飼育(後中)
封をされたダンボールは移動を始めた。
明江(…どこにいくんだろう…)
しばらくするうちに、明江は眠ってしまった。
ラバースーツに包まれ、視界が悪いところ、その上にゴリラの着ぐるみ。
さらには、外を完全に遮断するダンボール、もう寝る意外にすることはなかった。
…何時間経っただろうか…ダンボールのガムテープが剥がされる音が聞こえてきた。
健吾「ゴリラちゃんの到着でーす♪」
明江はしばらく真っ暗なダンボールの中にいたため、はっきり周りが見えていない。
そんな中、無理やりダンボールから引っ張りだされた。
明江(…な…何?…ここ…どこ?)
数時間、手足を曲げ固められた状態だったので、満足に動くことも出来なかった。
健吾「さてと…ゴリラちゃん準備にかかろうか…」
そう言ってまた、背中のチャックを開けられ着ぐるみから引きずりだされる明江。
はっきりとは分からないが健吾以外にも何人かいるようだ。
健吾「じゃあいつも通り、一旦スーツを脱がして洗って」
男「はい」
明江(え!?脱がされるの?)
脱がされる事に困惑した明江だったが、抵抗する程の力が入らない。
そして、上半身のスーツが脱がされたところで、腕にちょっとした痛みが走る。
明江(痛!!な…何??)
力が入らないが悶える明江。
健吾「あ!?びっくりした?ゴメンゴメン、これねしばらく体に力が入らなくなって、
排泄物を全部出す薬」
明江(薬!注射だったの…!?…ってホントに…体の力が…入らない…)
健吾「ほら…言ったでしょ、力が入らなくなるって、もうすぐお腹の中のものも全部でるから」
明江(え…!?お腹の中って、う…うん…い、いや、はずかしいよぉ…そんな…
おしっこどころじゃないよぉ…)
しかしもう力の入らない明江にはどうすることも出来ない。
健吾「頭は被せたままでいいからね」
そして、明江はラバースーツを脱がされた、頭のマスクはそのままで。
その状態でシャワールームに運ばれていく明江。
健吾「じゃあお腹のもの全部出しきるから、固定しておいて」
明江は不思議な椅子に座らされ手足を固定された。
すると体を動かす筋肉は動かないが、お腹からお尻にかけて何かが出て行く感触だけあった。
健吾「おっ!出始めたね」
明江(…も…もしかして…私…いや…み…見ないで…)
健吾「全部出きるのに、一晩かかるから!じゃ、また明日。
あ!?もちろんこれも映像とってあるからね♪」
そういうと健吾の声、その他の人の気配は消えていった。
なす術もない明江は、ただただ、じっとしているしかなかった。
そして次の日の朝を向かえた。
健吾「お~出たね~よしよし、これから栄養は液体だからね~出し切らないとね♪
さて体、綺麗にしましょっか…軽いの打って」
そして、また体の自由を奪われる注射を打たれる。
そのまま何人かにシャワーで体を洗われる明江。
健吾「綺麗になったところで、いれま~す」
明江「う!?…ぅぅ…ぅ…」
健吾は明江の陰部にローターのようなものを入れ込んだ。
明江(は…あっ…や…ど…どうしよ…はぅ…)
体の動かせない明江には、感じてももがくことすら出来ない。
健吾「さてスーツ着させていいよ」
するとまた、ラバースーツを着せられた。
健吾「あとこれも挿しといてね」
すると、何かをまた差し込まれた。
明江(はぅ…こ…これ…肛門のほうじゃ…)
健吾「これで出すほうもオッケー♪
じゃあ…今度は本当にゴリラちゃんになってもらいま~す」
言葉の意味が分からなかったが、とにかくゴリラの着ぐるみを着るようだった。
そして数人掛かりで着ぐるみの中に入れられた。
背中のチャックを閉める瞬間に健吾が一言、
健吾「じゃ、バイバイ、『あ・き・え・ちゃん』…」
その言葉と共にまた、ゴリラの締め付けられた空間に封鎖された。
そのままどこかに運ばれたようだった。
体の自由が利くようになった明江は体を起こし状況を把握しようとした。
そこは小さな部屋、目の前に一つの扉があった。
明江(どこだろう…ここ…あの扉は…何?)
明江が疑問を抱いていると、部屋の中にアナウンスが流れ始めた。
アナウンス「みなさん、今日も外に出る時間が来ました。今日も一日みんなを楽しませましょう」
意味が分からなかったが、とにかく扉の外に出ることにした。
相変わらず、足は伸びきらない状態なので、ゆっくりと扉から出てみると、
今度は広い空間、そして前方には大きなガラスの窓、上の方には隙間があった。
明江は困惑しながらも、そのガラスのほうに向かってみた。
すると程なくして、そのガラスの向こう側に一組の家族が入って来た。
家族の声が上の隙間からうっすらと聞こえてきた。
子供「うわぁ!ゴリラがいるよ!」
父親「すごいね、この前はいなかったのに。この動物園はいいね」
明江(動物園!?)
その言葉を聞き、明江は状況を把握した。
自分は今、本当のゴリラとして檻の中に入れられ、見せ物になっているのだと。
明江は必死に声を出して助けを求めようとした。
明江「ぅ…ぅぅ…ぅ…」
しかし、やはり声はかすれる程しか出なかった。
すると、その瞬間ローターが動き始めた。
明江「ぅ!?…ぅぅ…ぅ…ぅ…ぅ…ぅ…」
快感で悶え始める明江、それを見た子供は、
子供「面白い!!ゴリラがゴロゴロしてるよ!!」
子供の見た目とは裏腹に、明江はそれどころではなかった。
明江(あぁ…!!…や…やめ…やめてぇぇ…ダメ…あ…ぁ…)
逝きそうになったところであったが、突然ローターが止まった。
明江(え!?…あ…な…なんで…ここで終わるの…最後まで………
…あ…あたし何考えてるの…も…もう…)
お預け状態で終わってしまったが、ぐったりとした明江の目に隣の檻の動物が映りこんだ。
隣の檻ではパンダがゴロゴロと悶えていた。
力なく横たわった明江はそのパンダを見ていてある言葉が脳裏をよぎった。
(スタッフ「また『今回は』スタイルがいいね…」)
明江(『今回』……ってことは、あのパンダも!?)
すると先ほどまで悶えていたパンダは力なく横たわった。
そして、明江は反対側の檻に目を向けた。
するとそこには、同じように一匹の虎がそこにいた。
明江(もしかして…この動物園の動物の中には…全部女の子が…)
すると、またローターが動き始める。
明江(あ…ぁあああ…ま…また…ぁ…ぁぁぁああああ…)
官能の最中、明江は悟った。
私はここで飼育されていくのだと…。
そこは『秘密』の動物園…一般人には『普通』の動物園…
あなたの町の動物園も、もしかしたら…
…おしまい…
最終更新:2015年03月21日 09:49