PC版スカイリムのグラフィックオプションを考える。
画質設定
処理能力を超える高画質設定にするとグラフィックカードのVRAM容量をオーバーしスワップ、CTD(強制終了)の原因となるので注意。
High Resolution Texture Pack 無料DLC (高解像度テクスチャパック)
2012年2月7日 リリース。導入するにはVRAM1GB以上推奨。
グラフィックオプション
(OPTIONS -> Graphics Adapter and Resolution)
Antialiasing (アンチエイリアシング効果)
Anisotropic Filtering(異方性フィルタリング)
参考
4Gamer.net
アンチエイリアシングはVRAMの使用量を引き上げ、異方性フィルタリングもfps等のパフォーマンスに影響するので注意したい。
ハイレゾテクスチャパックのスクリーンショット
下はキナレス聖堂でスクリーンショットを撮ったものをトリミングしてある。
1920*1080、FOV80で、アンチエイリアシングと異方性フィルタリングはOFF。Texture QualityはHigh。
あくまで目安だが、標準ではVRAM使用が396MBだったのがテクスチャパック導入後は580MBとなった。
ここは屋内だが、屋外等ではテクスチャパック導入後は更にVRAM使用量が増加する。
NPCの服のテクスチャは違いが大きい。ベッドの敷布、柱の木目なども高解像度になっている。
同じ柱でも、遠景である奥にある柱ではテクスチャの違いはここでは判別できない。
▽標準
▽ハイレゾ導入後
グラフィックオプションのスクリーンショット
上と同じく1980*1080のFOV80で、比較のために画像を2倍に引き延ばしている。
アンチエイリアシング(AA)がoffの状態では斜めのエッジの見栄えが悪く、ギザギザとしたジャギーとなっている。
AAが2samplesの設定でもやや緩和されるが、角度の浅い斜線(テーブルの横板、柱の縦の境界線等)には不自然さが残っている。
8xに設定すると不自然さは消えたが、VRAMを逼迫している。
ラベンダーの花の輪郭にAAがかからずジャギっているが、この後にグラフィックドライバでトランスペアレンシーの設定をするとここにもAAがかかった。
FXAAはVRAMを使わずにある程度のAAをかけるが全体的にボケぎみにも見えるが、AAがoffよりは良い。燭台の丸まっている所などが分かりやすい。
異方性フィルタリングの効果が分かりやすいのは奥の絨毯の模様。フィルタリングがoffの状態では、机の奥の壁紙に比べると絨毯のボケ度合いが大きい。
視線の角度が壁に対しては垂直に近く床に対しては斜めになっているからで、異方性フィルタリングではこの場合のボケを解消する(
参考)
そのほか、床板や柱の右壁の模様などのテクスチャのボケが解消されている。
VRAMは変動していないが当然グラフィックボードへの負担はかかる。しかしSkyrimに使われるクラスのグラボならあまり処理は落ちないと思われる。
最終更新:2012年02月12日 21:03