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宮様は嫉妬魔

神無月の巫女 エロ総合投下もの

宮様は嫉妬魔

 

乙橘学園内での午前中の出来事
廊下で姫子と早乙女さんの弾む会話を偶然目撃した私は唇を強く噛んだ
2人に気付かれないように角に隠れる
特に何気ない会話なのに胸が熱くなるのは何故だろう?

「ねえ姫子聞いてるの!?」
「え・・・?あ、うん聞いてるよ・・・?」
「はあ・・・あんたは私が付いていないと駄目だね~」
と姫子の肩をとんとんと叩く
「うう・・・マコちゃん酷い・・・」
「うーん・・・今日も寒いね、この分じゃあ・・・今夜も一緒に寝ることになりそうだわ」
そう言いながら姫子に腕を絡んだり組んだりじゃれ付いたりしてる早乙女さん・・・
ときには後ろから姫子の両胸を揉んだり抱き締めたりしている、本人には悪気はないのだろうけれど
姫子の大親友でもある早乙女さん・・・私は姫子といつも一緒に居る貴女が・・・うう・・・
私は立場上、姫子に馴れ馴れしくできないのが辛かった、話しかける勇気がない
もしいま角から出て話しかけるようなことをすれば私達の関係は終わってしまうだろう
「くっ!・・・・・・」
私はその場に居座るのが嫌になり離れた

そして昼休み、薔薇の園での出来事
「ねえ千歌音ちゃん・・・?どうしてずっと黙っているの?」
「・・・・・・・・」


昼休み、いつも通りの薔薇の園での出来事

「千歌音ちゃんどうしたの?なに怒ってるの?」
「・・・・・・・・」
姫子が不安そうに千歌音の様子を伺った
「千歌音ちゃんどうしちゃったの・・・?いつも無口だけど・・・今日は変だよ?」
薔薇の園で待っていた私、後から薔薇の園にこそっとやってきた姫子に言葉を開かなかった
「姫子・・・・・・午前中、早乙女さんとの会話を聞かせてもらったわ」
「え・・・・・千歌音ちゃん・・・・・?」
頭の中に誰か分からないが声が入ってきた

姫宮千歌音さん・・・・・・私は貴女の前世・・・・・・・

いいの?貴女は姫子が好きなんでしょ?

ここで・・・姫子をものにしないといけないわ
(貴女は誰なの・・・?私の中に入るのはおやめなさい・・・・!!)
私?私は・・・貴女・・・・よ
貴女と顔も声も貴女とそっくりよ・・・


「はあ・・・・っ!」
私は我に返った
「千歌音ちゃん・・・・・・?」
ものにするんだ・・・姫子を私のものに・・・・・前世の私に導かれるまま・・・
弁当を食べている姫子に近寄った


私は姫子を威嚇するように鋭く睨みつけた
あまりの迫力に弁当を口に通していた姫子が立ち上がると後ずさりする

「姫子・・・・・貴女は私のものよ・・・・・・!!」
(前世の声、違うわね・・・あれは別の心の中の私の声よ嫉妬心が混じった私の声だわ)
「やだちょっと、どうしたの・・・・・千歌音ちゃん・・・・・・?」
「誰にも・・・・渡さないわ・・・・・!」

弁当すら一切手をつけずに目の前の美少女が突然物凄い形相でぐいっと歩み寄ってきた
恐怖を感じた姫子は慌てて後ずさりする
しかし歩み寄る千歌音の方が動きは速かった
後ずさりしようとした姫子を簡単に捕まえると
呆気に取られた様子の姫子の唇に自分ので強引に塞いだ
「んっ・・・や、やだぁ!千歌音ちゃ・・・・んっ!!」
一度はキスから逃れようと唇を少し離した姫子を(絶対逃すものか!!!)逃すまいと顎を両手で掴み再び強引に唇を塞ぐ
「んんっ・・・・・・」
今度はがっちり両腕で姫子の小さな身体全体を押さえつけられているため姫子がキスから逃れることは出来なかった
(さあ・・・もう逃げられないわよ姫子・・・)
姫子が両手で千歌音の身体を必死に引き離そうとするがびくとも動かない
「んんっ・・・・・・・」
唇をがっちり塞がれているため姫子は声を上げることも出来なかった
両足をばたつくが千歌音の身体は動かない、姫子は絶望感に包まれる
やはり弓道で鍛えている千歌音と身体の弱い姫子では力の差があった
姫子の唇の感触というより味を何度も確認に味わう・・・
(ふふ・・・姫子・・・・貴女の唇・・・とても甘いのね・・・その上、美味しいから何度も食べたくなるわ・・・)
身動きできない姫子の唇を何度も奪い続けた
乙橘学園生徒が通ることのない薔薇の園で・・・その行動は続く


