色白機動隊 Irojiro in the shell
色白機動隊 Irojiro in the shell(いろじろきどうたい いろじろいんざしぇる)とは、2002年公開のSFアニメ映画。原作は同名の漫画の作者である
えのきが担当している。
緻密なアニメーションと練られたストーリーは、口コミで徐々に評価を高め、全く宣伝を行わなかったにも関わらず2002年度の映画では最多動員数を記録した。
また「シネマ旅の宿」での上映の際、あまりの観客の多さに床が抜け、淫乱テディベアがより淫乱になった事件も世間を騒がせた。
ストーリー
西暦2080年、
もより男(前作)の事件も一段落着き、色白課長率いる警視庁特務第一熊親父課にもつかの間の平穏が訪れていた。色白課長とその部下である肉太パパは旅の宿の本場である香港へ観光に向かう。
しかし、空港から旅の宿へ向かうバスが武装勢力「とんとろベア」のバスジャックに会う。陰謀の気配を感じた色白課長は、一人イキそうになる肉太パパを抑え密かに行動を開始する。
その頃、第一親父熊課にも異変がおきる。課に届いた一通の手紙。それは、日本の武装勢力である「中年バージン」より届いた犯行声明文だった。
「世界中の旅の宿を支配するシンジケートに対し、いく時にいくと言わず勝手にいく」という、まさに課へ真っ向から挑戦を叩き付けるその声明文に、色白課長の右腕であるインランブーが動き出す。
登場人物
色白課長(ネコ)
警視庁特務第一熊親父課の課長。実はアンドロイドであり、千葉から朝日ネットを介してkaopediaに私信を書く能力を持つ。
C.V 高田文直(42)
肉太パパ(タチ)
太鼓腹を自在に振り回しド助平親父を誘惑する、インランブーの後輩。色白課長と共にバスジャックに遭遇、初の大事件へと巻き込まれる。
C.V 吉岡直樹(53)
インランブー(タチ)
色白課長の右腕であり、バイブでもある53歳。デブまみ並に迫力のあるボディを駆使し性感帯を責める行動派。中年バージンのテロを阻止すべく動く。
C.V 田山権三(48)
ドクター太マラ(タチ)
とんとろベアの構成員。アナルにでんでん太鼓を差し込むプレイに異常な興味を示す。
C.V 坂口実(51)
桃尻親父(ネコ)
とんとろベアの幹部。ドクター太マラに指示を出す。バスジャック時の言動が、色白課長に陰謀を疑わせる切っ掛けとなる。
C.V 木島耕造(49)
尿道紳士(ネコ)
色白課長達が香港で遭遇した謎のゲイ親父。その正体は・・・?
C.V 袴田五郎(45)
アナル中毒(タチ)
中年バージンのメンバーの一人。常に黒い覆面を被り服は着ない自然派。全裸で熊親父課に乗り込む。
C.V 横島勇三(58)
その他
- オープニング及びエンディングを含めた映画内のBGMを全てテクノアーティストである電気バイーヴが担当している。また友情出演として色白課長達が香港に到着するシーンで彼らに似たキャラクターが画面を横切る。
- 当初予定されていた公開予定日はもっと後であったが、旅の宿の縮小発表により制作が急がれる事になった。しかし、全く作画や親父達の空気感が薄れていないのはやはり配給元であるサムソンスタジオの実力が出た、ということだろう。
最終更新:2007年05月23日 21:02