KETCindyの通常インストール(Linux) 修正日:2017.11.25
0)準備
・ketcindyfolder.zipをダウンロードして解凍する.
1)TeXのインストール
(1)kettexを用いる場合
・TeXLiveをKeTCindy用にアレンジしたもので,標準のTeXLiveより軽い.
・環境変数を使わないので,既にインストールされているTeXと干渉しない.
・KeTCindyに必要なファイルが既に入っている.
i) texmf-dist/scripts/ketcindy ketlib, setketcindy, ketoutsetなど
ii) texmf-dist/tex/latex/ketcindy ketcindy関連のstyleファイル
iii) texmf-dist/doc/support/ketcindy 各種マニュアルとソースファイル
(2)既にインストールしている他のTeXを用いる場合
・ketcindyfolderにあるフォルダを以下のフォルダにコピーする.
i) scripts/ketcindy => texmf-dist/scripts/ketcindy
ii) misc/ketpicstyle/ketcindy => texmf-dist/tex/latex/ketcindy
iii) misc/ketcindy => texmf-dist/doc/support/ketcindy
・mktexlsrを実行する.
2)Cinderella, R, Maximaのインストール
・それぞれの環境に合わせて,インストーラをダウンロードしてインストールする.
・tex-dist/scripts/ketcindyにあるketoutset.txtを開いてパスを修正する.
PathT 使用するTeXのパス
Pathpdf PDFビューアのパス
PathR Rのパス
PathM Maximaのパス
・tex-dist/scripts/ketcindyにあるdirhead.txtを開いて修正する.
PathThead="texbinのパス";
Dirhead="TeX/scripts/ketcindyのパス";
Dirfile="作業ディレクトリのパス";
3)KeTCindyのインストール
(1)適当な場所に作業ディレクトリを作り,ketcindyfolder/workの中身をコピーする.
(2)Cinderella2を立ち上げ「スクリプト > プラグインを開く」を選ぶ.
・tex-dist/scripts/ketcindyの次の2つのファイルをPluginsにコピーする.
dirhead.txt, ketjava/KetCindyPlugin.java
・Pluginsを閉じ,Cinderellaをいったん終了する.
4)KeTCindyのテストラン
(1)作業ディレクトリの中のtemplate.cdyを選ぶ.
・実行アプリケーションがCinderella2になっていることを確かめる.
・template.cdyダブルクリックする.
・画面に白い枠が出れば,ライブラリは読み込まれている.
・そうでないとき
・トップメニューから,次を選択
スクリプト >「 プラグインを開く」
・次を確認する
i) KetCindyPlugin.jarが入っているか.
ii) dirhead.txtに書かれているパスが合っているか.
(2)スクリーンの上部にあるFigureボタンを押してPDFが表示されれば成功である.
・表示されないとき
ユーザホームのketcindyhead.txtを確認する.
最終更新:2018年02月24日 12:49