用語集

A

  • AC
  ActionCutの略。カットをまたいでキャラクターが一連の動作を行う時の指示。

B

  • Book
  前景。キャラクターより手前に配置される物体を描いたもの。森の中のシーンの茂みや、街中のシーンのガードレールなど。

C

  • CRTディスプレイ
  要するにブラウン管のテレビ。
  経年劣化による品質の低下を考慮しなければ、液晶ディスプレイと比べて映像がきれいに見えると言われている。  
  上映会前には一度、CRTで色味を確認してみてはどうだろうか。

  • L/O
  レイアウトの略語。

  • アニメーター
  主に「絵を描くことを仕事にしている人」をさす。原画マン、動画マンの総称。
  また、3DCGアニメーションではキャラクターの3Dモデルに動きをつける作業を行う人を指す。
  • アフエフ
  AdobeAfterEffectsの略称。
  • アフレコ
  アフレコとはアフター・レコーディングの略で、映像撮影後に声だけを別途で録音することをいいます。
  逆に映像より先に音声の収録を行うことを「プレスコ」という。

  • 絵コンテ
  作品の脚本を絵と文をもちいて表わした物。画面構成、音源等々を含めた総合的な作品の設計図。
  絵コンテが出来上がった段階でスタッフ全員を交えて一通り流れを確認する作業を行うとその後の作業が円滑に進みます。

  • エフェクト
  元々はビーム系の特殊効果的な作画を指す。
  最近では炎、水、風、爆発、煙、波などの自然物の動きも指す。

  • オバケ
  速い動きでものの形がはっきり見えないときなどのに利用し、残像を表現したもの。
  迫力を出したいときや、ギャグものではよく使われています。動画枚数を減らす為に使うことも・・・。


  • 企画コンペ
  企画コンペティションの略だよ。
  アニ研では部会時に企画者がプレゼンをして制作を手伝ってくれるスタッフを集めたりしますよ。

  • 企画棚
  原画などを収納する棚にひっそりと存在する棚。
  面白い企画を思いついたらここに企画書を投入しておこう。誰かが映像化してくれるかもしれない…。

  • 口パク
  キャラクターの口を動かしせりふを喋っているように描く事を、口パクと言います。
  キャラクターが動かずにしゃべっているとき、「止め、口パク」という言い方をします。
  多くの場合「あいうえお」の母音すべてを用意する必要は無く、最低でも2~3枚あれば十分喋っているように見えます。

  • 原画
  動画の中で動きのキーとなるフレームを描いたもの。またそれを描く人。原画マン。原画担当。

  • 原画マン
  原画を描く人の通称。アニメファンから高い評価を受けている原画マンの画風は往々にして個性が強い。

  • 作画監督
  略称は「作監(さっかん)」。原画班統括。
  作品の作画面でのクオリティーは作監の能力、および時間的余裕に依存する場合も多い。
  テレビアニメで有名な(実力のある)原画マンが作監をした回は「神回」と称され崇められる事もしばしば。

  • 字コンテ
  絵コンテの前段階ではいる作業。
  文章のみによって場面やキャラの動きなどを指定する。絵コンテの脇に書いてある説明文とほぼ同じものと言ってもいいだろう。
  プロットと同義に扱われることもある。

  • シナリオ
  物語の内容を書面にまとめたもの。これに沿って物語を作成していく。

  • しり絵
  しりとりアニメ制作における自分の担当パートの最終フレームを指します。

  • しりとりアニメ
  しりとりアニメとは、言葉ではなくイラストからイラストへだんだんと絵を変化させながら繋いでいくものです。
  基本的に複数人で制作し、自分のパートの最後のフレーム(しり絵)を次のパートを描く人に渡すことから「しりとり」と呼ばれています。
  アニ研では入部した一年生が最初に携わる作品です。

