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姫宮邸リレーSS

神無月の巫女 エロ総合投下もの

姫宮邸リレーSS

 

    「ふぅ…」
    夜、自室でお仕事中の千歌音ちゃん。
    一息ついた時ちょうど部屋をノックする音が。
    「千歌音ちゃーん、お茶が入ったよ」
    「ありがとう、姫子」
    トレイにお茶を乗せた姫子が入室。
    転生後、再会した2人はマンションで暮らしていた。
    千歌音ちゃんの仕事机の横に座り、たくさんの書類の山を見る。
    「お仕事終わりそう?」
    「ん?ええ、あともう少しで終わりそうよ」
    姫子の問いに一度書類に目をやり淹れてもらったお茶を啜りながら答えた。
    「ご馳走様、美味しかったわ」
    しばし談笑しお茶を飲み終えた後、仕事に戻ろうと机に向き直す千歌音ちゃん。
    いつもなら姫子は仕事の邪魔をしないよう部屋を去るのだが、今日は席を立たず恥ずかしそうにもじもじしている。
    「どうしたの?姫子」
    「邪魔しないから…隣にいてもいい?」
    恥ずかしそうに尋ねる姫子、千歌音ちゃんは断るはずがなかった。
    「ふふ、どうぞ」
    笑顔で返すと姫子も嬉しそうに笑った。
    そして椅子に座りなおし千歌音ちゃんの邪魔をしないよう大人しく仕事を見ていた。
    しばらくスラスラと万年筆の滑る音だけが響く部屋で姫子がそっと話しかけた。
    「千歌音ちゃん…」
    「なあに?」
    「明日は一緒にお出掛けできる?」
    子供が母親に甘えるような口調の姫子の言葉に千歌音はハッとした。
    「(そういえばここの所忙しくってまともに姫子とゆっくり出掛けられていなかったっけ)」
    姫子の為と一生懸命仕事するのもいいが当の本人が淋しくては意味がない…か。
    千歌音ちゃんは万年筆を置き、姫子と向き合った。
    「うん、行きましょう」
    千歌音ちゃんの言葉に姫子の顔がぱあっと明るくなる。
    「本当に?」
    「ええ、姫子はどこに行きたい?」
    「えーとね、私ね…!」





    姫宮邸、玄関。
    「じゃあ千歌音ちゃん行ってくるね」
    「ええ、気をつけてね」
    今日姫子は高校の旧友の真琴と遊びに行く約束をしていた。
    「早乙女さんに宜しく言っておいてね」
    千歌音も誘われたのだが、自分がいては真琴が気を使ってしまうと思い遠慮したのだ。
    「うん!あまり遅くなる前に帰るね」
    子供のような無邪気な姫子の笑顔。
    さっきまで一緒選んでいた服がとても良く似合っている。
    「大丈夫よ、ゆっくりしてきて?」
    しかしいざ遊びに行く姿を見送るとなると淋しいと思ってしまうのは独占欲だろうか?
    いつかのようにこのまま姫子がどこかに行ってしまう不安はない。
    それでもまた1人で姫子の帰りを待たなくてはならない。
    今自分はキチンと笑えているだろうか…?
    ダメ…、今はちゃんと笑顔で姫子を見送らなきゃ。
    「いってらっしゃ……んっ」
    紡ごうとした言葉は柔らかな姫子の甘い唇によって塞がれた。
    「ひめ、こ…?///」
    突然のキスに千歌音は目を丸くしたが姫子はにこにこと笑顔のままだった。
    「ねえ千歌音ちゃん」
    「?」
    「今日はちょっとしかいられないから…」
    千歌音の手を包み込み、少し恥ずかしそうに口を開いた。
    「今夜は一緒のベッドで寝ようね?」
    千歌音の心を見抜いているかのような言葉。
    暖かな手の温もりにお日様のような笑顔。
    自分の中のちっぽけな孤独を取り払うのには十分だった。
    「うん、待ってるわ」
    迷いのなくなった千歌音の笑顔。
    姫子も満面の笑みを送る。
    「じゃあ行って来ます!」
    「いってらっしゃい」

