千歌音ちゃんは来るでいた、だから私も苦しみを味あわないと…いけないよね?
千歌音ちゃんは私が3年生のときに入学してきた。
姿、形、声、口調と全て全く同じ、私と初対面な関係である以外は。
私が千歌音ちゃんの姿を見た日の夜、嬉しさのあまりにずっとないた、泣き続けた。
ルームメイトのマコちゃんに、心配されるくらいに…ずっと…でも現実はあまりにも厳しかった。
そう…さっき言ったようにこの世界の千歌音は姫子のことを知らない、あの当時と同じだ、姫子の気持ち以外は。
この世界ではまだ初対面なのでいまはまだ当然のごとく、目の前に姫子がいても千歌音は軽く会釈するだけである。
そして私はその度に悲しくて泣いた、泣きまくった、あれだけ耐えてきた千歌音ちゃんと違い私はそれだけで悲しくて泣いた。
あのときの千歌音ちゃんがどれだけ辛い思いをしてきたか、どれだけ寂しい状況にいたのか私は身に染みた。
ほんとは心が弱くて臆病な千歌音ちゃん、でも宮様で姫宮令嬢という立場上、いつも人前では気丈に振舞ってきた。
そのことを思うと私は胸が張り裂けそうになる。
千歌音ちゃんはここでも同じだった、綺麗で頭も良くてスポーツもできてピアノの腕も一流で、皆の人気者、宮様になっていた。
イズミさんが1年生の教室によく行っていたけれど私は無視した、無関心を装った。
そして、そういう日が続いたある昼休み、私は意を決して、誰にも見れないようにこっそりと薔薇の園へ向かった。
確信はなかった、でもきっとここにいる…胸のドキドキが高鳴っていることに気づいたもの――。
薔薇の段をくぐると…私がこの世で一番愛する最愛の人がそこにいた――黒長い髪の美少女、姫宮千歌音ちゃんが。
一人静かに――優雅に――お弁当を食べながら箸を静かに置くとこちらを見つめる千歌音ちゃん。
このまま飛び込みたいと思った、けどそれは出来ない。
「……」
「……」
沈黙が続いた後、千歌音ちゃんから口を開いた。
「ごきげんよう…先輩ですよね?」
その一言だった、私も返す。
「ごきげんよう…姫宮さん」
「どうして私の名前を?」
「それなら姫宮さんだって私が先輩だって…あ、あの座ってもいいかな?」
姫子の言葉に少し怪訝な顔をした千歌音だが、少し微笑むと「どうぞ」と返してきた。
そのやり取りに歓喜すると「う、うんっ!」と笑顔になり座るとお弁当を取り出す。
「千歌音ちゃ……ううん、姫宮さんはいつもここで食べてるの?」
「ええ、いえ、はい、ここが気持ちよくて」
「ううん、敬語なんていらないよ?私は来栖川姫子、姫子って呼んでね…ち、千歌音ちゃんっ!」
「っ……あ」
突然名前を呼ばれたことに戸惑う様子の千歌音。
「ごめんね、馴れ馴れしかったかな?」
少し考えていたが千歌音は微笑んだ。
「いいえ、そう呼んで頂戴、私もそのほうがいいもの」
「…っ」
その言葉のやり取りに嬉しくなった、あのころの会話ができてる、まだ溝はあるけど、一歩前進した。
そう姫子は思った、その後も毎日昼食はここで一緒に食べるようになった。
少しでも千歌音との交流を増やしたい一身だった。
たまにイズミに千歌音とのことで因縁をつけられることもあったが全て無視した…そうやって千歌音との関係を着実に
深めていく姫子、そして三ヶ月が過ぎた。
生徒会、部活動、姫宮令嬢としての義務、ピアノのお稽古、お茶会、それに本来の高校生として義務。
そんな毎日が続くと本来、16才の女の子でしかない千歌音にも当然疲れはある、たまにこっそりと保健室で休むことも多い。
その度に姫子がこっそりと見守るのだが…そのときに姫子は隠れて楽しむ。