必死に千歌音のキスから逃れようとあがき苦しむ姫子を嘲笑うかのようにさらに強く身体全体で絡む
そしてついに姫子は千歌音に完全に抑えられ身動き1つ取れなくなった

「!?」

姫子の口内に千歌音の長い舌が進入を開始した
(そうね・・・もうただのキスだけじゃもう子供だもの、もうこんな子供染みたキスは嫌!
もうおままごとのようなキスにはうんざりだわ・・・!)
「んんっ!」
姫子が両目を大きく開け必死に逃れようとするが千歌音の唇や身体、腕はびくりとも動くことはない
(無駄よ姫子・・・そんな非力な力で私から逃れられるとでも思ってるのかしらね・・・・!)
あがきつづける姫子を嘲笑うかのように私の行動は続く
右手を姫子のスカートを捲り上げ中にに進入させると生足をさすり始めた
(あら・・・姫子のお肌・・・唇と一緒で柔らかいのね・・・)
下を見下ろすと目に涙を浮かべこちらを凝視している姫子の姿があった

「・・・・・・・・」

しかし非難の目に構うことなく行動を続ける
長い右腕がスカートの中の生足を通り越して・・・下着まで到達する
(さあて・・・脱がせてしまおうかしらね・・・)


姫子のお尻を何度もさする、柔らかい感触で堪らない快感だった
ああ・・・柔らかいのね・・・姫子
姫子を一度キスから解放する
千歌音の唾液が唇に付着していた、それほどまでに強烈なキスだった
姫子が気付くとハンカチで何度も拭き取りながら千歌音を涙目で睨みつけ非難した
「はあ・・・・千歌音ちゃん・・・どうしてこんなこと・・・・!!」
すぐさま態勢を整えると姫子に歩み寄ると唇を再びふいと寄せた
「姫子・・・・・・」
姫子は慌てて顔を背け恐怖を覚えると足を動かした
「や・・・・やだ!!」
薔薇の園から逃げ出そうとする姫子の腕を捕まえる

「あっ!」

園の緑に押し倒すと胸元に覆いかぶさった
私は再び唇を寄せた「や、やだっ!」
必死にキスから逃れようと唇をかわし続ける姫子
私は姫子の顎を掴むと・・・震えている姫子の唇に自分のを強引に重ねた
「んっ・・・・・・!」
ちゅるると何度も姫子の唇の味に酔いしれた
足をばたつかせているが気にもとめない
一度キスから解放すると涙目の姫子に微笑み告げた

「姫子・・・・・貴女の唇・・・・とても甘いのね」
(どうしちゃったのかな・・・・今日の千歌音ちゃんなんだか凄く怖い)

姫子・・・・貴女が悪いのよ・・・・私に見せ付けるように人との接触を図り続けるから
だから・・・嫉妬の私が目覚めてしまったの・・・・
「やだやだ!やだよう!千歌音ちゃん!やめてよう!もうすぐお昼休み終わっちゃうよ!」
「大丈夫よ姫子、午後の授業ならいくらでも休めるわ、私達出席率いいから・・・・」
両手両足をばたつかせる姫子を平手打ちで黙らせると制服を脱がせ
下着に顔を埋める

