▲四間飛車△斜め棒銀


◆手順ナビ


◆研究成果

指定局面図

居飛車にはここから△42金直(もしくは△94歩)と1手手待ちをするか、△7六歩や△5五歩からすぐに攻めるかを選択します。棋譜でーたべーすのフリー手検索v2で、先手検索手を6八飛、5六歩、9八香、6七銀、3八銀の5手、後手検索手を6四銀、3二玉、4二銀の3手にしてすべての手を始め1手、終わり30手で検索すると、検索結果全66局から他戦型5局を除いた61局の類似局面がありました(2011.1.15現在)。手待ちとすぐの開戦の内訳は手待ち派 96.7%(59局/61局)、すぐの開戦派 3.3%(2局/61局)と△4二金直の手待ちをいれる将棋が圧倒的に多いようです。

すぐに8筋突き捨て型急戦
定例会の実戦譜はこれとこのページ最下段の棋譜。▲74歩△同飛と歩を打ち捨ててから▲65歩や単に▲65歩が有力です。


すぐに△76歩~△75歩型
定例会の実戦譜はこちら。▲67銀に△73銀上(引)~△74銀~△64歩~△65歩と銀を立てなおして6筋から攻める狙いです。46歩を突いておらず▲46角の筋があるので△73銀引(△73銀引のときはやりづらいかと)に▲76歩と合わせたり、高美濃に組み替えて5筋に飛車を振りなおしたりする対抗策があります。


△42金直&8筋突き捨て急戦+▲73歩~▲65歩型
定例会の実戦譜はこちら。前述のとおり8筋突き捨て型には▲74歩と打ち捨てるか単に▲65歩とするのが主流ですがこの手もありそうです。主流の変化で後に▲73歩と飛車先を叩く手は出てくるので手順の違いがどう影響するかといったところですね。


△42金直&△55歩型
定例会の実戦譜はこちら。後の▲65歩からの角交換要求を未然に防いだり、戦線を拡大したりする意味のある△55歩です。四間飛車は歩を取らずに▲57金や▲47金と金を繰り出して受け止めることが多いです。


△42金直+▲79飛型
定例会の実戦譜はこちら。ottfoekstがブログで紹介している、△42金直に対する▲46歩以外の手待ちです。通常の仕掛けを居飛車が選べば、飛車を引いた形が四間飛車に有利に働くかもしれませんが、△76歩▲同歩△86歩▲同歩△88歩▲97桂となるとあまり四間飛車に得にならない気がします。



◆棋譜

最終更新:2011年01月27日 17:45