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ファーストキス

神無月の巫女 エロ総合投下もの

ファーストキス

 

「いつもありがとう」
学園帰りの放課後、病院前の光景に唇を噛み苛立ちを見せる千歌音
今日は生徒会の仕事や弓道部が早く終わったので姫子を探していた、といっても姫子に声をかけるわけにはいかない
千歌音は容姿端麗、成績優秀、運動神経抜群という目をつけどころのないお嬢様
学園内では宮様と呼ばれるほどのアイドル、姫子に簡単に声をかけると姫子が女生徒から確実に嫉妬の目で見られる、それだけは避けたかった
そういうわけで後を着けた姫子がいつものように近くの病院に入るのを目撃して後を追った
毎日・・・毎日だ、早乙女真琴を看病する姫子を見る、病室前で2人の声に耳を傾けた
早乙女真琴は松葉杖片手に頭に軽く包帯を巻いている、その姿が妙に可愛く思えてしまう
「わ・・・私の責任だから」そう言うと顔を暗くする
「ううん、もういいんだ・・・もういい」
その光景を見ているだけで苛立ちを明らかに覚えるのが千歌音には分かった
「それじゃあ・・・そろそろ行くね」
病室から立ち去ろうとする「あ・・・姫子、いつものおまじない」
その一言で病室の影に隠れた私は拳を握り締めた
いつものように姫子がベッドに腰を掛けているマコトに顔を近づけると姫子の頬に軽くマコトが唇を触れる
「あ・・・姫子、もう一度いい?」
「え・・・う・・・うん」
姫子が目を軽く閉じると一瞬の出来事が起きた、マコトが姫子の頬ではなく唇に自分の唇を軽く触れるた、姫子が気がついた頃にはもうマコトはベッドにいた
「え・・・マコちゃん!?」唇を慌てたように手で押さえた姫子が頬を真っ赤に染める
「ご・・・ごめんね・・・間違えちゃった・・・あはは・・・私何考えてんだろ」
2人が病室で触れ合っていた一方、病室の影で女の子同士の接吻を目撃した千歌音の怒りの形相が渦巻いていた
私の大事な陽の巫女・・・いえ、私の大事な姫子の唇が他の女に奪われた・・・・・・!!!
まるで見せ付けられた格好で腹立たしくなる
ファーストキスの相手が私だなんて覚えてないだろう・・・そう、姫子にあの時私はキスした、でも・・・姫子にとってみればこれがファーストキス・・・

外から病室の様子を伺っていた私はその場を離れ病院を後にすると姫宮邸にすぐさま戻る
「お嬢様、お帰りなさいませ」と乙羽に迎えられるが一言話すと部屋に篭った

気分を紛らすようにピアノを弾きまくった、邸全体に響き渡るほどに弾いた・・・!
乙羽が訪ねてきたのは数分後だった「失礼します、お嬢様・・・来栖川様がお戻りになられました」
「そう・・・分かったわ」

最終更新:2007年04月23日 22:48
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