はじめに
これら簡易背景素材制作法は、あくまでも「手抜き制作法」の一種であり、
画力の向上に繋がるものではない。
純粋な画力向上を求める者は、この項に頼ってはならない。
あくまで、応用の一部として、または、どうしても背景作成に
時間を取れない時などに利用する事を心掛けてほしい。
なお、ここでの説明は、フォトショップの
基本操作がわかっている事を前提に話を進めている。
1.歪み背景制作
この項では基本、フォトショップを使用して話を進める。
まずはレイヤーを用意し、画面を適当な色で塗りつぶす。
その後、「フィルタ」→「描画」→「雲模様1」
で、もや状の背景を作る。
(描画色と背景色の2色で作られる)
(今回の例では白黒で作っている)
その後、明るさ・コントラストやノイズ等で濃淡をつける。
そして、「フィルタ」→「アーティスティック」→「ラップ」
で、照かりを作る。(パラメータは全部高めに設定する)
これで歪み背景の完成である。
背景の一部やスクリーン合成として使うと良い。
私の場合、これに加えて「フィルタ」→「変形」→「渦巻き」
で、更なる歪みを作ったりする。
(画像の例では「焼き込みカラー合成」を使っている)
2.応用(海面)
上記の素材を応用すれば、水面のような効果が得られる。
例の4種類の画像を合成すれば、このような画像を作れる。
(使用した合成法:オーバーレイ、ソフトライト、ビビットライト)
(ビビットライトの画像のみ、レイヤーの不透明度が60%)
具体的な説明は難しいので、自分で色々素材を作ってみて、
色々と合成を試してみる事。
様々な色や素材を混ぜた方がよりリアルに見えてくる。
3.虹素材
項目が乏しいので、もう一つ、素材「虹」の作り方を教える。
まずはレイヤーを作り、グラデーションツールを選ぶ。
そして、赤矢印のバーを押し、7色虹色カラーを選ぶ。
図のように横向きに、かつ赤色が下になるように虹線を作る。
(なるべく細めで下の方に作った方が良い)
そして、「フィルタ」→「変形」→「極座標」
で、円形にし、丸虹を作る。あとは部分的に切り取り、虹の形にすればOK。
なお、虹線を縦に作ると、図のようになってしまうので注意。
(これはこれで面白いが)
素材はとにかく応用して使うこと。
テクニックさえ身に付けておけば、色々な画像を作り出すことができる。
最終更新:2009年11月02日 14:14