学園都市タブンネ大量発生事件

時代は現代ここは普通ならざる学生が通う普通の都市から隔離された都市、学園都市
総人口は約230万人でその内の8割は学生で占められている、そしてその大半は普通の人間ではない・・いや元普通の人間が通っているのだ
「超能力者」、正確には脳をいじりパーソナル・リアリティという自分だけのオリジナルにより演算により物理法則に従った特殊能力を扱う事の出来る能力者のための都市だ
先ほどの超能力者と呼ばれる能力者は学園都市に7人しかおらず、その下に大能力者、強能力者、異能力者、低能力者、そして特殊な力が使えない無能力者がいる
当然その能力を研究する機関があり、一般利用、軍事利用する為に日々研究されている、これから語られる物語はその実験の暴走によるものだ

学園都市第10学区、ここにはさまざまな研究機関が集約されている、理由は危険だからだ
実際今から語られる物語もここから始まる
その日はとある研究機関「多重世界研究機関」が学界で成果を発表しなければならない日だ、しかしこの研究機関は名ばかりでいつも気持ちが悪いピンクのぶよぶよの豚をみてハァハァ発情するのみでなんの成果も出せない無能の集まりであった
この写真に書かれた気持ち悪い生物を崇拝していて科学側にもかかわらず黒魔術の儀式の真似事をしている(インデックスが所属していた本当の魔術機関とは関係ない)

そんな奴らだがさすがに学界で何も発表していなく研究費の打ち切りだけはさけたかった、そこで彼らが行ったのはレベル4の異界接続「コネクション」の大能力者を使った自らが崇拝するピンクデブの召還の儀式だ
その能力者は学費に困っていて仕方がなくしぶしぶ写真の生物と空間をつなぐ・・・実験・・といっても奴等は何もせずコネクションの能力者が一人がんばっただけだがなんにせよ成功した
いや・・・しすぎてしまった
『ミィィィィィィィィィィィィィィィ!』
そこには広大な研究所を埋め尽くすほどの写真の生物、ピンクと白の気持ち悪い配色だらしのない腕怖い青目玉、頭に意味不明な飾りみたいな耳、その生物が約10万匹も召還されてしまったのだ
むわむわと群れさらに汗と独特の脂肪が混じり発せられる生ごみの100倍醗酵された匂いに能力者は気絶し研究員は歓喜する
「さあゆけ!我がいとしの生物・・・えっとタブンネよ!その姿を学園都市中の人にみせてあげるんだ!」
大迷惑なことに奴等は見せびらかそうとタブンネを野に放ったのだ

そのあとはひどい物だった、食べ物やショッピング中心の学区に乗り込みコンビニやスーパーの食べ物を食い散らかし衣服を引きちぎりそこいら辺に糞尿を撒き散らしやりたい放題
幸いこの外見どおり強さは最底辺であるため低能力者たちの能力で軽々撃退できるがいかせん数が多すぎるしかも・・・
「ブミィィィィィ!」
「アヘヘ!ビィィィ!」
人目を憚らず繁殖し「ジヘヘヘヘ!」どんどんとベビンネを増殖していったのだ、弱い代わりに繁殖能力だけは強くあっという間に増えて行った、大迷惑である

しかしここは学園都市、能力者は低能力者だけではない
「燃えろや!」
遠くから一人の男が手の平から炎を生み出し投げつける
「ミギャァーーーー!」
その炎によって数十匹のタブンネが吹き飛ぶ、彼は異能力者程度の火炎放射「ファイアスロアー」だ
「食らいなさい、つぶれろ!」
「ミギャァーーーー!」
さらに近くの女子生徒が数十匹のタブンネを固定しものすごい勢いで体同士をぶつけ合う、強能力者による念動能力「サイコキネシス」による攻撃だ
「私の氷結能力「フリーズ」を食らうがいいわ」
「わたくしの精神操作「マリオネット」で永遠に踊りなさい」
並みの人間ではない能力者の集まる学園都市、その圧倒的な能力によりタブンネたちを圧倒する
しかしタブンネも負けじと繁殖するため数は一向に減らず勝負はジリ貧となっていた

しかしそのジリ貧もついに終わりを迎えた、学園都市でも少数に位置する者、そう大能力者以上の力によって
「風紀委員「ジャッジメント」ですの、上からの命令によりあなたがたは処理がきまりましたので」
言い終わらないうちに現れた小柄な少女、大能力者の空間移動「テレポート」白井黒子は手近いな鉄柱を次々にテレポートさせる
「処理させていただきますわ」
はるか上空から降り注ぐ無数の鉄柱になすすべなく数千数万のタブンネに襲い掛かる
「ミギャァーーーーーー!」
「ミィ、ミィーーーーーーーーー!!」
「ブビャァーーーーーーーーーー!」
「ンヂィーーーーーーーーーーー!」
並みの低、異能力者たちでは一瞬で倒せないほどの数のタブンネを倒す

「ほっほっほっほっ、白井さんどいてくださる?」
黒子の横をいきなりスクラップの車が飛んできて一気に直線にいたタブンネをぶっ飛ばす
「げっ婚后光子・・・」
婚后光子とよばれた空力使い「エアロハンド」はどっから持ってきたのかスクラップの車を能力で大量に発射しけちらす
「どうでもいいですけどお姉さまに言われた通りの場所に集めてくださいね」
「分かっていますわ、奴等が逃げる前にあの気味の悪い生物ごと御坂さんに消し去ってもらう計画ですわね」
2人の大能力者の攻撃が繁殖スピードを上回り徐々に数を減らしながら1点に集められる

「直線上に並びましたわお姉さま」
「ありがとう、黒子」
そういって後ろから現れたのは黒子よりも少し背が高く茶髪で活発そうなショートの女の子、この子こそ学園都市の最高位7人しかいない「超能力者」のカテゴリーに位置し序列3位の異名をもつ「超電磁砲」御坂美琴その人だ
「この位置ならあの気味の悪い生物の後ろに「多重世界研究機関」がありますわ目測を誤らなければ他に被害は出ませんわ」
「婚后さんもありがとうね・・さて」
御坂はタブンネにキッとめを向けると1つの鉄の塊を取り出す
御坂のレールガンはコインでも協力だがそれは御坂が使いやすいのと手加減をするため、その気になればありとあらゆる物をレールガンとして打ち出すことが出来射程も50mをはるかに超えることが出来る、これは特殊コーティングされた鉄の塊だ
「多重世界研究機関、能力開発は・・私たちはね・・・あんたらの玩具じゃないんだよ!」
御坂の怒りと共に鉄の塊がレールガンにより音速で飛来、10万以上のすべてのタブンネを全匹吹き飛ばし背後にあった研究機関を奴等ごと一瞬で消滅させた

こうしてとある身勝手な研究機関の起こした事件は学園都市の生徒、能力者によって解決したのであった

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最終更新:2013年05月15日 02:48
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