きめいる発電所のお菓子資料館

ここは発電所員ときめいるが繰り広げる、楽しくて可笑しい日常を記録した場所だよ。
涙あり感動あり…そんな微笑ましいお菓子作りの様子を、あなたも覗いてみませんか?




資料1.見学者は披検体

きめいる発電所 研究日誌[2008/11/3]

23:39 (被検体A) おお様子見様子見

 これはきめいる発電所に被検体の見学者が入所し、きめいるの電磁波を浴びた影響で被検体が変貌していく過程を綴った物である。

23:47 (Flandr) tabun mojihenkan no nanika ga buttonda nokatoomounode tito saikidou shitekimasu
訳:たぶん文字変換の何かがぶっ飛んだのかと思うので、ちと再起動してきます
23:47 (frofile1P) ittera-
訳:いってらー
23:47 (PSK) itera-
訳:いってらー
23:47 (sweeper) ittera-
訳:いってらー
23:48 (被検体A) oh ittera ittera (hyun hyun
訳:おお、いってらいってら(ヒュンヒュン

 この時点では他の所員達に同調し、コミュニケーションをとろうとする被検体。だが既に発電所に入った時から様子がおかしい。

23:51 (zi-no) ※○○が文にキャッキャウフフされる話ですが掲載許可が下りなかった為イメージでお届けします

                     ,、-―‐-、            _,、-'´lヽ,
                   ,i'´ ,、-‐、 _ノ       ,、-'´ ̄ |   ||
                   ヽ、_(三'ニl′       、-'´ _,、-┴'´,__ソ   
                  ,.└''"´ ̄ ̄   `ヽ、 /  ,i'´ ,、-―'´´
                ,. '´     、、   ヽ  ヽl   l' l'    ,、-' 1ヽ
               ノ   ,  lヽ  j /、lヽ ト、_,|,   `-'―'´ ̄l   'l|
   /、`ー,- ,_    r'´ r'"イ .ノ\| .レ r=;ァ'レ'  }ヽ,、_   _,、┴‐'´_ソ   
   l、`l、ヽ,   ̄`ヽ、 {  !、 l rr=-       _ |l.>‐ .、ヽニ二_,、-―'´
    ヽ/ ̄ノー‐-、  ヽヽ.,ト'     ー=‐'    l´i、_ヽ,l 、,,_,,ノ
      ̄ ̄ ̄``ヽ,ノ   }', _          l, `Y´ノ   >‐、
      /ヽ,`ヽ ̄   ノ 1 トっ`| 、____,-- ー''    'i、_ ノ
      `l、 ヽ,_`l、__ノ レ 、`' ノ  
       ヽ/_/_,、-'´             おお、二人が布団でキャッキャウフフ
                       /  /
                     / / / /
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23:51 放電終了を確認

