「あ・・・お嬢様・・・このような場所に何か御用でしょうか?」
夕飯の食事の用意をしていた乙羽の前に悠然と千歌音が現れた
それはいつも通り長い黒髪に清楚なイメージそのままの美少女
乙羽が使える邸の主人である姫宮 千歌音だった
「乙羽さん・・・」千歌音は何を思ったか鍋の火を止めると乙羽が手に持っていた長箸をゆっくりと手に取り元の場所に戻す
「お嬢様!?それは夕食の・・・」
「そんなことはいいから・・・邸には来栖川さんも使用人もいま留守だわ・・・楽しまない?」
お嬢様は何を言ってるのだろうか、乙羽は疑問を懐いた・・・千歌音が自然と乙羽の腕の優しく手を触れてきた
「あ・・・あのお嬢様、なにか?」
「私ね・・・前々から貴女のこと気になってたの」このお方は何を言っているのだろうか・・・?
「お嬢様申し訳ございません・・・少し意味が理解できかねますが・・・」
「あら、分からないかしら?」
はい、申し訳ありませんといい千歌音に背中を向けると鍋に目を移す
とたんに千歌音が距離を詰めると背後から手を握ってきた「あの!御用でしたら用意が出来ましてから・・・!」
たまらずに振り返った乙羽の口に千歌音の唇が重なるのはほぼ同時だった
「!・・・・・・」
私のが仕えてきた方からのこのような行為・・・突然の行動に乙羽の頭は混乱していた
「な・・・!お嬢様!」
慌てて引き離すが有無を言わずに千歌音の唇が逃げる乙羽に再び襲ってくる
「ん・・・や・・・!」
そのまま床に押し倒される「な・・・お嬢様なにをなさいます・・・!」
苦し紛れに出した声も虚しく響くだけ
「乙羽さん・・・以前から思ってたのだけれど・・・貴女も可愛くてよ、だからこういう日をいつか待ってたの」
千歌音が表情を変えずに呟くと乙羽のメイド服をゆっくりと脱がし始めた
「抵抗なんかしないでね・・・乙羽さん、貴女と私の立場は分かってるわよね?」そう・・・
使用人の私がお嬢様に口答えするなんてあってはならない
「は・・・はい・・・」涙ながらに呟いたがもう声にすらならないほど小さくなっていた
下着がはだけた乙羽の胸に千歌音が顔を埋める・・・そのあと乙羽の体を嘗め回していく・・・
メイド服のスカートの中から千歌音の手が入ってくるのも感じた、乙羽にとっては現実とは思えない時間がゆっくりと経過して行った
その数時間後・・・「来栖川さんが帰って来たわ・・・今日のことは忘れて・・・」
メイド服を着直す乙羽に乱れた制服を着た千歌音が静かに話した
「来栖川さんに今日のこと話したら・・・どうなるか分かってるわよね?」
「はい・・・」力無く話す私を尻目に去って行くお嬢様・・・もうその頃にはいつも私が仕えている千歌音お嬢様の顔に戻っていた
乙羽のメイド服を完全に脱がせた千歌音は優しい手付きで静かに乙羽の下着を剥ぎ取る
私は慌てて両手で胸を隠した、お嬢様に全裸を見せるわけには・・・
「乙羽さん、手をどけて・・・」
「で・・・ですがお嬢様・・・」
「乙羽さん・・・命令よ、どけなさい・・・」
静かだがやや強い口調で千歌音が命令気味に言ってくる
これは邸主人であるお嬢様の命令・・・仕方ない、メイドである私の立場で逆らったりでもしたら姫宮邸を追い出されかねない・・・
少し目に涙を浮かべた私は力なくゆっくりとあらわになった胸から両手を少しづつ放し始まる
千歌音はその手をやや乱暴気味にどかせた、千歌音お嬢様に全裸を見せてしまった・・・
もうこれは恥ずかしいなど以前の問題であった、全裸になった乙羽を千歌音はじっと上から眺めるように見つめる
私は顔を赤く染めながら耐えていた、こんなことで来栖川様のお帰りを期待するようなことがあるなんて・・・
「乙羽さん・・・いい体してるわね・・・とても綺麗よ」千歌音の言葉が冷たく頭に響く
「い・・・いえ、そのようなことは・・・」
「それにこの大きな胸・・・触ってもいいかしら?」
な・・・!「お、お嬢様!それは・・・」
「女同士だし・・・いいわよね」そう言うと乙羽の言葉を待たずにゆっくりと触ってくる
びりっと電流のような物が体全体に伝わってきた
それは自然な行動だった、千歌音が乙羽の乳首に唇を触れると吸い込むように何度もキスを繰り返してきた
「お・・・お嬢様」なんとか発した小さな言葉も虚しく響くばかりだ・・・
来栖川様ともこういうことをされてるのだろうか・・・?
それにしてもお嬢様にこんな一面があったなんて想像すらしてなかった・・・
いまの表情も相変わらずお美しい・・・絶世な美少女・・・
成績も優秀で運動神経も抜群・・・なに1つ悪い所のない・・・完璧な女性とはお嬢様のような方を言うのかしら・・・
乙羽が思いにふけっている間にも千歌音の行動は続いていた、ふと乙羽の顎を掴む・・・
「お嬢さ・・・ん・・・」ふいに塞がれた唇・・・その女同士の無理矢理的なキスの味は言葉に言い表せなかった
「こういう日を待ってたの・・・乙羽さんのことも私ずっと気にしてたのよ、だから一度2人きりになれる機会を伺ってたわ」
この言葉は忘れたい・・・
千歌音が突然立ち上がると告げた「乙羽さん、そろそろ来栖川さんが戻る時間だから・・・服着ていいわよ」
「かしこまりました・・・ご満足していただけたでしょうか・・・」
「ええ・・・またお願いするわって言いたいところだけれど・・・今日のことはもう忘れて」
「はい・・・」小さく呟く
その後お嬢様が私にこういう事をすることは二度となくなった・・・でもあれはなんだったのだろう・・・
姫宮邸でのお嬢様付きのメイド長生活が長く続くがこのことだけは一生忘れられない出来事だった。。。。