そう…眠っている千歌音にこっそりと口付けするのである。
触れるだけの軽いキス、がキスの時間はたっぷりと5秒間、最初はベッドの傍で見守るだけだった。
でも見ていると、千歌音の唇が欲しい、たっぷりとこの身で味わいたい。
我慢してきた、自分の自我を姫子は抑えようとしてきた、が…あの味を忘れられない、そして静かな吐息に千歌音の柔らかそうな唇を
見ているとそういった衝動、こういった関係になりたいという願望、そして欲望を抑えられないのだ。
おそらくこれが千歌音にとっての一方的とはいえファーストキスだろう、だがこの世界の姫子にとってもそれは同じ。
記憶では千歌音とは何度もしてるのだが…千歌音の唇の味は以前と全く同じだ、高級感のある薔薇の香りが漂い口全体に広がる。
千歌音の自分が奪いたかったといし自分のも捧げたいという気持ちも大きい。
それほど姫子は千歌音が好き。
そして、そういった日が何度か続いたある保健室での出来事。
いつものように眠った千歌音にキスしようと目を閉じて唇を近づけようとしていた姫子。
が、突然千歌音が目を開けた。
触れる寸前まで来ていた姫子は慌てて離れる。
起き上がり上体を起こすとこちらを見る千歌音。
「ち、千歌音ちゃん…わ、私」
姫子はもう気持ちを伝えるしかないと思った。
「ず、ずっと好きだったの、心から…あ、あの千歌音ちゃん知ってたの?き、キスのこと」
少しの沈黙の後に千歌音が口を開く。
「ええ…この前寝込んだときに、私起きてたの、それで…そのときは驚いたけれど、言い出せなくて、ごめんなさいね」
姫子は頬を染めて言う「め、迷惑かな?私の気持ち……」
頬を染めるとしゃがみ千歌音の様子を伺うように軽く見上げて言う姫子。
「……」
それに対して千歌音は少し沈黙し、拳を握り締め、なにかの覚悟を完全に決めた様子だ、少し目を閉じていた千歌音。
決意したのか目を開け口を開いた。
「そうね…ごめんなさい」
その瞬間姫子は凍りついた、言葉が出ない。
目線を落としてる千歌音を見れない、涙が大量に流れ出す寸前だ。
それだけの言葉で済ませてくれたのは千歌音の最低限の優しさと言うべきか。
どんなときでもこの子は優しい。
かなりの人間を撃沈してきた断り方と同じなのだろうか…。
なんとか姫子は言葉を吐き出す、部屋を出れば号泣確実だ。
「そ、そうだよね、ご、ごめんね、付きまとうみたいで迷惑だったよね、ほんとにごめんね…っ」
その目に涙を浮かべながら姫子は後ろを振り向き、部屋を出ようとする。
が、当然背後から腕を掴まれる、そして振り向いた姫子の唇に千歌音の唇が重なった――。
それも軽くではなく強く押し付けてくるほうだ。
姫子を突然の行動に目を大きく開け驚いている、呆然とした気持ちと嬉しさと両方だ。
色んなものが混ざり合う中で姫子の目が…ゆっくりと閉じていく。
気がつくと、千歌音はもう離れていた、顔を真っ赤に染め、唇に手を当て顔を伏せている。
こういう恋愛に前向きでない千歌音にとって自分から相手にキスするという行動自体にかなりの勇気がいったのだろう。
さっきの決意した顔はこういうことだ。
「千歌音ちゃん…」
「ごめんなさい、わ、私も姫子のこと、でも言えなくて、ずっと言えなくて…ただ、貴女に好きって言われて、嬉しくて…
でも言葉には出来なくて、ごめんなさいね姫子、姫子とずっといると胸が熱くなるの、いつからかしらね、わからないの、私
生まれて初めてなの、こういう気持ちって…それを感じたのは、姫子、貴女といるときだけ、いままで隠しててほんとにごめんなさい」
千歌音の身体と声が震えている、ほんとは臆病で弱気な性格で嘘つきな千歌音が勇気を振り絞って言った長い告白。
