【祠の画像】
僕は祠の御札を触ってみた。
【効果音:バチン】
途端、体が重くなり冷や汗が吹き出た
急いで手を離す、心臓が急激に動き息が荒れる
綾「徹君、大丈夫?」
【効果音:心臓の音】
綾が心配そうに声をかけてくる、ひどく頭が重い
頭の中がボヤケテ何も考えられなくなりそうだった
【効果:祠の画像をぼやけさせる】
徹「大丈夫、大丈夫だから」
荒れる息を必死に抑えて綾に言う
意識を保つために右手でズボンを握り締める
綾「本当に、大丈夫?すごい汗よ」
徹「大丈夫、少し熱にやられたんだ。戻ろう」
意識をかき集めて足を踏み出す、悪寒も参加してきていよいよまずくなってきた
徹「綾・・・・肩・・・貸してもらえるかな?」
一人じゃとても帰れそうに無い、倒れるわけにも行かないので
綾に肩を借りることにした
綾は返事もせずに心配そうに僕に肩を貸してくれて宿泊所まで連れて行ってくれた
【画像:宿泊所、徹の部屋】
綾に手伝ってもらってベッドに横になる
綾は介抱してくれようとしたが、大丈夫といって断った
何なんだ、ほんとに熱にやられたのか・・・・・・・
お札に触ってから?偶然だ・・・・・・
頭の中のモヤが広がっていく、意識が沈んでいく中
何か金属の様な音が聞こえた・・・・・・・
【効果音:すずの音】
額に冷たい物が触れる
【画像:綾の立ち絵か一枚絵(心配)】
【バック:部屋の画像】
【音楽:宿泊所の通常】
ボンヤリと瞼を開くと目の前に心配そうな綾の顔があった
一瞬、ドキリとしたがどうやら僕の顔色を見ているらしい
半開きの目をゆっくりと開くと綾は顔をあわてて引いた
綾「起きて大丈夫?」
意識がだんだんとハッキリしてくる
徹「ああ、うん」
状態を起こすと頭からポロリと濡れたタオルが落ちてきた
枕元に洗面器があるところから見て、綾は僕を看病してくれたようだ
しかし、濡れたタオルがビショビショなのが実に綾らしい
綾「ホントに大丈夫なの?」
そういえば、体の異常が治っていた
どうやら本当に軽い日射病か何かだったらしい
徹「ああ、ぜんぜん平気だよ」
片腕で力こぶを作る
綾「そんな頼りない腕見せられても安心できないわ」
僕の元気な様子に安心したのか綾は冗談交じりに言った
徹「そういえば、水か何かくれないかな?喉がカラカラなんだ」
綾「あ、うん、ちょっと待ってて」
【効果音:階段を下りる音】
【立ち絵:綾の立ち絵を消す】
【効果音:同じく上る音】
【立ち絵:綾(心配)』
綾は部屋を出た後すぐに紙コップを手に戻ってきた
綾「はい」
紙コップを差し出す綾
徹「なにもわざわざコップに入れてくれなくてもペットボトルごと持ってきてくれれば良かったのに」
綾「こっちの方が飲みやすいでしょ」
そんな気遣いをすこし嬉しいと思いつつ
コップを受け取ろうとした
【画像:コップに入った水】
綾が手の力を緩めるのとこっちがコップを掴むタイミングがずれてしまい、お腹の辺りに水がまかれる
【効果音:パシャと水がはじける音】
徹「あっと」
声をあげる間にTシャツとズボンが豪快に水浸しになった
綾「あ!ごめんなさい」
綾がすぐに僕の服の上から布で水を拭く
【効果音:ごしごしという布を擦らせる音】
しかしその布がさっき僕の額の上にあったズブ濡れのタオルだったため、さらに濡れてしまった
綾はそれに気づくとあわてて水を絞る、僕のお腹の上で
なぜか綾はこういうことになるとパニックになる、子供のころからそうで未だに克服していない
何かミスをした後パニックになり二次災害を呼ぶ、そして最後は必ずドリフのコントよろしく、惨事が待ち受けているのだった
しかも、なぜかやたら僕はそれにぶち当たる
今回は水浸しくらいですんだから良かったが、だんだん慣れてくる自分が心配だ
綾「ごめんなさい、私ってこういうとこドジで」
綾は必死に僕の服を拭いている
最終更新:2006年09月15日 22:22