風の主(ウィンドロード/Windlord)
「私は舞う。風の元素の流れに運ばれて。」
風の主の称号は、自身を風の元素を究めることに捧げ、柔らかなそよ風から恐るべき疾風までそのあらゆる形の発現を操ることが出来るようになった者に授けられる。
風の主はチャン(Chan)やヤン・シー・ビン(Yan-C-Bin)といった風や嵐の元素に関わる始原の存在に忠誠を誓った定命の者かも知れない。
あるいは始原の遺物を発見したり、元素の混沌に長い間探索していた結果として変貌してしまった後に風の主のわざを身につける者もいる。
とある歴史によると、最初期の風の主は、風の元素を用いて彼らの魔法の訓練を補う方法を発見したエラドリンの魔法使いたちだったという。
伝説によると、ひとたびこの魔法使いたちがさらなる秘儀を身につけた時、彼らはそのフェイの性質を失い、鷲のように空を舞ったという。
彼らは今日でも未だエラドリンの都市を見守ってぐるぐると旋回しており、その力が必要とされる日まで油断なく見張っているのだと語る者もいる。
また別の話によると、ジンが、彼らの信頼を得た定命の者に対して風の主となる秘儀を教えたのだという。
この説の裏付けとして、元素の混沌の浮き島の頂に位置するバダラダ(Badalada)の都市の廃墟にて発見されたフレスコ壁画に、
ジンが、明らかに人間やエルフ、それに他の種族と思われる者たちを宙へと連れて行き、彼らに飛び方を教えている様子が描かれていた。
もしこれら種族の間にそのようなつながりがあったとしても、今ではもうそれは死に絶えているだろう。
ジンは現在では自然界の民との間に絆を築くことに興味はほとんど示していないためだ。
世界へと旅立った風の主が雇い主の目を引き付けるまでには、そう時間はかからない。
冒険者の人生を求めない者は密偵や斥候としての仕事を見つける。
風の元素を操れるため、このような人材は他人が気付かないような物音をも拾うことが出来るのだ。
風の主は高所に隠れて敵の動きを見張ることができ、
あるいは荒野においては空から道を発見することができる。
最終更新:2012年02月22日 02:29