「好きよ・・・・・姫子」

その言葉で姫子の体全体が熱くなった・・・
夢ではない、現実にあの憧れの対象でもあった宮様こと姫宮千歌音に抱かれながら愛の言葉を囁かれている
「ああ・・・・・」
姫子は一瞬我を忘れると抵抗を止めるどころか千歌音の背中に両手を自然と回していた


「はあ・・・・・はあ・・・・ああっ!」
姫子の下着を全て剥ぎ取ると乳首に唇を寄せ嘗め回した
(姫子・・・小さいけど・・・美味しいわ)

「んん・・・・気持ちいいよ千歌音ちゃん」
「あら・・・・そう言ってくれて嬉しいわ」

姫子は千歌音の背中に両手を回しながら空を見上げた
ここで・・・千歌音と初めて逢ったこの場所で千歌音にいいように抱かれている自分が居る
あの子犬のお陰で千歌音の仲良くなれた・・・でも自分たちはその薔薇の園を汚そうとしている
姫子は快感を感じながらも心中複雑だった、それも女同士で・・・・
千歌音には罪の意識はないのだろうか?
千歌音は状態を上げ姫子に再びキスをした、それも舌を入れる方だ・・・

「んっ!・・・・・」

千歌音の長い舌が姫子の口内をいい様に嘗め回している
うーん・・・これって気持ちいいのかな・・・・
「うーん・・・千歌音ちゃんってキスは始めてなの?」
「え・・・・?そうよ、姫子が始めてよ・・・・生まれて初めて今日・・・キスしたわ」
「そうなんだ・・・・千歌音ちゃん・・・って人気あるからてっきりキスなんてしてるんじゃないかなって」
その言葉に千歌音が目を閉じ静かに呟いた

「私・・・・・姫子以外の人間とキスだなんて・・・・・考えられないわ、体を交わすことも・・・・私、貴女以外の人間なんて最初から眼中にもないの」
戸惑う姫子に再び唇を重ねた

「好き・・・・・好きよ・・・・・大好きよ姫子」


「わ・・・・・・私以外眼中にないって・・・・・・」
「ええ・・・そうよ、貴女以外の人間なんて興味すら沸かないわ・・・姫子、私には貴女さえ居ればいいの」
千歌音は平然と答えた、さもそれば当然かの如く
言葉を失っている姫子を上から覗き込むと胸元に顔に埋めた

「好きよ・・・・・・姫子」

まさか今日の昼休みに人生最初の処女を捧げることになるなんて考えてもいなかった
それも親友で憧れの存在でもあった宮様こと姫宮千歌音に・・・
「・・・・・・」
何故だろう?嫌な気持ちにはならない
こう見上げるとやはり千歌音は綺麗な顔立ち、体の締り具合に大きな胸・・・月のように綺麗な長髪
こういう人のことを美少女って呼ぶんだ・・・
それに千歌音ちゃんは成績も優秀、それにピアノ弾きの天才なので手先も器用だ、さらに名家の令嬢・・・
つまりはっきり言ってしまえば文句のつけようのない完璧な美少女
でも今日理解した・・・姫宮千歌音の唯一の欠点、それは・・・いま自分にしてる行為・・・
それも親友である自分を・・・でも好きよって愛の言葉を囁かれている
それに対して私は・・・千歌音ちゃんの気持ちに答えたかった
姫子はキスをしてきた千歌音に抵抗を見せずにそのまま自分も唇を序所に重ねて行った

さっきまでは無理矢理気味にキスされたのでよく分からなかったが
落ち着くと千歌音の唇からは甘い薔薇のような味がした
姫子はその味や香りが欲しくなりぐいぐいと唇を押し付けた

「んっ・・・・・・」

・・・・・ああ・・・・・気持ちいい・・・・・
もう姫子は抵抗を完全にやめ自分も乗り気だ
いや、もはや抵抗しても無駄だというのがわかる
姫子に非力な腕や遅い足では運動神経抜群の千歌音から逃げられるわけがない
先程の出来事でもわかることだ
傍から見れば薔薇の園で2人の女の子がこの場に相応しくない行為をしてるようにしか見えない