  • 制作進行
  アニメ制作全体の進行度を管理する役職。アニ研では締切を過ぎている原画、動画を催促するのが主な仕事になる。そのため、制作進行自体が他の役職を兼任することは避けたほうが無難。
  役割の性格上、自分を棚上げにして他人に対して強く意見を主張できる図太さが必要になってくる。他のスタッフから不興を買う可能性もあるので、夜道には注意すること(かといってあまり甘やかしてもいけない)。
  監督の負担軽減を図れるかなり重要なポストでもあるのであまり軽視しないほうが円滑な制作活動が出来るだろう。

  • 清書
  原画を、彩色班が色を塗れるような、動画のきれいな線にすること。
  アニ研では個人の負担を軽減するために原動と違う人が清書をする場合もある。

  • 動画
  原画と原画の間のフレームを補完する形で描かれたもの。またそれを描く人。動画マン。動画担当。

  • トラックバック/アップ
  カメラが前後に移動することで画面内でのキャラクターの大きさを変化させる手法。
  現在のアニメ制作では実際にカメラが前後することは無いのでキャラクターの拡大倍率を変化させるだけでよいのだが、「カメラが前後する」事に注意を払う必要がある。
  カメラが前後すると言うことは画面内の(特に背景の)パースが変化すると言うことである。このため、キャラクターの倍率変化と共に、背景やBookの拡大倍率も変化させる必要がある。

  • 背景
  場面の遷移や、世界観を伝える為に必要な絵。基本的には一枚絵で描かれるが、景色に動きを加えたいときなどには背景動画や3DCGを用いた背景を用いる。

  • 背景動画
  背動と略される。3DCG技術が無かった(あるいは未熟だった)時代までは移動するカメラに合わせて変化する景色を表現するために、背景を一枚絵で描かず一連の動画として描いていた。もちろん現在でも用いられる手法ではあるが、3DCG技術の進歩により見られる機会は少なくなった。
  背景動画を描くにはそれなりのスキルが必要なので、作品に用いる場合には注意が必要。

  • ブラー
  Blur。「ぼかし」を意味する英語。

  • プレミア
  AdobePremierの略称。

  • プレスコ
  アフレコの逆で、音声収録を先行して行う方式。原画等の作業よりも前の工程になるため、声優は台本、絵コンテ等をみて演技をすることになる。
  アフレコに比べ制作進行上のデメリットが多いが、口パクに合わせるなどの制約がない為声優の演技がしやすくなるなど利点もある。
  しかし、作画面でのデメリットは自主制作アニメに置いては致命傷なので、採用しない方が無難。

  • プロット
  作品の大まかな流れをまとめた文書。企画の次、脚本の前あたりでプロット作業は行われる。
  物語のあらすじ、キャラクターや小道具などの大まかな設定を決め、このプロットを元に細かなストーリーやキャラクター設定などを練っていく。
  自分の中にあるイメージを整頓する作業なので面倒くさがらずにきちっとやっておくと吉。
  広義には字コンテと同義に扱われることもある。

  • ぽしゃる
  駄目になる。お釈迦になる。
  企画が進行不可能になり、制作が打ち切られること。

  • 目ぱち
  まばたきの事。

  • モブ
  登場キャラクター以外の群集の人間のことをいいます。
  大勢の人物を描くのは大変な手間なので制作期間に限りのあるテレビシリーズなどでは止め絵で描くことが大半です。制作期間も長い映画やOVAなどではモブが動画で描かれることもあります。
  動かすときはモブシーンということもあります。

  • レイアウト
  画面に人物や背景がどう写りこむか設定する、いわば画面の設計図。作画作業において要所であり、レイアウト作業の出来で作品の甲乙が決まる場合も少なくない。

  • レンダリング
  CG用語。AfterEffectsやMayaなどCG系のソフトで、作成した映像(画像)を描画する処理の事を指す。レンダリング中のPCではほかの作業をしてはいけません。


  • ページ作成 -- kto (2009-09-15 00:43:48)
  • エフェクト作画は昔から自然物(流体系)も指したと思う。そこら辺の資料が本棚にあったはず。 -- kto (2009-10-08 01:39:19)
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最終更新:2010年02月02日 11:02
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