彼岸花
いくら待っていても 誰も来ることはない
太陽が降り注ぐ 悲しい思い出忘れようと
失くしてしまおうと 手を離してしまう
嘘だと分かっていた 本当の世界隠したまま
道端に咲いたたんぽぽは 優しく撫でられてゆくのに
どうしてこんなに涙が 溢れて止まらないの
優しくなれなくていい 僕だけを見つめておくれ
悲しい世界に咲き誇り 誰かを待つように花開いた
生きる自信をなくし 踏みにじられてしまう
汚れたままでいい? 問いかけも上手く返せずに
溢れ出しそうな感情は いつか散って消えて果てる
それでもここにあるのは 捨てきれない想いだけ
殺されそうな日でも 咲き誇り待っている
優しい世界に咲き誇る 死と隣り合わせの生に恋をした
下水道の下で溢れる 黒い風を押しのけて
生と死の狭間で今 美しく咲き誇れ
過ぎ去って君は行く 僕を置いて一人行く
愛は今もここにある? 確かめるのさ花咲かし
優しくなれなくていい 僕だけを見つめておくれ
悲しい世界に咲き誇り 誰かを待つように花開いた
失くなりそうな日でも 咲き誇り待っている
溢れる世界に咲き誇る 死と隣り合わせの生に恋をした
いつかまた会うだろう そのときまで咲き誇れ
彼岸花
最終更新:2012年08月06日 23:00