サーカスの都市伝説


昭和の時代、根本的に余所者であるサーカスの人達に向けられた根も葉もない噂の集合体である都市伝説。

当時の日本は現代よりも地域同士の結び付きが強く、余所者に対して排他的だった。
当時サーカス劇団が様々な場所を移転していた理由の一つに『長居すると変な噂が立つ』という物があるが、まさにこれが原因である。

例としては、「サーカスは各地で子供をさらっている」「サーカスの劇団員は各地でさらって来た子供」「表に出せないような猛獣を飼っている」「裏では非人道的な訓練を課している」「他国のスパイ活動の温床」等など。
サーカスの団員の経歴が不詳な事、猛獣を操る姿、比較的外国人が多かった事が要因とされる。

これらの都市伝説が原因となって、「サーカスの檻から猛獣が逃げ出す」といった現実にはないような出来事が、マンガやアニメでイベントの展開として多用されることになった。
形を変えて、現代にも残っているのである。

国広一の場合は、「表に出せないような猛獣を飼っている」という形で発現。
「自身のキャパシティを超えなければ動物型の都市伝説をストック、支配できる」という猛獣使いの技能となっている。
『白いワニ』だけで、現在の彼女のリソースはカツカツではあるが。

現代においてステージ型と違いスタンダップ・マジシャンはサーカスに出ることは殆どないが、かつてはマジシャンとサーカスが肩を並べることは珍しくはなかった。

かつて人々に笑顔を配って回っていた人達の、都市伝説。



初出は第四話。国広一が保有する都市伝説。

物語開始の数年前に、一が『白いワニ』と対峙したことをきっかけに覚醒させた都市伝説。彼女の場合は「表に出せないような猛獣を飼っている」という形で発現し、「自身のキャパシティを超えなければ動物型の都市伝説をストック、支配できる」という猛獣使いの技能となっている。単体ではほぼ無力だが、他者の力を借りるという点では京太郎の能力と似通っているのかもしれない。
現在は『白いワニ』を支配するだけでキャパシティはほぼ限界らしく、フォームシフトの際は白いワニと共に京太郎に格納され、ワニを鎧のように京太郎の周りに展開することができる。その他にもワニに物品を運ばせたり小さくしてイカサマの手伝いをさせたりと、フレーバー的な意味でも活躍が多い。

初ネクサスシフト時の強化で都市伝説で支配できる猛獣のキャパシティが増えたらしいが、同時に現在支配中の白いワニも強化されたため結果的に容量の空きは余り変化がなかったようだ。

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最終更新:2013年05月08日 00:03