アルモリカタブンネ大量発生事件

これは英雄伝説Ⅶとタブ虐のコラボです
時系列は零と碧の中間、キャラと地名はググレ


ここはクロスベル警察特務支援課、今ここで新たな任務が行われようとしていた。
「田畑を荒らす謎の生物?。」
若干18歳にて捜査官の資格を持ち今市民に遊撃士並の人気を誇る支援課のリーダー、ロイド・バニングスは通信機のとある相手から任務を聞いている真っ最中だった。
「ええ、報告によりますとアルモリカ村の田畑が一晩の内に食い荒らされ、木はなぎ倒され、糞尿が大量に残っていたそうです。」
通信機の向こうで苦い声で報告書を読むフラン・シーカーの声が聞こえる、彼女の優しい性格からこのひどい惨状はいささかこたえるのだろう。
「さらに同じ生物の足跡が無数に残っていました。」
「以前のルバーチェの使った戦闘軍用犬とは違うのかい?。」
「ええ、荒らし方に作戦という高度な痕跡もありませんし、田畑も品性も感じられない下賎なやり方でメチャメチャでした。」
「そうか・・しかしアルモリカ周辺でそのような魔獣の報告は今までになかった、そうなると短期間で野生で一気に増殖したとなるがそんなことがありえるのだろうか。」
「詳細はわかりません、しかし目撃者の話によるとだらしないピンクの脂肪の塊が、・・・えっと・・その、い、いきなり体をあわせたら小さい気持ち悪いのがいくつもでてきたと・・。」
ロイドはそれで大体理解した、フランの口からは言いにくいだろう。
「わかった、その支援要請受けよう、これから現場に急行するよ。」
そういってフランとの会話を終え、リビングでくつろいでる皆に説明をする。

「アルモリカの人たちを困らせる謎の生物、それは放っておけないわね。」
この町の前市長の孫娘であり射撃の名手、エリィ・マクダエルは厳しい顔で真剣に向き合う。
「気持ち悪いのを見るのはいささか気が進みませんが・・」
若干14歳でありながらエプスタイン所属のシステムエンジニアであり動力通信網の天才、ティオ・プラトーはあくびをしながらジト目でめんどくさそうに答える。
「ロイド君もお嬢もまじめなこって、美人なお姉さまがまったく居ず居るのは気持ち悪いぶよぶよの脂肪だけとわな。」
元警備隊所属、赤毛の長髪と屈強そうな肉体をもちながら軟派な感じの青年、ランディ・オルランドもティオと同じくめんどくさそうに答える。
「ランディさんと同じにはされたくはないので私は全力を尽くすことにしました。」
「おいひどくないかティオすけ、これじゃ俺だけがめんどくさがり屋みたいじゃないか」
「はいはい、ランディの好きなお酒の一杯でも奢るから文句言わずにいくぞ。」
「おっさすがロイド君、優等生は気が利くな。」
こうして彼ら4人はアルモリカへと調査に向かったのだ。

場所は移ってここはアルモリカ古道、支援課メンバーは街道を歩き目標を探す・・・よていだったのだが。
「いた・・・わね。」
エリィが頬をひくつかせながらそれをみる。
アルモリカ古道の道の端に埋め尽くされるような大量の気持ち悪い色をしたピンク色の肉・・いや脂肪の塊、糞尿の臭いに混じりその脂肪が発する独特の臭いがブレンドしすべての生物が嫌がる独特の臭いを発していた、これが近くの魔獣に襲われない理由だろ。
「うへーこりゃひどいな鼻がひん曲がりそうだな。」
ランディが鼻を片手でふさいで涙目で正直な感想をいう。
「しかもあの生物がいま食べているの・・アルモリカ村から奪ってきた物じゃないかしら。」
よくみると固まっているやつらがぐっちゃぐっちゃ品のない音を立て何かを貪っている、野菜や木の実のようだ、しかしせっかくのおいしい野菜もやつらの汗の能力だろ腐り腐食してしまっている。
「これは思ったよりずっとひどいな、すぐにでも退治したいがこの臭いはきつい・・・そうだティオ水のアーツだ。」
「了解です、洗い流すんですね。」
ティオは目を瞑り精神を集中する、彼女の精神により彼女の装飾品である通信機、エニグマから力があふれ出す。
「行きますアラウンドノア!」
彼女から解き放たれた大きな力は大きな津波となって街道の端一面を多い尽くしていた臭いピンクの塊を次々と飲み込み押しつぶす。
「ミギャアアアアアアアアアアアアアア!」
「ビィ!ビィイイイイイイイイイイイイ!」
「ンジィイイイイイイイイイイイイイイ!」
「チィチィチィチィチィチィチィチィ!」
大半を飲み込んだ上臭いも流された、ここぞとばかりロイドはトンファーをランディはハルバードを持ち残党の群れに飛び込む。
「悪いが一匹残らず殲滅させてもらう!、はぁぁぁぁアクセルスマッシュ!」
遠心力をかけた強烈なトンファーの一撃を浴びさせ周囲の相手の粉砕する。
「御宅らには焼き豚が似合うんじゃないのか?、うぉぉぉぉサラマンダラー!」
ハルバードから放った炎が次々に焼き豚を生成する。
「ミ、ブミィィィィィィィィィ~~~。」
自分では勝てないと悟ったのかわずか3匹となった残党はアルモリカ村めがけて逃げ出す、このままでは村に被害が出かねないが・・
「させないわ!狙い打つ3点バースト。」
エリィの正確無比な射撃が村に入る前に相手を打ち抜く。
「ふぅ、こんなもんかな。」
ロイドがトンファーをクルっと回し戦闘態勢を解く、負けることはないにしても普通のクロスベル警察やベルガード警備隊ではここまで鮮やかにはいかないだろ、実践で鍛えた特務支援課だからこその鮮やかな手際だ。
「よーし、仕事も終わったし今日はロイド君のおごりで飲むぞ!。」
「ランディまだ夕方よ。」
「それに私はまだ未成年ですが。」
「ハハ、それじゃここいら辺にまだやつらの残党が居ないかパトロールして終業時間になったらお店にいくか、ティオもジュースなら飲めるだろ。」
こうして彼ら支援課の1日は終わったのだ。

END


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最終更新:2013年04月23日 01:38
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