~ちかねちゃんの「オナニーだ~い好き☆」~
某月某日 深夜
姫宮千歌音は自室の、天蓋の付いたベッドに体を横たえ、
先程 親友・来栖川姫子と交わした言葉を思い返していた。
「悪いわね。今日は私のパジャマで我慢してね」
「そんな…我慢だなんて…」
「ん…どうかした?」
「ううん、そうじゃなくて……千歌音ちゃんの匂いがするな、って」
…私の匂い…
…姫子が…今日から同じ屋根の下で…
…私の匂いのするパジャマに包まれて…
…愛らしい寝息をたてている…
「ん……」
千歌音は そのしなやかな指を豊かなボディに這わせはじめた。
それは、儀式の始まりだった。
半年前、来栖川姫子と出会って以来、毎夜行われてきた儀式。
-自分で創り上げた幻の花園で-
-自分で創り上げた幻の姫子と愛を語り合い、そして互いを求め合う-
-ひとりぼっちの愛の儀式-
「ん……ふっ……姫子、上手…」
半年前に姫子と出会うまでは自分で慰めた事などなかった千歌音だが
今では自分の体の感じる部分の全てを知り尽くしているかのようだった。
自分の指を愛する姫子の舌に見立て、
右手で女の部分を愛撫しつつ ときおり左手で菊門を刺激する。
「あっ!駄目よ姫子。そこは汚いわ」
「(千歌音ちゃんに汚いところなんてないよ)」
妄想の創り上げた姫子に囁かれ瞳を潤ませる千歌音。
そのうち千歌音は枕を抱きしめ空腰をつかいはじめた。
夢の中で姫子と抱き合い、求め合っているのだ。
「姫子……姫子ぉ…」
「わたしとあなたは…二枚貝…なの…」
「この世…で…ただひと…り…貴女だけをまってるの…」
「だか…ら…お願い、私のことを見て…ひめ…こぉ…」
恍惚の表情で、うわごとのように呟く千歌音。
急速に天国への階段を駆け上がってゆく。
-突如、頭の中で何かが弾けた-
視界が真っ白になり、感情が撹拌される。
「姫…んっ……んううーっ!!!!!!!!」
声をあげてしまいそうになった千歌音は慌てて左手で口を塞ぎ
そのまま全身を激しく痙攣させ、絶頂に達した。
窓から入り込む冷気が火照った千歌音の体を冷やす。
-千歌音は泣いていた-
「姫子…ごめんなさい……姫子…」
「私は、自分に都合の良い貴女を創り上げ…汚している…」
「貴女を汚しているの……毎晩……」
「嫌………私って最低………大嫌い」
「姫子………………………」
-月の光が少女を優しく照らしていた-
~終~