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DAC東北2017/テーマ/7、呪痕の前触れ

7、呪痕の前触れ

  • およそ100年前に、フェイルーンは呪文荒廃によって打ちのめされた。
大地は捻じ曲がり、魔法は暴発し、何千もの人々が死に絶えた。
荒廃の影響を直接受けた者はすぐさま、あるいは何年もしてから変化し、二度と戻らなかった。

  • あなたがそのような運命と関わることになろうとは、きっと幼い頃には夢にも思わなかっただろう。
あなたは平凡な一般人であり、普通の人生を送っていた。
あなたには家族がいて、友がいて、もしかすると結婚と子作りを楽しみにしていた。

  • ある晩のこと、あなたは自らの体の内から青い炎が湧き出し、全身を包む悪夢を見た。
うなされて目覚めると、それは夢ではなく、あたりは青い炎で包まれていた。
炎はなぜかあなた自身を傷つけることはなく、しかしあなたの家、そしてあなたの愛する人たちを焼き尽くしていた。

  • 炎が消えた後、それは燃えた跡に異変を残していた。
焼けた死体は奇妙に肋骨が突き出し、青い傷が刻まれ、あるいは見たこともない言語のルーンが刻まれていた。
あなたは死ぬことはなく生き延びたが、あなた自身の身体も同様に変化していた。

  • あなたは逃げ出してさまよった末に、苦難の神イルメイターの僧侶に保護され、
ネヴァーウィンターの郊外にある”ヘルムズ・ホールド”へ向かう道を示された。
そこはあなたのような”呪痕(スペル・スカー)”を刻まれた者たちを受け入るための施設であるらしい。

  • 旅の間、あなたは自身の呪いについて考えていたが、答えは見つからなかった。
おそらくあなたはずっと昔、記憶がない頃に、呪文荒廃の影響に曝されていたのだろう。
あるいは、呪痕は血を辿って遺伝するという噂もあった。

  • 眠る度に、悪夢が再び押し寄せてきた。
あなたは自分に残された時間はもう少ないのではないかと思うようになった。
はたしてヘルムズ・ホールドの人々は、自分を本当に救うことができるのだろうか?
五里霧中の中、あなたはかすかな希望にすがり、新天地ネヴァーウィンターへと向かっていた。

※呪文荒廃の影響を直接受けた証を「呪痕(スペル・スカード)」と呼び、
身体的特徴としては、体に青い炎が発現したり、ルーンのような入れ墨状の模様が浮き出ます。
放っておくとさらに侵食が進み、理性をなくした怪物(荒廃クリーチャーといいます)になる危険性があります。

※このテーマは特に種族やクラスの制限はありません。
結婚や子作りといったことについて言及されていますが、この辺りの年齢設定についてはPCごとに自由に設定して構いません。




呪痕を持っていると、以下の二つの特徴が得られます。

  • 25フィート(約7.5メートル)以内にいる他者の呪痕を感じ取ることができます。
例えば目の前で話している相手が呪痕持ちだったとして、服の下や包帯などで隠していたとしても、
それを認識することができます。
精密にどこかわかるというほどではないですが、例えば人ごみの中で自分以外に呪痕持ちがいたとしたら、
「人ごみの中に自分の他にいる」というのが、大まかな方向でわかる…という程度のものです。

  • 呪痕同士は互いに引かれ合うため、お互いの攻撃に対して防御値が下がります。
相手へ攻撃が当てやすくなりますが、同様に相手の攻撃も喰らいやすくなります。

データ的にはそんなところなのですが、
テーマ背景的には、ネヴァーウィンターは一度呪文荒廃によって滅びかけていますので、
当然、街中にその影響も残っています。
世界全体として、呪文荒廃はレルムを無茶苦茶にした原因であり、
呪痕を身に帯びているということは、その影響を受けた者という具合に認識されていますので、
あまりオープンリーに呪痕持ちだということを明かすのも問題かも知れません。

冒険中の様々な場面で出会うであろう呪痕持ちの怪物、
それと同じ種類の力が自分の中にあり、いつか制御できなくなるのではないかという恐れや、
あとは呪痕持ちであることを必ずしも仲間に知らせる必要はありませんので
(もちろんプレイヤーは互いに知っていますが)、
仲間との間に秘密があることにより生じる軋轢や葛藤、秘密の暴露、あるいは告白…といったような、
いろいろな、このテーマならではのロールプレイの機会があるのではないかと思います。
最終更新:2016年12月19日 23:44