    もうあの日のように1人で待つことも苦じゃなくなり、逆に楽しみになるなんて。
    大きく手を振り去っていく姫子の後姿を千歌音はいつまでも見ていた。


    別に姫宮邸じゃなくてもいーんじゃね?って突っ込みはなしで
    姫宮邸だと別々のベッドで寝てそうだよね



    「もう! 千歌音ちゃんなんて知らないっ!」
     姫子は、一人、自室で怒っていた。
     千歌音の屋敷でお茶をしていたとき、二人は些細なことで喧嘩をしてしまった。
     いたたまれなくなった姫子は、泣きそうな顔をしながら、その場から走り去ってしまった。
     呼び掛ける千歌音の声に振り返ることもなく。
     ピンポーン。
    「……? 誰?」
     姫子は、チャイムに促されて玄関へと向かった。
    「はーい。どちら様ですか?」
    「宅配便です。お荷物を届けに上がりました」
     姫子が玄関のドアを開けると、そこには巨大な白い箱があった。
     目を丸くする姫子に、配達員が紙を差し出した。
    「すみません。ここに印鑑かサインを」
     姫子は、サインをするとき、ちらりと差出人名を確認した。
    『千歌音ちゃんからだ』
     姫子は、サインを終えると、玄関を通過出来るか否かというほどの箱を、
    配達員二人に室内へと運んでもらった。
    「こんなに大きな箱に、何が入っているんだろう……」
     ピリピリとテープを剥がすと、簡単に箱を解体することが出来た。
    「えっ!?」
     箱が崩れ、姿を現した中身は、超巨大なテディベアだった。
     かわいく尻をついてお座りをしているものの、高さは優に160センチほどはあろうか。
     売っているのを見つけることすら困難な代物だ。
     そのテディベアの首元には、一枚のカードをぶら下げていた。
     姫子は、カードに書かれている文面に目を通した。
    「さっきはごめんなさい 千歌音」
     それは、千歌音からの謝罪メッセージだった。
    「千歌音ちゃん……」
     姫子は、ぎゅっ、とテディベアに抱きついた。
    「ううん。私の方こそ、ごめんなさい……」
     目を瞑ると、テディベアの温もりが、まるで千歌音のものであるかに感じられる。
    「そうだ」
     姫子は、急いで電話を手にした。
     繰り返し聞こえる呼び出し音がもどかしい。
     数度のコールの後、先方が電話に出た。
    「もしもし、千歌音ちゃん。あのね、私――」

    -終-

    喧嘩はなさそうなら…


    「ごめんね、姫子」
    心底申し訳なさそうな表情で玄関に立つ千歌音。
    せっかく今日は姫子と一緒に出掛ける約束をしてたのだが、今朝になって千歌音に急な仕事が入ってしまったのだ。
    「出来るだけ早く帰ってくるから」
    「うーうん、平気。私は大丈夫だから!」
    いつものように笑って千歌音を送り出す姫子。
    文句も言わないからこそ辛い…。
    「それじゃあ、行ってくるわね」
    「うん、いってらっしゃい」
    バタン…。