 23時51分、所員のzi-noが被検体に向けてきめいるの電磁波を浴びせる。
 zi-noは反応の途絶えた被検体へ向けてさらに電磁波を浴びせる。

01:26 (zi-no) ※布団の中で○○が文とイチャイチャちゅっちゅしてもう見てられないよ!する話ですがイメージでお届けします

                     ,、-―‐-、            _,、-'´lヽ,
                   ,i'´ ,、-‐、 _ノ       ,、-'´ ̄ |   || ))
            ((      ヽ、_(三'ニl′       、-'´ _,、-┴'´,__ソ   
         ((        ,.└''"´ ̄ ̄   `ヽ、 /  ,i'´ ,、-―'´´
                ,. '´     、、   ヽ  ヽl   l' l'    ,、-' 1ヽ  ))
           ((   ノ   ,  lヽ  j /、lヽ ト、_,|,   `-'―'´ ̄l   'l| 
   /、`ー,- ,_    r'´ r'"イ .ノ\| .レ r=;ァ'レ'  }ヽ,、_   _,、┴‐'´_ソ  おお ひわいひわい    
   l、`l、ヽ,   ̄`ヽ、 {  !、 l rr=-   ///  _ |l.>‐ .、ヽニ二_,、-―'´
 ((  ヽ/ ̄ノー‐-、  ヽヽ.,ト' /// ー=‐'   l´i、_ヽ,l 、,,_,,ノ
      ̄ ̄ ̄``ヽ,ノ   }', _          l, `Y´ノ   >‐、    ))
      /ヽ,`ヽ ̄   ノ 1 トっ`| 、____,-- ー''    'i、_ ノ
   ((  `l、 ヽ,_`l、__ノ レ 、`' ノ      ヴヴヴヴ
       ヽ/_/_,、-'´      
                       /  /
                     / / / /
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01:31 (被検体A) ※被検体Aがzi-noの電磁波を浴びて悶え苦しみますがグロテスクな内容の為イメージでお届けします

                 ,、-―‐-=           三=-‐―
                ,i'´ ,、-‐、 _ノ           ヽ     `ヽ
                ヽ、_(三'ニl=             =|ニ三)  ,ノ
           ヒュン  ,.└''"´ ̄ ̄ 二   __   / ̄ ̄ ̄`゛''┘_    ヒュン     _,、-'´lヽ,
              =´     、、  =´:::::::::::::::::`三          `=、    ,、-'´ ̄ |   |三
              ノ   lヽ  j /ニ /::::::::人:::::::::::::::::\l、、\  j  ハ  , !、 、-'´ _,、-┴'´,__三
 /、`ー,- ,_   r'"イ .ノ\| .レ  r=;ァ' i:::::::ノ  `ヽ、:::::::::::ir=-レ .|/(,.ト゛'、/  ,i'´ ,、-―'´´
 三、`l、ヽ,   ̄`ヽ !、 l rr=-      |:::ノ[_]─[_]ヽ:::::|      r=;ァi ,.! l   l' l'    ,、-' 1ヽ
  三/ ̄ノー‐-、  ヽ.,ト'     -=‐'    ヾ三"",___,"" i:::/ '‐=ー      'ト,.|,   `-'―'´ ̄l   'l三
    ̄三 ̄``ヽ,ノ   } ',          /ヘi   ヽ _ン i' =         /{,  }ヽ,、_   _,、┴‐' _ソ
    /ヽ,`ヽ ̄   ノ 1ヽ             ヽニ -  ,イ         ,r' 「レ`'  ヽニ二_,、-―=´
    `l、 ヽ,_`l、__ノ レ~i` ヽ 、_ 、__ 三   一 ̄   =  -- ー''                 ヒュン
 ヒュン  =/_/_,、-'´             `     

01:31 異常放電の終了を確認

 非人道的な実験だとzi-noを責めないで欲しい。
 これは我々きめいる発電所の者達に課せられた使命なのだ、これで無意味に被検体が失われるようであれば反省の余地はあるだろう、しかし…。

01:41 (被検体A) 私の部屋から布団を持ってこようとすると、文様に物凄く嫌な顔をされたので仕方なく一つの布団の中に二人で寝る事にしました。
やはり一人で寝るために作られている布団に二人で入るとおお、狭い狭い。これまでも何度か同じ部屋で寝る事はありましたが、
清く正しい私達が同衾するのは初めてで頭の中で愛欲と情欲が交じり合う。
しかし、時間と共に眠気がどちらも押さえ込み私を夢の世界に誘い込もうとした。
ですが、冬特有の冷たい空気が二人の間に溜まり私の眠気を奪う。どうやら眠れないのは文様も同じらしく、
両手で口を包むようにしてゆっくり息を吐いていた。おお、可愛い可愛い。
「きめぇまる」
小声で文様が話しかけてくる。それに反応するとこちらに体を近づけてきた。その顔は月明かりのみの暗い部屋でも分かる程真っ赤に染まり物欲しそうに私を見ている。
こちらが饅頭という事はどうでもいいらしい。しかし、ヒュンヒュンと首を振り拒否しようとしても狭い布団の中でヒュンヒュンできる隙間は無く、
今から布団を抜け出し、寒い中コンビニに行ってマグネットを買う気力も無い。それに、どうせヒュンヒュンできないのなら文様の為になる方を選ぶのが私らしいと思う。
──こうして私は食べられた。
文と夜中その三 に続かない

