世界経済における日本の存在感が低下していることがデータからはっきり分かる。ドル評価でのGDPの規模と世界経済に占める比率を下表に示した。単位は10億ドル
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2000年 |
2009年 |
| 日本 |
4666 |
5042 |
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14.6% |
8.7% |
| 米国 |
9898 |
14043 |
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30.9% |
24.1% |
| ドイツ |
1900 |
3330 |
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5.9% |
5.7% |
| 中国 |
1198 |
4984 |
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3.7% |
8.6% |
この10年間に日本経済の規模は1割弱しか増えていない。米国は世界シェアを落としてはいるが経済規模は4割は増えている。日本に次ぐ経済規模にあるドイツでも経済規模は大きくなっておりシェアをほぼ維持している。日本経済の凋落が目につく。
ただし、豊かさを表すのは一人当たりGDPである。これはよく目にする指摘であるがここ10年で1人当たりGDPも下落した。2000年に3972千円だったのが2009年には3716千円へと7%ほど減少した。
最終更新:2011年04月26日 08:17