朝鮮総連系歌劇団:仙台市も会館使用不許可に

 仙台市は5日、朝鮮総連系の音楽舞踊団体「金剛山歌劇団」(実行委主催)の市民会館使用許可
を取り消した。9月公演を予定していた。街宣車などの妨害行為による混乱の恐れや最近の国際
政治情勢を踏まえた判断という。宮城県も4月に県民会館使用を不許可としている。実行委側は市
と県に不許可決定取り消しを求めて仙台地裁に仮処分申請する方針だ。

 仙台公演は55年から県民会館などでほぼ毎年開かれてきた。昨年9月の公演では北朝鮮のミサ
イル発射問題などを理由に県が後援を見送り、街宣車が会場を取り囲む騒ぎがあった。実行委は
3月に市民会館の使用を申請し、管理団体がいったん認めて使用料も納めたが、市が再検討していた。

 実行委の朴広基(パククワンギ)代表は「行政は警察とともに妨害行為を取り締まるべきで本末
転倒。言論や表現の自由を排除する暴力に行政が屈したことは残念で納得できない」としている。
同歌劇団の公演をめぐっては、岡山県倉敷市が昨年10月、市民会館の使用許可を取り消し、
主催者側の申し立てを受けた岡山地裁が市の不許可処分の執行停止を命じ、公演が開かれている。

http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/asia/news/20070606k0000m010072000c.html



【ソウル5日聯合】在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)機関紙の朝鮮新報は5日、
朝鮮総連の神奈川県湘南支部と西湘支部が入っている施設で2日夜に起こった放火事件の詳細を伝え、
「祖国のミサイル発射訓練が報道されてから、この地の人権じゅうりん状況は日増しに険悪になっている」と非難した。
民族排外主義が気勢を上げ、朝鮮学校と生徒に対する暴言と暴行事件は数十件に達すると述べている。
また、「見過ごせないのは日本当局と反朝鮮騒動を企む勢力が、
ミサイル問題を口実に制裁を叫びながら反朝鮮人感情を煽っているという事実」と強調した。
朝鮮総連神奈川県本部の林鍾圭(リム・ジョンギュ)国際部長は3日の記者会見で、
事件の経過を説明するとともに犯人検挙と再発防止を求めている。
ソース 聯合ニュース
http://japanese.yna.co.kr/service/article_view.asp?News_id=142006080500900



<朝鮮総連本部取引>ぬぐえぬ不自然さ 緒方氏、土屋氏発言
6月14日15時11分配信 毎日新聞


 在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の中央本部の土地と建物が売却された問題に、東京地検特捜部の捜査が入った。購入した投資顧問会社の代表取締役の緒方重威(しげたけ)・元公安調査庁長官(73)の自宅などへの13日の家宅捜索。緒方氏、そして売却話を持ちかけた元日本弁護士連合会会長の土屋公献氏も検察の意図に疑問を呈すが、会見などでの発言には不自然さがつきまとう。
■総連との接点はいつ?
 13日の記者会見で緒方氏は、公安調査庁調査第2部長をしていた85年ごろ、調査対象だった朝鮮総連中央本部が北朝鮮の大使館的な役割を果たしていることを認識したことを明らかにした。その後、総務部長、93~95年には長官を務め、計3回の公安庁勤務時代はいずれも総連に関する情報が上がる部署にいた。
 緒方氏は総連を調査する立場のため、これまで幹部と接触する機会はなかったという。しかし、今回の取引を巡って実質的トップの許宗萬(ホジョンマン)氏と面会。印象について「人間として信頼できる人物」と語った。
 「じっくり話し合ったうえでの信頼関係だ」と取り引きについて説明。土屋氏の売却話の持ちかけから売却までわずか1カ月で、かつての「調査対象」とそこまでの関係を築けるのだろうか。
■資金の調達は
 土地と建物の買い取り額は35億円。出資者は高額な資金を負担する必要があるが、緒方氏は「民間でも力を貸したいという日本人が複数いる」と語るが、出資者の人数や立場などについては言及を避けた。
 朝鮮総連系の商工団体加盟者には、パチンコ店経営者ら比較的資金力のある人たちがいる。しかし、会見で緒方氏は「うちわだけで金を作って所有権を移転すれば整理回収機構から仮装売買とか、強制執行妨害だと非難される」と説明し、資金源は「日本人」を強調する。
 実は、03年に朝銀東京の融資がらみで回収機構に債権譲渡されたビルの競売について、入札締め切り翌日に機構が取り下げるという異例の事態があった。この際入札に名乗りを上げたのは、総連関連の商工団体だけで、機構側が「身内の譲渡」に当たると判断したのが背景との噂が広まった。
 今回、実際にまだ資金を集められていないという。出資者は本当に日本人なのか、あるいは実在するのかという疑惑さえ浮かぶ。
■ビルに緒方氏の影?
 緒方氏が代表取締役を務める「ハーベスト投資顧問」は、関東財務局に投資顧問業登録をしておらず、日本証券投資顧問業協会にも加入していない。緒方氏は、ハ社がペーパーカンパニーと認め、「売却話が持ち込まれた4月中旬以降、紹介されて便宜的に使った」と説明する。しかし、同月までハ社の登記上の所在地だった東京都千代田区のビルには、以前から緒方氏の出入りが確認されていた。
 ビルにはハ社と別の投資顧問会社が入る。役員は「2年ほど前からうちが進めていた業務に関係し、緒方氏はたびたび訪れていた」と打ち明ける。緒方氏は13日の会見で「投資ファンドの世話をしている人間が『きれいな会社だから使おう』と提案した」などと説明したが、協力者の素性などは明らかにしていない。 


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最終更新:2007年06月14日 20:20