    名残惜しげに千歌音が玄関から出て行き、1人玄関に残された。
    トボトボと重たげに足を引きずりながらリビングに戻り、ソファーに腰掛けた。
    「…ふう、仕方ないんだよね」
    千歌音は由緒正しき姫宮家の大事な一人娘であり、跡取りでもる。
    その千歌音に仕事と自分がどちらが大事かなんて天秤にかけさせるつもりはない。
    十分すぎる程大切にされているし、愛されている。
    だから笑顔で送り出すことが出来る。
    でも…。
    「淋しいよ、千歌音ちゃん…」
    目にこみ上げる涙を堪え切なさを覆い隠すようにソファーの上で体を抱きしめた。
    そのまましばらくいじけていると「ピンポーーン」と玄関のチャイムの音が響いた。
    慌てて目元を拭い誰だろうと玄関を開けると大きな箱を持った宅配便のお兄さんが立っていた。
    言われるままサインを済ませ荷物を受け取ったあとリビングに戻る。
    「え?千歌音ちゃんから…?」
    差出人を見てみると見慣れた字で千歌音の名が書かれていた。
    何だろうと箱を開けると…。
    「わぁ、可愛い…!」
    中に入っていたのは白いふわふわの毛並のあるテディベアだった。
    抱きしめたくなるほどの可愛さに取り出してみると一枚のカードがパラッと落ちた。
    「…?」
    拾い上げてみるとそこには『いつも淋しい思いをさせてごめんね』と書かれていた。
    千歌音からの精一杯のお詫び。
    1人で待つ自分を淋しがらせないように家を出た後わざわざ送ってくれたのだ。
    その気持ちが嬉しくてテディベアを抱きしめると心がじん…と温まる。
    「ありがとう、千歌音ちゃん」
    そう言って感謝の気持ちを込めてテディベアの口にそっと口付けた。




    「はぁ…はぁ…」
    さんさんと雪が降り積もる夜、苦しそうな呼吸が響く来栖川家の離れの一室。
    「大丈夫、千歌音?」
    「はい…。何とか…」
    姫子に見守られながら布団に寝かされている千歌音。
    連日大雪が降るほどの寒さに体調を崩してしまっていた。
    「…おかしいわね、全く薬が効かないだなんて」
    同じく付き添っている乙羽も千歌音の額に手をあて険しい表情をする。
    付きっ切りで乙羽が看病してくれているのにも関わらず、以前熱が高い状態が続いていた。
    手ぬぐいを絞り額に置いてやると重苦しい空気の中乙羽が口を開いた。
    「ここではダメね」
    「え?」
    「ここまで酷くなるなんて。今日は姫宮さんを私の部屋で寝かせるわ、目が離せないもの」
    「…そうね、その方が良さそうね」
    やや複雑な気持ちだが、この状態の千歌音を離れで1人寝かせるよりかは看病できるものの傍に居るほうが遥かにましだろう。
    「…今、布団用意させるわね」
    そう言って立ち上がり重い足取りで襖の方へと向かうと「待って」と乙羽が声を掛けた。
    「それと、明日の朝もっと酷くなるようなら大おば様の所まで連れて行くから。いいわね?」
    「…っ」
    その言葉にピタリと姫子の足が止まった。
    連れて行く…千歌音を……。
    立ち尽くす姫子の脳裏にその断片的な言葉が何度も響く。
    「私では知恵が足りないもの。…ってちょっと、聞いてるの?」
    「…ええ、聞いてるわ。とりあえず今は部屋の移動をしましょ」
    振り向くことなく力の入ってない素っ気無い返事を返し、そのまま姫子は離れを出ていった。
    乙羽の顔を見ることが出来なかった…。
    悔しさで唇を噛み俯いたまま屋敷へと戻ると、たまたま通り過ぎた下女に声を掛けられた。
    「…姫様?」
    「?あ、真琴――」

    準備を済ませ真琴と共に離れに戻り乙羽に声を掛けた。
    「乙羽さん、用意できたわよ」
    「ありがとう。立てる?姫宮さん?」
    「あ、私も手伝います!」
    真琴と協力して肩を貸しながら意識が朦朧としてる千歌音を立たせ、ゆっくりと乙羽達が姫子の目の前を通り過ぎていく。
    「…(…千歌音)」
    ―本当は自分が看てやりたい。
    ―苦しいのを取り払ってやりたい。
    でも、自分にその力は無い…。
    そう思う気持ちがいつもなら千歌音の為なら率先として動く姫子を動かせずにいた。
    「(本当に辛いときに何もしてやれないだなんて…)」
    でも今千歌音に触れてしまうと離れたくなくて涙が溢れてしまいそうで…。
    伸ばそうとした手を固く握り締め、屋敷の中へと入ってく千歌音の後姿を姫子は・・・ただただ見ていた。