「ち・・・・・千歌音ちゃん・・・・・」

それにしても薔薇の園で自分が制服を脱ぎ捨てられ犯されている、それも目の前の学園生徒の誰もが慕う美少女に
寮を出た朝では考えられなかった、それも姫子が毎日楽しみにしてるお昼休み
唯一学園内で千歌音と2人だけで話せる時間なのに・・・千歌音がなぜ怒っているのか想像できないでいた
なぜ自分は今日千歌音に襲われたのか・・・?
考える暇もなく千歌音の舌が姫子の口内を踊っていた
・・・・・ちゅるるんと・・・・・千歌音の唾液、香りがもろに刺激された


「あ・・・・・ああ」
なんて快感・・・これは一体・・・
と、千歌音が突然立ち上がる
「ふう・・・・・・ここまでね」
「ち、千歌音ちゃん?」
千歌音は姫子の胸元を食い入るように見つめたが・・・静かに目を閉じ悠然と言った
「姫子、制服を着て頂戴・・・お弁当食べ残しもまだあるでしょう?私も食べようかしら・・・午後の授業の時間も近いもの」
(良かった・・・優しい千歌音ちゃんだ・・・)
自然に微笑んだ姫子は転がっている制服を見つけると静かに着直し、スカートを何度か叩き溝を直すと静かに座った

2人は食べながら無言だった
千歌音が無口でなのはいつものことだが姫子が無口なのは珍しいことだった
当然だろう・・・先程ああいう行為をしたのだ、和やかに会話が弾むほうがおかしいだろう
空気に耐えられなくなって姫子が口を開いた
「あ・・・・・・あの、千歌音ちゃん・・・?そのね・・・その」
弁当箱に目を向いたまま返事が返ってくる
「なにかしら」
「ど、どうしてあんなことしたのかなって・・・」
「・・・・・・・・・」
感情を表に出すことのない千歌音があきらかな憎悪の目を先程姫子に向けていた
そして強引にキスをされた・・・・・・どうしてあんなことをしたのか怖いけど聞いてみた
「ち、千歌音ちゃん?」
「嫉妬・・・・・」


「・・・・貴女が早乙女さんと話したりじゃれついてるとこ見てて・・・楽しそうだったから」
「千歌音ちゃん・・・」
私は姫子を目を合わすことなく、目を下に落とすと話し始めた
「私、友達いないもの・・・この学園では貴女1人だけ、だから貴女が誰かと話してるの見るの辛いの・・・ごめんなさい」
千歌音は目を閉じ静かに呟き続けていた
「貴女が好きなの・・・心から、だから貴女が誰かと話してるの見てると苛立たしくなるの・・・今までは我慢してきたのだけれど・・・今日は感情が高ぶっちゃて・・・ごめんなさいね姫子」
姫子は呆気に取られていた、自分が知らない内に千歌音を傷付けていた・・・?
「それで・・・貴女を取られるのが嫌で、ついあんな行動に・・・ごめんなさい、軽蔑してくれて構わないわ、私のこと嫌いになったでしょ・・・?私、嫉妬深い女なのよ」
「千歌音ちゃん・・・」
「私ね・・・姫子が思ってくれてるような女じゃないの、姫子自身を束縛したいって思ってる、締め付けたいって思ってるの・・・最低だわ・・・」
千歌音ちゃんが苦しんでる、私のせいで・・・ここまで苦しめていたなんて・・・私は・・・私は・・・

弁当そのままに千歌音近寄ると胸に飛び込んだ
「ひ、姫子・・・・?」
千歌音が手にしていた箸が落ちる
「ごめんね千歌音ちゃん、私が駄目だから、私がはっきりしないから・・・私のせいでここまで千歌音ちゃんのこと苦しめていたなんて・・・ごめんね!」
姫子は目に涙を零しながら飛び込んだ
「私好きだよ、千歌音ちゃんのこと好き!だから・・・・・・もう悲しい顔なんてしないで・・・愛してるよ千歌音ちゃん!」
顔を真っ赤に染めながら千歌音は呟いた

