どうやってアドオンを描いてるのかを自分の頭の中の整理も兼ねてここに書いておきます。参考に出来そうならどうぞ。

1.何を作るか決める

まずは自分の技量ややる気と相談しながら何をどこまで作るか決めていきます。
一番は完成させることが重要だと思っているのであまりバリエーションの多いものは使い道の多そうな形式のみにしたりしています。(あまりにも時期が短いだとか完全に上位互換の形式があるだとかそういうものは作らないようにしています)

2.資料を集める

諸元を集めるのは言うまでもないですが作るものに対する理解が足りない場合は変な間違いをしてしまうことがあるので(よくやります)十分に理解を深めてから作り始めるのがいいと思います。また、古い車両の場合は車体色を調べるのに苦労します。

3.絵を描く

色々な描き方があるので色々な人の解説を見て自分に合った作り方を探すのがいいと思いますがここでは私なりのアドオンの描き方を描いていきます。
なおアドオンの絵を描くのに使用しているソフトはpictbearだけです。

1.改造元に使えそうなアドオンを探す

一から描くこともありますけどそういう時でも位置合わせるのが面倒なので既存アドオンを下に敷いて描いていってます。やっぱりできるだけ作業量は減らしたいので…

2.ベタ塗りをする

まずはディテールも影も何も描き込まずにベタ塗りします。このアドオンではバリエーションを作るつもりでないため窓を別レイヤーにしていませんが塗装バリエーションが多い場合は窓を別レイヤーにします。屋根上機器は位置の調整をよくするので別レイヤーにしています。

3.ディテールを描き込んでいく

このようにディテールを別レイヤーに描き込んでいきます。灰色の濃さでディテールの濃さを調整しながら描き込んでいき、終わったらディテールのレイヤーを乗算30(今回のアドオンは30ですがお好みで調整してください)します。
したものがこちら。

4.影を加える

さっきと同じ要領で影を描き加えたものがこちら。これで立体感が出ましたね(自画自賛)

話は変わりますが影の濃さは好みが分かれると思いますのでここで公開しているアドオンの一部はpbx(pictbearのプロジェクトファイル)を同封しています。もし影が濃すぎると感じた方は調整してお使いください。

5.屋根上機器等を描く

他の人が描いたものを持ってくるもよし、自分で描くもよし。別レイヤーにしていると他のアドオンに使いまわす時とか色々と楽です。

4.datファイルを書く

日本語化wikiに分かりやすくまとめてあるので割愛します。

5.完成

完成したらここにスクショ置いときます

色々なやり方を試してたどり着いたこのやり方ですが、メリットもあればデメリットもあります。
メリット
  • 右前方向の画像を影レイヤーを描き変えるだけで左右反転して左前に使いまわせる(実車が左右対称じゃない場合は修正が必要ですが一から描くより楽にできます)
  • 影の濃さや車体色の調整が簡単
  • 塗装変更がベタ塗りレイヤーを塗り替えるだけなので楽(単色から単色であれば色域選択で変更すればすぐ)
デメリット
  • レイヤーの選択ミスをしたとき悲しくなる
  • レイヤーを複数選択してコピーできない(たまにディテールレイヤーをコピーし忘れたりする)

アドオンを自作できるとプレイの幅が大きく広がります。
他の人のやり方も参考にしながらよきシムトランスライフを。
最終更新:2018年11月10日 18:32