豚になるんだ!

タブンネ「ミィミィ」
「お前も大きくなったし今から大事な話をするからよく聞くんだぞ」
タブンネ「ミィ?」
「お前は豚なんだ!だからミィミィ鳴くのはやめろ!」
タブンネ「ミ!?」
「エンブオー、ヒートスタンプ
タブンネ「みぎいいいいいいいぃぃぃ」
「これは愛の鞭だ。お前が豚みたいに鳴くまでの辛抱だ!」
タブンネ「ミィ・・」
「ジャローダ、リーフストーム」
タブンネ「みぶぃぃいいいいい!!!」

本当は私のポケモンたちがミィミィ鳴かれるのが原因でストレスを抱えているからだ。
そしてこいつの立場を分からせてやるため、私はタブンネに豚になるよう調教した。
これは赤ん坊の頃から甘やかした私の責任だ。そしてこいつも大人だ、厳しく育ててやる。

「みんな~ご飯だよ~」
「みぃみぃ」
「ダイケンキ、ハイドロカノン」
「みぶぶぶうぶっぶあbbbb」
「エンブオーもジャローダもダイケンキも御苦労さま~。タブンネは上手く鳴けるまでお預け」
タブンネ「ミ・・・」
私が命令しようとした瞬間、イッシュ御三家たちは一斉にコンビネーションのとれた攻撃をタブンネに繰り出した。
「ぶびぃぃぃぃぃ」
流石私の嫁たち、私の気持ちがきちんと疎通している。
「この調子手上手く鳴けよ。ジャローダたちにはご褒美を与えないとな~」

心を鬼にしてタブンネが上手く鳴けるまで、毎日鳴き声の練習をさせることにした。
御三家たちも快くタブンネのために協力してくれている。タブンネも一生懸命ぶひぶひ鳴くように頑張っている。
時にはタブンネのためにブーピッグ先生にも協力を頼んでいる。
その甲斐あってかついに!

タブンネ「ブヒブヒ」
「どうですか、先生」
ブーピッグは表情がやや硬いが鳴き声には問題ないらしい。
そして残す最後の試練は、私のポケモンの攻撃を最後まで受けきることだ。
「よし出番だジャローダ、エンブry」
「ブピィィィィ!!!!!!」
どんな強力な攻撃をくらっても鳴き声はまるで死にかけた醜い豚のようだ。鼻息や鼻水なんか特に酷い。
「よく頑張ったな、ブタンネ!」
タブンネ「ぶひ?」
「今日からお前は醜い豚になれたんだ!その記念にお前はブタンネに改名したんだ」
ブタンネ「ふごごごーぶひぶひ♪」
「早速ブタンネにプレゼントがあるんだ」
ブタンネ「ぶひー」
そして私はブタンネに汚い豚小屋とタブンネ虐待大好き様から頂いたブタンネをプレゼントした。
「仲良く暮らすんだぞ~」

そして一週間もしないうちにブタンネは卵を産み、豚の子がたくさん生まれた。
ここからが大作業だ。性格と才能を見抜き、厳選作業が始まるのであった。
「やっぱ母親が母親だから使えねー子豚ばっかだな」
20匹中19匹は御三家たちの御馳走にして、こいつはまた豚として育てることにするか。
あいつらもきっと喜ぶだろうな。

こうしてあいつは卵を産む豚ンネへと進化をとげた。

おわり

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最終更新:2011年05月09日 01:15
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