「姫子、ありがとう・・・・・とても嬉しいわ」
月のような綺麗な瞳をした姫宮千歌音がそこには居た

午後の授業中でも私は胸の高鳴りが収まらなかった
姫子から・・・好きだって、愛してるって言ってくれた・・・・・・!
周りにはいつも通りクールに装ってはいるけれど、気持ちが紅潮した
今まで胸が苦しかった、でもこれからは苦しむ必要はないわね
(ああ・・・・姫子、まだかしら、まだ逢えないのかしら)
何百年と続く村の名家・・・その姫宮家の1人娘として生まれた私
幼少の頃から使用人付きでお嬢様育ちだった私には・・・友達なんて1人もいなかった
まともな話し相手なんて・・・私のお世話係として雇われたメイド、如月乙羽さんだけだった
乙羽さんとは年が近いということで気が合った
でも・・・私が10歳の頃、乙羽さんに一度「乙羽さん・・・私、貴女のこと友達のように思ってるから、私に対して敬語は今後使わなくてもいいわ」
勇気を振り絞って言った、でも乙羽さんの答えはこうだった
「お嬢様申し訳ありません、私は千歌音お嬢様に仕える使用人です、使用人の分際でそのようなご無礼なことはできません・・・お気遣い感謝します」

「・・・・・・」

姫子・・・私ね、貴女に薔薇の園で初めて逢ったとき・・・一目惚れしちゃったの・・・
貴女は私のこと親しみを込めて「千歌音ちゃん」って言ってくれたわ・・・それが私凄く嬉しかったのよ?
好き・・・好きよ姫子・・・・・・貴女は私にとって掛け替えのない存在なの・・・


ああ姫子・・・はあ・・・はあ・・・早く逢いたいわ・・・貴女に早く
この胸の高鳴りをどう抑えればいいのかしら
頬が赤く染まる・・・姫子と両思いになれたんですもの・・・
恋なんて初めての経験、邸の空気しか知らないから

午後の授業が全て終わると小さく息を吐き出した
ふふ・・・・・・姫子と恋人同士・・・
でも・・・今まで通り姫子と話せる機会は相変わらず限られている
昼休みの薔薇の園での唯一のひと時だけだ
そもそも姫子は寮生だ、それに対して千歌音は自宅通学
会える機会があるはずもない・・・私は自分の立場を改めて憎んだ
名家の令嬢ではなく・・・私が普通の生徒だったら・・・

「宮様ごきげんよう」「宮様本日もお疲れ様です」
自然と廊下を歩いているとどこからともなく声が飛んでくる
「・・・ごきげんよう・・・」
笑顔で微笑み挨拶を返すが・・・はっきり・・・姫子と逢うのに邪魔だった

「!?」
学校の外に出た私は遠くに居た姫子と目が合った
姫子の方は気付いていないようだ・・・
(姫子・・・・姫子・・・・逢いたかったわ姫子・・・・!)
「ひ・・・いえ・・・来栖川さ・・・・・・」
笑顔で微笑み声をかけるつもりで歩み寄ろうとしたら後ろから姫子と腕を組んで歩いている早乙女マコトを見て声を止めた
「!!・・・・・・っ!」
私は心が軋みを上げ・・・唇をぎゅっと強く噛んだ・・・
そうよね・・・・姫子には早乙女さんが付いてるものね・・・いつも1人だと限らないわよね


早乙女さんと手を繋ぎながら歩いている姫子、それを見て私は軽い嫉妬心を懐いた
そうよ・・・姫子は私1人のものじゃないわ、早乙女さんというお友達がいるんですもの
「!?」はっと姫子と一瞬目が合う、姫子があっとした表情で私を・・・見つめた
早乙女さんは2人の目線には気付いていないようだ、もちろん周囲の生徒も・・・

「・・・・・・・・・」
早乙女さんと一緒に居る姫子とは話すことなんてないわ・・・
話しかけると大騒ぎになることも目に見えてるもの
私は姫子から目を逸らすと静かに薔薇の園の方向にゆっくりと足を向けた

