を掴み、指と指を絡めた
「あっ…!」
「…もっと声を聞かせて、千歌音」
非難めいた千歌音の声に姫子はポツリと返す
姫子が喋ると唇が敏感な赤くなった突起にほんの少しだけ触れ千歌音が小さく痙攣し、絡められた指をくっと握る
「ぁっ…やん、恥ずかしい…」
幾度抱かれても声を出すのが恥ずかしい千歌音は姫子から顔を逸らす
「大丈夫、ここの声は屋敷には届かないわ」
「でも…っふぁ!」
まだ抵抗のある千歌音に姫子は迷う余裕を与えんとばかりに不意にちゅうっと強く突起に吸い付いた
「んああぁっ!はぁっ…ダメっ…ぁん!…ふ、ぁっ!」
突起をさらに姫子は舌で舐めたり押したりと激しく刺激すると、遮るものがなくなった千歌音はさっきよりも大きな声で喘いだ
泣いてるかのような甘い甲高い鳴き声。目を固く閉じ、体中を走る快感に体を振るわせている
「千歌音…っ」
もっと近くで千歌音の喘ぐ声が聞きたい姫子は千歌音に覆い被さり、絡めていた指を離して千歌音の其処にあてがった
十分に潤い溢れかえっている其処に指を上下に滑らせるとさらに愛液は溢れくちゅくちゅと大きな卑猥な音が部屋内に響く
「んっ…はあっ!…ん、んん!…あぁっ!」
愛される喜びと快感に千歌音はあられもない声がでる羞恥を忘れ姫子にしがみつき体を密着させる
息が淫らになっていき無意識に指の動きにあわせて微かに腰が動いていく
「あぁあっ…っ!ん…ぁん、あ、あぁ…んっ!」
切羽詰っていく千歌音の声。腰が浮き、声を震わせながら脚が突っ張っていく
純粋無垢な千歌音の色っぽく乱れた顔を愛しそうに見つめていた姫子は千歌音の一番感じるところをきゅっと摘んだ
「っぁ!ひめ、ぁあああーーーっ!」
大きな声をあげ千歌音は仰け反り姫子の腕の中で達した
「千歌音…」
力が抜け余韻で引きつく熱く火照った千歌音の体の上に、姫子は自分の体をそっと重ね小さな声で呟き目を閉じた
「もう…どうしちゃったの今日は?」
「……」
目を閉じて胸に顔を預け黙っている姫子に体力が戻った千歌音は優しく声をかける
情事を終え、冷えた部屋で裸のまま2人で布団に潜り込んでいたのだが、姫子は千歌音に抱きついたままだった
いつもなら抱き締めてくるのに今日は甘えるように抱き付いている
ちょっと苛ついてるように見えた今日の姫子の態度に千歌音は何となく察しがつき、姫子の頭を撫でた
「また乙羽さんと喧嘩でもしたの?」
「……っ」
優しく聞く千歌音に姫子は何も答えずに、ぎゅっとさらに抱きついた
どうやら図星のようである。しかもこの様子を見ると負けたのだと見受けられる
子供のような姫子に千歌音はクスッと笑みが零れた
「もう、仕方ないのだから。乙羽さんは良い人よ?」
「分かってる。ちょっと普段の生活のことでお小言を言われて苛々してただけよ」
頭を撫でながら慰める千歌音に姫子は少し恥ずかしそうに顔をぽふっと胸に埋めた
「すまないわね…」
人の悪口を言わない姫子は抑え切れなかった感情を千歌音を思い切り抱きぶつける事で解消していた
「いいえ、もう機嫌は直った?」
珍しくしおらしく謝ってくる姫子に千歌音は優しく頭を抱いて問うと、姫子は幸せそうに「ええ」と答えながら頷いた
千歌音は姫子がそれで笑顔になってくれるのであれば例え強引だろうが構わなかった
一方的であっても姫子の抱き方には思いやりがある。最中も体の弱い自分に無理が無いように、声や反応を気にしていてくれるのを抱かれる千歌音自身が一番良く分かってる
安心した千歌音は姫子の頭をを再度抱き締めにっこりと微笑んだ
「でも『皆の姫様』は色々と大変なのよ。言葉遣いだの振舞いだのって」
千歌音の柔らかな胸でちょっと疲れてるような声でぽつりと言った
姫子は村では村の長の一人娘として、陽の巫女として恥じのないように振舞わなくてならない。皆の期待に答え幼い頃から常に先頭に立ってきた
加えて誰にでも平等に優しく接する為皆から憧れ慕われている。その為学校では常に取り巻きに囲まれ1人で休む暇が無い屋敷でも自分の周りには誰かしら付き添っている為ゆっくり寛ぐことも余り出来ない事を千歌音も知っている
「人気者は大変ね」
いつも自分にしてくれるように、疲れた姫子を癒してあげるように頭を撫でた
「そうしていたら周りが勝手にくっ付いてきてるだけよ」
小さくため息をつき、さほど関心の無さそうな声で答えた姫子にとって皆から憧れの眼差しを向けられる『皆の姫様』でいる事は何の価値もなかった
「じゃあ今ここで私に抱きついてる『皆の姫様』は?」
甘える姫子の頭を撫でながら笑顔で聞いてみた
「『千歌音だけの姫子』よ」
迷いなく答えたその偽りのない姫子の言葉に千歌音は少し恥ずかしそうに、だがそれ以上に嬉しそうに微笑んだ
姫子にとって姫様として皆から崇められることよりも、千歌音ただ一人が自分を想ってくれる事のほうがこの世の何よりも価値がある
千歌音は唯一姫様と呼ばれる身分を捨て、一人の人間として自分自身を晒せる存在、千歌音ただ一人だけ自分の傍にいて隣で笑ってくれれば良いのだ
千歌音にしてもいつも気丈に振舞う姫子が羽根を休め素の姿を自分に晒けだし、疲れた心を癒してあげれる立ち木でいられることを嬉しく思う
「でも明日の朝になればまた『皆の姫様』に戻らなきゃいけないわ」
淋しそうに言い、姫子は千歌音を抱く腕に力を込めた
「…そうね」
悲壮な姫子の言葉を受け、瞼を落とし千歌音も姫子の柔らかな体をぎゅっと抱き返した
ずっとこのままでいたい、だが永遠には続かないと分かっているこの至福の時
明日になればまた何事もなかったかのように姫子は村長の娘として、千歌音はそれに仕える一人の下女として変わらぬ日常が訪れる
―だからせめて、あともう少しだけこのままで…
姫子が部屋へと戻る残された僅かな時間
2人は互いの温もりも惜しむように強く抱き締めあっていた
END