 実験の様子を見守っていたfrofile1P、ShIMO、sweeperから声があがる。
 だがzi-noは淡々と被検体を見つめながら成果を記録していく。
 そしてペンを止めるとzi-noは再び被検体へときめいるの電磁波を浴びせた。

01:47 (zi-no) ※「蓮子と終電」やはり掲載許可が下りなかったので許可が出ずに悶え苦しむ筆者のイメージをお届けします

                     ,、-―‐-、            _,、-'´lヽ,
                   ,i'´ ,、-‐、 _ノ       ,、-'´ ̄ |   ||
                   ヽ、_(三'ニl′       、-'´ _,、-┴'´,__ソ   
                  ,.└''"´ ̄ ̄   `ヽ、 /  ,i'´ ,、-―'´´
                ,. '´     、、   ヽ  ヽl   l' l'    ,、-' 1ヽ
               ノ   ,  lヽ  j /、lヽ ト、_,|,   `-'―'´ ̄l   'l|
   /、`ー,- ,_    r'´ r'"イ .ノ\| .レ r=;ァ'レ'  }ヽ,、_   _,、┴‐'´_ソ   
   l、`l、ヽ,   ̄`ヽ、 {  !、 l rr=-       _ |l.>‐ .、ヽニ二_,、-―'´
    ヽ/ ̄ノー‐-、  ヽヽ.,ト'     E=ョ    l´i、_ヽ,l 、,,_,,ノ
      ̄ ̄ ̄``ヽ,ノ   }', _          l, `Y´ノ   >‐、 ギリギリ
      /ヽ,`ヽ ̄   ノ 1 トっ`| 、____,-- ー''    'i、_ ノ
      `l、 ヽ,_`l、__ノ レ 、`' ノ  
       ヽ/_/_,、-'´ 
                       /  /
                     / / / /
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01:47 水橋放電終了を確認

 frofile1PやShIMO達が固唾を飲んで見守る。
 zi-noは被検体を冷静な目で見つめると、再びペンを握った。

02:00 (被検体A) きめぇ村の会合で新型マグネットをきめらまると試した時の話なんですよ。
私達は村のきめぇラブホテルで少しぐらい電磁波を出しても大丈夫だろうと放電することにしたんですよ。
しばらくして電磁浮遊まですると、お互いのきめぇ呼吸の音が聞こえるぐらいの距離で、きめらまるの顔が近くにあって思わず驚いて声を出してしまったんです。
「おお、きめぇきめぇ」
するときめらまるがソニックブームを出しながら「おお、そちらもきめぇ」と言って、私はソニックブームを受け部屋の隅に吹き飛ばされてしまいました。
今、きめらまるが何をしようとしたか分からない程、幻想郷最速の頭脳を持つ私は鈍感ではありません。
だからきめらまるの行為を台無しにしかたら埋め合わせをしなければならない。
そう心に決めると、きめらまるの隣に座り「きめぇのはだめですか?」ってそっと耳に囁きました。
「……かまいませんよ」自身満々に不適な微笑を浮かべながら答えたきめらまるにヒュンヒュン。と頷いて応えると、
私がこの後の行為をしやすい様に自分の新型マグネットをそっとM極にして、きめらまるの物はS極にしました。私は黙って新型マグネットが重なるのを見届け、(ry

 所長のfrofile1Pがポツリと呟いた。
 「この被検体、入所させて使えるか・・・?」
 zi-noはそこでペンを置いて答えた。
 「ええ、この被検体はChocolatと名付けましょう」

