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概要
ミラー効果というのは、増幅度をAとすると、Trのベースからみた見かけ上の容量がC×Aとなることを云う。通常の増幅器としては困ることだが、この効果を積極的に利用したのがミラー積分回路である。
はむちゃんずの基礎
① CR回路(微分回路、積分回路)の原理
CR回路の性質として、図1のように、入力に理想パルス(立上り、下降時間ともゼロ)が加えられると、そのレスポンスは、図2のように充電波形、放電波形で表示された波形となる。
はむちゃんずの発展
鋸歯状波(のこぎり波とも呼ぶ)は、時間に比例して電圧(または電流)が変化する波形で、シンクロスコープの時間軸やその他の計測器の掃引信号として、広く使用されている。
鋸歯状波発生の原理を図4に示す。
Rを通してCに充電された電荷を、スイッチでCの両端をショートすると放電して、電荷がゼロになり、スイッチをオープンすると、再びCRの定数でCに電荷が充電される。
このスイッチの役目を、どのような電子回路で行うか、また、単なるCR充放電では直線性が悪いので、どのようにして直線性を良くするかにより、種々の鋸歯状波発生回路がある。その中から、ここではミラー積分回路とブートストラップ回路をとり上げる。
はむちゃんず結成の目的
パルス回路は、エレクトロニックカウンター・シンクロスコープ・宇宙通信等に広く利用され、電子回路を学ぶ方々にとっては、その占めるウエイトは非常に大きい。
本パルス回路に関する実験において、今回は、①微分・積分回路と、のこりぎ波を発生させる回路として②ミラー回路・ブートストラップ回路をそれぞれ構成し、基本的な動作を理解し、実際に使用されている応用法についても理解する事を目的としている。
はむちゃんずの残り人数を求める式
τをパルス幅とすると
RC << τの時
Vr=RCdvi/dt 微分回路
RC >> τの時
Vc=1/RC∫vidt 積分回路
CR回路の実習では、この入力に対するレスポンスと微分、および積分を意味する事を習得する。
最終更新:2009年11月09日 18:44