    あれから離れを出て自室へと戻った姫子。
    何かするわけでもなく固く口を閉ざし布団の上に座っていた。
    そのまま座っていると背後にある襖の向こうで人の気配がした。
    「姫様、入りますよ?」
    「ん…いいわよ」
    乙羽と共に千歌音を運んだ真琴が部屋に入ってきた。
    「千歌音は?」
    振り返らず背後に座った真琴に尋ねた。
    「はい、何とか落ち着いて寝ました」
    「そう…」
    「いいんですか?もう見舞いに行ってやらなくて」
    千歌音が乙羽の部屋へと運ばれてからはまだ様子を見に行ってはいない。
    どの下女にも優しい姫子だが千歌音はさらに特別目をかけているのは常に姫子に付き添う真琴は良く知っている。
    しかし、今日はもう千歌音の顔を見に行くことが出来ないでいた。
    「…私が行っても何も力になれないもの」
    淋しげにそう言うと姫子はふと顔をあげ天井を見上げた。
    「も~、そんな事ない……姫様?泣いてらっしゃるんですか…?」
    宥めようと姫子の横に並んだ真琴は真上を見ている姫子の目にキラリと光るものが見えた。
    さっき屋敷で会ったときも様子がおかしいと思ったけれど…。
    答えぬ姫子はあふれんばかりの涙を溜め、真琴の前で涙を流すまいと堪えている。
    その姿に真琴の胸が詰まる。
    そっと手を伸ばし姫子の肩を抱き寄せ、ぎゅっと抱きしめた。

    「姫様、泣きたい時は泣くものですよ…」


    切なく書こうとしたらマコ姫っぽくなってもーた!
    でも9話(?)のイズミさんらに絡まれてる姫子をマコちゃんが救済して仲直りするシーンって好きなんだ


    姫マコルートに突入してみた
    姫子←マコちゃんって感じなのだけど、
    姫子が千歌音ちゃんを裏切るわけない!!!!って人は見ない方向で…


    「真琴…」
    「あ…///姫、さ……ま」
    一頻り泣き終えるまで姫子を抱きしめていた真琴は布団の上に押し倒され組み伏せられた。
    しゅるると帯が解かれ、そのまま着ていた着物を脱がされても、真琴は抵抗することなく姫子を受け入れた。

    「はぁ…んっ…ひゃう…!」
    口と指で胸を愛撫され姫子の頭を抱きしめるが、姫子はそれをすり抜け腹まで下がり口付ける。
    ―分かってる、姫様は愛してる者にしか接吻をしてはくれない。
    「あっ…!」
    姫子の指が下腹部へと伸び陰裂を広げ、指にたっぷりと溢れている愛液を絡めながらなぞりあげていく。
    ―千歌音がこの屋敷に来て姫様が彼女に向ける眼差しに気づいてから自分の想いは永遠に届かぬものだと悟っていた。
    「く…っ!ふぁ!はぁ…あ!」
    くちゅくちゅと水音を響かせながら花芯を攻められ、自然と足が開き受け入れ態勢になる。
    ―でもそれで他の下女らのように千歌音を疎ましく思ったりはしない、自分の立場を良く理解している。
    ―自分とて千歌音ほどではないがお側役や良き相談役として姫様に優遇されているからだ。
    「あっ…!んん!…あ、あ、あ…!!」
    蜜壷に2本指が滑り込むと、圧迫感で背中が仰け反り甲高いあられもない声が止まらなくなる。
    ―姫様がそっと教えてくれた、千歌音は陽の巫女である自分と対になる月の巫女なのだと。
    ―純潔でなければならない彼女は処女を失うわけにはいかない。
    ―ならば自分がと思い、千歌音を想う姫様の気持ちを逆手にとって処女を捧げた。
    「はぁ!ひ、め、さま!あん!あああ!」
    咥え込んだ指で膣内を掻き乱され、親指で花芯を執拗に弄られ全身が強張っていく。
    ―ダメだと始めは拒まれた。自分が愛しているのは今もずっとこの先も千歌音だけだと。
    ―分かってる。
    「あぁぁぁぁぁ!!!」
    指を痛いくらいに締め付けて、真琴は達した。
    ―こんな時しか求められなくても、心から愛されていなくてもいい。
    ―それでも自分の体を姫子に委ねることで少しでも姫様の気持ちが楽になるのならば…。