「・・・・・・・・・」

弓道部の活動まではまだ時間もあるわ、適当につぶそう・・・
生徒会もお仕事も残ってるけれど・・・いまはそんなことを考えたくなかった
「ふう・・・・・」
薔薇の園に入ると小さく息を吐きながら座った
今日はこの場所で姫子と・・・

「はあ・・・ぜえ・・・はあ・・・・ち・・・・・・千歌音ちゃん?」

!?・・・・・・・姫子?
ぜえぜえと・・・息を大きく吐きながら姫子がやってきた
「待って・・・・!待って千歌音ちゃん・・・」
相当疲れたのか肩で息をしている
姫子は体が弱く体力もないので・・・少し走ると疲れるのは仕方ないだろう
「・・・・・・・なにかしら?」
目を合わせぬまま静かに聞いた
「その・・・千歌音ちゃん・・・・・怒ってる?」
「・・・・どうしてそう思うのかしら」
姫子が呆気に取られたような表情をすると慌てた様子で聞いてきた
「だ・・・だって!千歌音ちゃん私から目を逸らしたから・・・」
「姫子、私ね・・・・貴女と2人だけの時間が欲しいの・・・第三者に介入されるのは嫌なのよ・・・」
それもそうだが違う・・・ほんとは・・・早乙女さんに嫉妬したから・・・・・・・・!!
「え?で・・・でもあれは違うの千歌音ちゃん!ま、マコちゃんと普通に帰っていただけなの・・・」
わかってるわ姫子・・・・早乙女さんと姫子は仲がいいから


「ええ、そうよね、ごめんなさいね私・・・」
「千歌音ちゃん・・・」
はっきり女友達相手に嫉妬だなんて異常だろう
「それで姫子、早乙女さんはいいのかしら?」
「あ、うんマコちゃん部活あるからって・・・」

「そう、良かった」

え!?平然と呟く千歌音に戸惑った・・・良かったってなにが・・・?姫子は一瞬戸困惑した
しかし深く考えるのをやめると気を取り直して千歌音に聞いた
あ・・・そうだ、千歌音ちゃんこんな所に居ていいのかな・・・?
「あ、千歌音ちゃんは部活は・・・・・・?弓道部だよね?それに生徒会のお仕事もあるんじゃ・・・」
姫子に顔を向けずに告げた
「いいの」貴女と2人だけの時間をいま過ごせてるんですもの
こんなときに部活だなんて・・・どこにも行く気になんかなれないわ
私は姫子から顔を逸らしたまま・・・瞳を閉じたまま・・・静かに告げた

「ねえ姫子、私・・・寮に一度行ってみたいわ・・・貴女の部屋に案内してくれないかしら・・・?」


千歌音の提案に姫子は戸惑った
「え!?私の寮に・・・?」
「ええ・・・いけないかしら?いまは早乙女さんもいないし・・・いいんじゃないかしら?私、姫子の部屋行ってみたいの」
急な展開に姫子は慌てる
「で・・・!でも千歌音ちゃんが来たら寮の皆大騒ぎしちゃうと思う・・・」
そりゃそうだろう、宮様が寮に来るなんて、しかも人の部屋に入るだなんて前代未聞の出来事だろう
「構わないわ・・・・・・それに私言わなかったかしら?貴女以外の人間には興味ないって、それに人のいないときに行けば見られる心配もないわ、いまは皆部活で部屋にはいないと思うわ・・・」
「千歌音ちゃん・・・」

千歌音は姫子に寄り添いたかったが姫子が人目を気にして離れて歩くように言った
(千歌音ちゃんもう少し自分のお立場を考えてほしいな・・・)
寮に行く途中の道でも女生徒から
「宮様ごきげんよう」「これからどちらにお行きになるんですか?」「宮様弓道部はいいのですか?道場はあちらですが」
こんなのはまだましな方だろう、早朝などは千歌音の周りには必ず生徒の取り巻きがいる、あれでは話もままならない
なるべく姫子は千歌音から離れて歩いていた、これなら赤の他人に思われるだろう
でないと生徒の心無い嫉妬から何を言われるかわかったものではない

