鉄者(アイアンロート/Ironwrought)
「武具もそれを握る手も、等しく強い。」
風、土、火、水のおかげで下層界(Plane Below)における他の元素の発現は目立たない。
これら四つは結局のところ最も有力なかたちであり、ほとんどの元素の生き物はこれらの根本の元素の一つや二つと結びついた存在なのだ。
それに対して比較的勢力の弱い元素の領域には、溶岩から氷、煙から金属まであらゆる種類の現象がある。
これらの元素の勢力を信じて従う者は比較的珍しいが、その実力については他の元素魔法の使い手に勝るとも劣らない。
鉄者は折に触れてこの事実を証明している。
最初の鉄者が出現したのは人間の帝国が元素の混沌(Elemental Chaos)までその勢力を広げてからまもなくのことであった。
うようよいるデーモンたちや狂気のスラード、それに敵対的な精霊に相対し、
そして同時にこの次元界に曝されたことによって移民者たちに生じた肉体的な変化により、
最も優れた戦士たちが戦いのわざを磨き上げることに全ての時を費やした。
重装鎧、鋼の兵器、そして鉄の意志、その全てが彼らをより知られることの少ない元素領域である"金属"へと向けた。
この戦士たちは躊躇なく金属の特性を受け入れ、
人間であるよりも、むしろ彼らが戦うと誓った相手である生き物に近い存在となることを選んだ。
自身を鉄者と呼び、彼らは民が植民地を築くのに十分な期間、精霊の軍勢の侵攻を押しとどめることによって、自らの有用性を示してみせた。
この初期の戦士たちから由来する鉄者の社会は今もなお元素の混沌や自然界のあちこちで見受けられる。
そのうち2つ、"鋼の子弟(サイオン・オブ・スティール)"と"鉄の兄弟(アイアン・ブラザーフッド)"は
積極的に初心者を募ってこの不思議な技を教えている。
これらの戦士たちは次元界にわたって傭兵として雇われており、料金を払える者になら誰にでもその剣を貸している。
そのすばらしい評判によってこれらの戦闘集団には常に仕事があり、
彼らの姿はイフリートとの戦いや隊商の護衛、ギスゼライの要塞の見張りなど、あらゆる次元界を越えて見ることができる。
最終更新:2012年02月21日 15:45