    ―そこまでして姫様に抱かれたいと思う自分は滑稽でしかなくても、私は姫様を……


    「ごめんね、真琴…」
    情事を終え、着物を正す真琴に背を向け布団に横になっている姫子が謝ってきた。
    謝ってほしくなんかない、そんな哀しい声なんか聞きたくはない。
    …後悔してるなんて思ってほしくない。
    「いいえ、元気出してくださいね」
    だけど口に出してはいけない、表情にも出してはいけない。始めに誘ったのは自分自身なのだから。
    姫子がこっちを向いてくれなくても真琴は立ち上がり、襖へと歩いていく。
    「お休みなさい、姫様」
    そう言って思いを断ち切るように襖を閉め部屋を出て行った。


    こ、こんなので良いのだろうか…!
    千歌音ちゃんには内緒でお願いします



    一方その頃乙羽の部屋へと運ばれた千歌音は…。
    「はぁ…!はぁ…っ!ううぅ…!」
    「っ!姫宮さん!大丈夫!?」
    大人しく寝ていた千歌音が急に苦しそうに呻きだし隣で寝ていた乙羽が慌てて起き上がった。
    「はぁ…!み、水……!」
    高熱のせいで動かぬ体で必死に水を求める。
    乙羽は千歌音を抱き起こし枕元に用意していた水の入った竹筒を千歌音の力なく開いている口へとあてる。
    しかし…。
    「…ごふっ!」
    衰弱している体で上手く水を飲み込むことが出来ず、口の端から水が漏れ咽返ってしまう。
    「…仕方ないわね」
    そう言って乙羽は千歌音の口にあてていた竹筒の中の水を自分の口に含んだ。
    「はぁ、はぁ…んっ」
    熱で火照っている千歌音の唇に自分の唇を重ねた。
    瞬間千歌音の体が強張るが、乙羽は構わず水が溢れぬようゆっくりと口移しで水を飲ませた。
    千歌音の喉がこく、こくと水を飲み込めてる音が聞こえる。
    口の中の水が無くなり、もう一度口に含み再度口移しで水を飲ませる頃には千歌音の体も力が抜けていた。
    「柔らかいのね、貴女の唇は…」
    しばらく口移しを繰り返し最後の水を飲ませる前に愛しげにポツリと言う。
    この言葉はきっと意識の無い今の千歌音には聞こえてはいないだろう…。
    さっきまで苦悶に満ちていた顔も水を飲んでからは幾分和らいだ。
    その儚げな表情にあの姫子が溺愛する理由が良く分かる、羨ましく思えるほど。
    2人の中を邪魔しようものならば何をしでかすか分からないくらいなのだから。
    そう思うと可笑しくてクスっと笑った後、再び唇を重ね最後の水を飲ませた。
    でも、ほんの少しだけなら大丈夫かしら…?
    飲み終わらせたあと、そのほんの少しの悪戯心が乙羽を動かし、そのまま千歌音の口内を割って入り舌を絡め合わせ始めた。
    すると千歌音の舌は抵抗せず、絡める乙羽の舌にほんの少しだけ反応をみせた。
    深い口付けの合間に乙羽と千歌音の熱い吐息が漏れる。
    あともう少しだけ…と思ったが千歌音が苦しそうに「うっ…」と呻き乙羽は口を離した。
    「あ…」
    口を離し眠っている千歌音の顔を見ると閉ざしている両方の眼から涙が零れていた。
    「…参ったわね、泣かれちゃうなんて」
    意識が無いから…と思ってたのにまさか泣かれてしまうなんてね…。
    自嘲するように微笑み寝衣の袖で千歌音の目元と口元をぬぐってやり布団に寝かした。
    「ごめんなさいね、好きな人以外は受け入れられない。って事なのよね」
    分かってはいたけれど…。
    そう思いながら布団に潜り込み溜息をついた。

最終更新:2009年02月19日 17:09
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