姫子・・・・・・私はできらば貴女と腕を組んで歩きたいのだけれど・・・
駄目でしょうね・・・(ああ・・・姫子とっても可愛くてよ、いますぐ・・・キスしたいくらい)
姫子を横顔を伺いながら私は胸が紅潮していた


ここが姫子の・・・私は姫子から寮の部屋に案内された
失礼だが姫宮邸の千歌音の部屋の半分もない狭さ
やはり所詮は寮、ベッドが2つと勉強用の机があるくらいだ、テレビもない

「あ、あんまりジロジロ見ないでね・・・・・・」
姫子が恥ずかしそうにたじろぐ、なにせ千歌音は宮殿のような豪華な御邸でいつも暮らしているのだ
このような狭い部屋とは無縁のお嬢様なので、あまりに場違いであることは間違いない
(そう・・・ここでいつも姫子は寝泊りしてるのね、ルームメイトの早乙女さんと2人っきりで)
「あ、左側にあるベッドがマコちゃんの・・・・で、こっちが私の・・・なんだけど・・・」
姫子が顔を赤く染めながら自分がいつも就寝しているベッドを紹介する
「せ、狭いでしょ?それに・・・ちょっと散かしてるから・・・千歌音ちゃんに見せるの恥ずかしいよ・・」
「そんなことないわ・・・姫子、素敵なお部屋よ」
千歌音は少し微笑むと姫子のベッドに駆け寄り・・・ゆっくりと座ると・・・寝転んだ
「や!ち、千歌音ちゃん!」
姫子が顔を真っ赤に染めおどおどする
「ふふ・・・・・姫子の香りがするわ・・・・・とっても気持ちいいわよ・・・」
(ほんと、姫子の香りがするわ・・・ああ・・・堪らないわ)
ベッドに寝転ぶ千歌音に姫子は一瞬見とれた
千歌音のような超美少女は、どのような格好をしててもやはり絵にはなる

あまりに気持ちよさに目を静かに瞑った、このベッドで姫子は・・・
「姫子もいらっしゃい・・・とっても気持ちいいわよ」
私はベッドで寝転びながら姫子を手招きした


「え?・・・う・・・うん・・・じゃあ・・・私も寝ようかな」
少し戸惑い気味だったが姫子もベッドに近寄ると横になった
ああ・・・私の間近に姫子の顔が・・・幸せだわ・・・
可愛い、とても可愛いわよ・・・私の愛しい姫子

「ねえ姫子」
ふいと声をかけた
「ん?なに千歌音ちゃん・・・・・・」
「まだ昼休みでのこと怒ってる?」
「え・・・・・?ううん、ただ少しびっくりしたけど・・・」
そりゃ驚くだろう・・・予想もしていなかったはず
今まで親友だと思っていた、そして憧れの存在でもある宮様こと姫宮千歌音に薔薇の園で突然襲われ強引にキスをされた
そしてそのまま・・・姫子は制服を脱がされ千歌音に抱かれてしまった、女同士で・・・
「そう、ごめんなさいね」
「え?ううん、いいの・・・私の気持ち確かめられたから、」
「そう、良かったわ・・・」
貴女には酷いことをしたと思ってるわ、無理矢理キスしたりして・・・でも貴女に嫌われなくて・・・ほんとによかったわ
「ね・・・姫子・・・・・・キスしていい?」
「え!?」千歌音のふいとかけられた言葉に姫子の顔が一気に紅潮した


「いいかしら・・・?姫子」
「あ・・・・え、そ・・・そんなこと言われても・・・」
姫子もそうやすやすとはい、いいですとは言えない
「言ったはずよ?貴女が好きだって、もう女同士とか関係なく貴女が好きなの・・・」
口に手をやりながら姫子が佇む
「それに・・・もう私達ただの関係じゃないでしょ?キスもしたわ・・・それに姫子はもう処女じゃ・・・!」