姫子はそれに応えるように千歌音を抱き寄せ耳元で囁いた。
「愛してるよ…千歌音ちゃん」
「うん……」
千歌音も目を閉じ抱き返してきた。
千歌音の気持ちを確認した姫子はベッドへと千歌音を押し倒す。
「っ!ひ、姫子!?」
「さっきのお返し」
暴れないように千歌音の両腕を押さえつけると押し付けるように熱いキスを交わし、そのまま
千歌音の口内に舌を入れ込んだ。
「んんっ……」
初めての大人のキスに千歌音は声が出ない。
「ふふ、これがね、恋人同士がする熱いキスなんだよ?」
少し唇を離してそう耳元で甘い声で囁きながら千歌音の制服を脱がしていく。
「ひ…め…こ?」
「私。千歌音ちゃんが欲しいの」
ボタンを外しリボンを外し確実に制服を脱がしていく。
「じっとしててね、抵抗したら駄目だよ?」
そして乙橘制服が脱がされて白いブラと同時に中身の爆乳が姿を現す。
「やっ」
慌てて隠そうとする千歌音の右手を押さえつける。
「ちょっと起きて、ブラを外すから、千歌音ちゃん?ほんとに大きいよね、こういう所も好きだよ、ふふ、メロンさんみたい」
「ひ、姫子、私ほんとに――」
千歌音の口を指で軽く塞ぐとブラを外し生乳に被りつく。
そして手で触り揉んでいく…それだけの価値のある胸だ。
姫子も大きいがこれはまた次元が違う。
「千歌音ちゃん、制服の上からもお胸さん丸見えなんだよ?ほんとにここも唇と同じで大好き」
感触を確かめるように千歌音の胸に顔を当て少し満足するように目を閉じる姫子。
「ああ……」
「千歌音ちゃんそんな悲しそうな顔しないで?私が気持ちよくしてあげるからね、もちろん千歌音ちゃん始めてだよね?」
と、千歌音の赤いスカートに手を伸ばす。
これは姫子の欲望だ、千歌音を自分だけのものにしたいという、スカートが脱がされ白いショーツが目に見える。
「千歌音ちゃん今日は白なんだね、私とお揃いだよ♪」
「姫子お願いだからもうやめてっ!」
「ここまで来てやめられないよ、えいっ!」
ショーツが脱がされ、千歌音の大事な箇所が晒された、興奮するように息を荒くすると舐め始める姫子。
「いやっ!…うう…っ」
陰部の割れ目の開ける、慣れた手つきだ。
「ここも綺麗だよ…ほんとどこも綺麗」
姫子の指が確実に千歌音の奥まで進入していくのがわかる、最も大事な部分はもうすぐ。
「ひ、姫子――」
「もうちょっとだから、もうすぐだから我慢して」
千歌音はどこでも清潔である、姫子の指が色んな花弁を優しくどかしていき、女肉まで到達しようとする。
処女は大きなバリアのごとく膜に守られているのがわかる。
「これが千歌音ちゃんの…初めて見た、嬉しいな」
流石は千歌音、神聖なその場所は綺麗で清潔、何者の侵入の痕跡もない。
「少し痛いけど我慢してね」
「姫子――」
姫子の細くて小さな指が膜に入っていく。
「甘い蜜を上げるから我慢して」
「ああ――んっ…ちゅ」
悲鳴を上げようとした千歌音の唇を塞いだ、左手で優しく千歌音を抱きながら…
その間にも姫子の指は確実に膜を破っていく…貫き、処女を奪ったときも千歌音は
姫子の甘い蜜のような口付けに酔いしれ悲鳴も全てキスが封じた。
そして少し出た血を姫子が優しく拭き取る。
「姫子…私」
「ごめんね千歌音ちゃん、でも私…全て欲しくて、これで…千歌音は私に全てを見せてくれたから
もう恥ずかしがる必要ないよ?えへへ、こ、これからもよろしくね千歌音ちゃん」
「っ…姫子、ふふ、そうね…わかったわ」
千歌音の笑顔を見るのがあの辛さを経験させてる姫子にとってのなによりの幸せだ。
二人の付き合いはこれから始まる。