めでたく いつきに
米を分けてもたったまつと利家は、
さらなる食材を求めて
摺上原へと向かう途中、
上杉謙信の居城・春日山へと
迷い込んでしまった。
しかし、そこで二人が目にした
意外な食材とは…!
それがしの手を離すな、まつ! まつ…まつたけ!?
【第二章 松茸天国!】春日山忍法帖
まつ! ほら、松茸がこ~んなに!
迷ったかいがあったというもの…
さあ、見つからないうちに…
まえだどの、なにをしているのですか?
み、見つかったー!
山から攻め入るとは…なかなかの手錬だな…
わたくし共は、松茸を採りに参りました
ま、松茸を!? そ、それはそれで許さない!
この山の松茸には指一本触れさせない!
まつ…この忍、ケチだな
だ、黙れっ!
あの方のため、この松茸に命を…
かけるのか?
こ、来いっ!
上杉殿、わたくしどもはただ松茸を採ろうと…
たとえ どのようなりゆうがあろうとも、
このかすがやまを あらすことはゆるしません
強い…これが食べ物に対する執念…!
いいえ! 犬千代様への愛にござりまする!
ま、まつ~! ぐすん
このやまのものはみほとけにささげられしもの
そなたらが あらしてよいものではありません
いえ、もう引っこ抜いてしまいましたゆえ!
あなたからも松茸への愛が感じられまする
違う! これは松茸に対してじゃない!
そうとうおすきのようですね…まつたけが
松茸はとても美味しゅうござりまする!
上杉殿も忍も、ケチだなあ…
けちといわれて だまってはおけませんね
見れば見るほど、お美しいお方…
はっ……それだまつ!
上杉殿をご機嫌にさせて、松茸をもらうんだ!
春日山の松茸は天下一にござりまする!
さすがは上杉殿の山だなあ!
ふふ…そのてにはのりませんよ
頑張れ! まつたけ!
犬千代さま、ごっちゃになってござりまする
松茸を守れなかった…ああ、謙信様!
わたくしも まだまだですね
最終更新:2007年01月26日 21:55