「やめて!!!!!!!」

千歌音の言葉を遮るように姫子が叫んだ
「あれは・・・千歌音ちゃんが無理矢理・・・私を・・・・・・!力尽くで・・・・・・私を!」
思いもよらなかった昼休みでの千歌音の行動、薔薇の園での出来事が脳裏に甦る
姫子の非難の言葉に千歌音が起き上がり小さく息を付くと声を発した
「そうね・・・・・それは認めるわ、いくら非難されても仕方ないことをしたとは思ってるの・・・でも・・・姫子は私にキスをされた、そして体を私に許した、それは事実でしょう・・・?」
「そ、それは・・・・・・」
「それに最後は姫子からの抵抗を感じなかったわ、それって・・・私の気持ちに応えてくれたってことじゃないかしら・・・?受け入れてくれたんじゃないかしら?」
「!・・・・・・」
「そして初めてのキスの相手も私、初めて体を許した相手も・・・・私、そうよね姫子?」
顔を落としたまま姫子は静かに肯いた
「ごめんなさいね・・・私、今日のお昼は・・・どうしても理性と欲望を抑えられなかったの?でも姫子が好きってことは確かよ、貴女が好きなの・・・!」
「千歌音ちゃん・・・」
「だからお願い・・・キスさせて・・・おねがい姫子・・・好き、好きよ姫子・・・」

その言葉に姫子は優しく微笑んだ「千歌音ちゃん・・・」
こちらを向いた姫子は・・・静かに目を閉じた
「姫子・・・・・・好きよ」
そう囁くと・・・優しく姫子の唇に自分のを重ねた・・・


「んっ!・・・ん~・・・」
千歌音の優しいキスが姫子を襲った
ああ・・・よくってよ姫子・・・いいわ
蜜のような甘い口付けをくれる・・・貴女のキス
姫子、貴女の唇・・・甘くて・・・何度頂いても柔らかくて美味しくてよ
簡単に折れてしまいそうなくらい細い姫子の腰・・・それに私は両腕を静かに回す
そして抱き締めながら再びキスをした

「ん・・・・・・」

驚いているというより戸惑っているのか姫子の瞳は明いたままだ
(ふふ・・・そんなに戸惑っちゃって、私も経験ないのに・・・可愛いわよ姫子)
人形のように小さい姫子、私から見れば子供のように見える
私自身普通の子より大きいし身長も男の子みたいだからそう思うのかもしれないのだけれど・・・

ああ・・・千歌音ちゃん・・・まさか千歌音ちゃんとこういう関係になるなんて
いままでは憧れの存在だったの、親友だなんて思ったら失礼に当たるんじゃないかなって
だって千歌音ちゃんは綺麗だし頭もいいし強いしなんでもできるお嬢様だから、でも・・・
「!?」
ぬるっと・・・千歌音の舌が姫子の口内に侵入を開始した


「んんっ!・・・ん~・・・・んん」

千歌音の舌が姫子の口内で踊り続けている
(喉まで届いている・・・?千歌音ちゃんの舌って長すぎ・・・)
そう、本日に二度目のディープキス、普通のキスですら姫子は初めてだったのだが
全てを千歌音に奪われてしまった、キス・・・そして体を・・・処女も千歌音に捧げた
それも女同士だ、そう・・・それほどまでに千歌音は姫子のことが好きだ
女同士など関係ない、来栖川姫子という人間の心と体全てを愛しているから
一度舌を姫子の口内から解放した千歌音は姫子の制服を脱がせ唇を舐めながら耳元で囁く

「好き、好きよ・・・・・・・・・・・・姫子」

そう囁かれるたび胸が鼓動を浴び体全体が熱くなる
こんな感じで好きなどといわれた経験はいままでなかった
早乙女マコトとは親友だし・・・マコトにも好きと言われることもあることはあるのだが
それは友達としての好きであって千歌音の好きとは違う
「姫子・・・私の好きって意味は早乙女さんや貴女の好きって意味とは違うの・・・私の好きってのは・・・こういうことなの」
「千歌音ちゃん・・・」
千歌音は流れるように姫子の胸元に顔を埋めた

最終更新:2007年04月26日 23:59
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