はじめに
フォトショップにて、私がたまに使う小技をいくつか紹介する。
あまりに小技すぎて、一つの項目として記述するべきか些か迷ったが、
応用の種として利用可能かと思い、記述に至った。
フォトショップを使用する際に、記憶の片隅にでも入れておいて頂ければ、
幸いである。
1.逆光
フォトショップを使えば、簡単に逆光を作る事ができる。
レイヤーを黒で塗りつぶし、「フィルタ」→「描画」→「逆光」 で、逆光を作れる。
パラメータをいじれば、光の強さを調整できる。
画像にかぶせたければ、レイヤーを手前に持って来てから
「スクリーン合成」すれば良い。
2.集中処理、円形ぼかし
フォトショップを使えば、集中処理、円形ぼかしのような
効果を簡単に作る事が出来る。
「フィルタ」→「ぼかし」→「ぼかし(放射状)」 で、
「ズーム」を選べば集中処理、
「回転」を選べば円形ぼかしをかけられる。
ただし! ここで絶対的な注意!!
この処理はとても不安定で、まれにフォトショップが落ちてしまうことがある。
原因は不明だが、透明度の都合か、オーバーフローするような処理に陥ると、
エラーで落ちてしまうらしい。
この処理を行う際には、必ず先に保存を済ませておく事!
(これのせいで何回涙を流したことか……)
3.ディザ合成 レイヤー化
ディザ合成を使えば、半透明な部分をドット化させる事が出来る。
ただし、これはレイヤー全体にかかってしまう効果であり、
このドット画像にエフェクト処理をかけたりなどはできない。
何か処理を施したい場合は、このドット画像を、一度通常レイヤーに
置き変える必要がある。方法は、
一つ下に空レイヤーを作り、ディザ合成の画像を
「下のレイヤーと結合」させれば良い。
こうすれば、ディザ合成のドット処理を残したまま、
通常レイヤーに変える事が出来る。
(ドット画像に「ぼかし(放射状)」をかけた例)
4.レイヤー効果
レイヤーには、全体にエフェクトをかけるパラメータが存在する。
レイヤー欄のレイヤー上で右クリックし、「レイヤー効果」を選ぶ。
一番使いやすいのは、
「ドロップシャドウ」「べベルとエンボス」「境界線」。(例参照)
他にも色々あるので、いろいろ試してみると良い。
(ただし、これはかなり嘘っぽい立体画像になってしまうので、
乱用はお勧めしない。あくまで素材の一部として使うように)
なお、これも上記の「ディザ合成 レイヤー化」と同じ手法で、
通常レイヤーに変換することができる。
最終更新:2009年11月02日 14:28