【第三章 赤口の日】熱血!上田城
ここが虎のおっさんの城だな?よし、てんしょんあげてくか!
てててて、て、てんしょん?
おやおや、ここまで殺気のないやつも珍しいね
貴様!何者だ!名を名乗れい!
あいつ、前田んとこの風来坊じゃねぇの?やーれやれ、何しに来たんだか
虎のおっさん、いるなら出てこいよー
貴様ぁ!名も名乗らぬとは、無礼なり!
負けるか!うおおお!
あの赤くてうるさい奴、誰だい?
あの旦那は、俺の主人の真田幸村!
俺なんかよりずーと強いぜ!
肩の力 抜かないと、もてないよ?
もてる?もてるとは、いかなる戦術にござろうか
なんだ…虎のおっさんじゃねぇのか
おあいにくさま!ま、俺が相手になるよ
忍って大変だよなー、恋のひとつもできやしねぇ
おっと、そうでもないぜ~、へへへ
そういうあんたはどうなんだい?さては、いい人いるんじゃないの?
まあ…話すほどのことじゃないさ
昔話は、たんすの奥にしまっているんだ
で、あんたはなんで家出したの?
前田の家が嫌になったのかい、風来坊さん
嫌だなんて思ったことは一度もないさ
あの二人には…本当に感謝してる
俺はあの二人に、人を恋い、大切にすることを教わったんだ
俺は幸せだよ。前田の家に生まれて、
利とまつねえちゃんの側で育ったんだから!
あんた、飛べんの!?忍ってやるもんだな
へへへ…あんたも忍になってみるかい?
雉も鳴かずば撃たれまい…てね、忍って、忍ぶから忍なんだろ?
おーおー、難しいこと 言ってるねぇ
雉も鳴かずば撃たれまい…ここにこなけりゃ、死なずに済んだかもよ?
それって俺の真似だろ?
へえ…こいつがあの真田幸村か
何だかからかいがいがありそうだなあ
あんた、好きな子いないのかい?
き、貴様!な、な、何を突然…!
照れることないよ、恋ってのはいいもんだ
人を強く、とても強くする
あんた、初恋もまだみたいだね。……初恋、ね…
あんたの情熱、恋する時にとっといたら?
こ、こ、恋!はれんち極まりない!
俺の叔父さんは、嫁もらってから幸せそうでさ
見ていて、こっちも幸せになるんだ
な、なるほど…さ、参考になるでござる
最終更新:2006年10月25日 00:52