| 路線名 |
東野線 |
| 起点 |
黒羽駅 |
| 終点 |
西大田原駅 |
| 路線長 |
9.5km |
| 所有者 |
関東鉄道 |
| 運営者 |
関東鉄道 |
| 開業 |
1918年4月17日 |
| 軌間 |
1067mm(3ft,6in) |
| 電化 |
直流1500V(架空電車線方式) |
| 線路 |
全線単線 |
概要
1918年に沿線農作物や陸軍金丸原飛行場への軍事物資輸送を目的に東野鉄道により開業した路線である。
同社は当初、黒羽より那須小川、常陸大子方面への延伸を構想していたが、同線の開業にやや先立ち1916年10月に南より現在の棚倉線に当たる野州鉄道が黒羽まで乗り入れていたため、同線に乗り入れる形で延伸することとし、小川 - 大子間の敷設免許は別途の大子鉄道へ売却されている。1921年に東野鉄道は関東鉄道に買収され同社東野線となりその後大田原線に改称された。
その後もしばらくは西那須野と黒羽を結ぶ路線として営業を続けていたが、1960年代半ばの台風被災後、西大田原 - 西那須野間(3.6km)は棚倉線の乗客を国鉄(東北本線)へ逸走させ関鉄の利益にならないことを理由にそのまま廃止となり、以降は大田原高校や大田原市役所に近接する西大田原駅までの路線となった。
当初西那須野を起点に開業した歴史的経緯からキロ程は戸籍上の起終点と逆に西大田原から黒羽方面に伸びており、また廃止区間に当たる西那須野駅を起点としているため0キロポストは存在していない。
運行形態
基本のパターンダイヤは1時間間隔で線内ピストン運転が行われている。
なお、原則はこの通りであるが、2024年ダイヤ改正以降、2023年に関東鉄道が利用低迷のため上下分離を前提に沿線自治体と協議の意向を示した大子線の利用促進を目的とした実証実験の一環として常陸大子 - 那須小川 - 黒羽 - 西大田原の直通運用が朝夕中心に平日・土休日の双方で設定されるようになった。
最終更新:2025年09月20日 16:33