伝言:
流石にちゅっちゅchで作ったちゅっちゅマクロ本文掲載とかは節度無いと思うので
俺が書いた原作マクロは消させてもらったのぜ。後、蓮子が嫁なので適当にページ一部修正したのぜ まる
zi-noより
   ↑検閲後のzi-no氏よりコメント



資料2.脱走者の末路

2008/11/11(火) 23:40
私は昨夜、発電所から脱走した。
脱走は上手くいったようで追手も居らず安心している。
被検体として酷使される日々から無事に解放されたのだ。
…そういえば昨日の夢にzi-noときめいるが出てきた。
ただこちらを見て笑っているだけだったがどこか不気味だった。

2008/11/12(水) 22:45
発電所から逃げてすぐ、宗教から足を洗った。
私は確かに平穏な日々を自分の手で取り戻した…はずなのに。
なぜか発電所での実験や氷結ハーブの事が頭に浮かんでくる。
また夢を見た。100連戦が終わった後のどさくさに紛れて逃げる私。
ここまでは現実と同じ、でも後を振り返るとzi-noときめいるが居る。
走っても走っても逃げられない、二人は笑っている…。

2008/11/13(木) 23:50
身体の調子が悪い、今日は無理をしたから当然かもしれないが…。
お腹の空いた私は攻雑スレでイカと兎を狩り調理をして鍋にした。
食事をしている私に襲い掛かってくる男がいた、全力で殴り飛ばした。
「キミ、イカに興味があるのかい?」
殴り飛ばされた男は嬉しそうに笑いながら、私をとある場所へと案内した…。

2008/11/14(金) 23:20
目の前で繰り広げられていたのは攻雑勢とイクトパス教の戦争。
なぜ私があの戦いの取り纏め役をしていたのだろう…わからない。
どうも記憶が飛び飛びで鮮明でない。知らない部屋で頭を抱えて考える。
今日何があったのか、何をしたのか、ここは何処なのか…。
困惑しながらも記憶の糸を辿ろうとする。まるで夢の中にいるようだ。

2008/11/15(土) 23:55
視界に広がる緑を掻き分けて、木漏れ日の中へと進んで行く。
頭上には僅かな空色の光、界隈の緑とコントラストを生み出す風景。
傍らの低木や小枝は踏み固められており、ここが特異な場所だという印象を受ける。
「おお、はじめましてはじめまして」
背後からの声にはっとして振り返ると、其処にはきめら丸が佇んでいた。
「清くうぜぇきめいるです、どうぞよろしくよろしく」
自らの口から漏れた言葉に驚倒したその直後、私の両脇に二匹のきめいるが取り付く。
「君が帰ってくることはわかっていたよ、きめいる」
茂みの中から姿を現す男、その手には雷光のような光を放つ石が握られていた。
本能が危険だと警鐘を鳴らす、今すぐ逃げ出したい、だが抗えない。
「はじめまして、れあきめいる…」
私の額に眩く光る石が押し当てられる。ああ…悔しいけど進化しちゃう…。

消えゆく意識の中で夢を見る。
怪しい計器や機材の並ぶ部屋で、カプセルのような物に閉じ込められていた。
「100連戦の結果は48勝(罰ゲーム:緋想天引退)ではなく49勝(罰ゲーム:イク○パス(笑))だ、異論は認めない」
身体にきめいるの電磁波を降り掛けられる。

ビリッバチッ

ワタシは溶けた。

失われゆく意識の中でzi-noの声がかすかに聞こえた。
「これはChocolat Fondueと名付けよう」



資料3.きめいるのチョコレート

2009/1/15(木) 深夜の発電所

―お菓子は忘れた頃にやって来た―

スイーツ(笑)それはお菓子を現す言葉
和スイーツ(笑)それは無理やりな言葉
駄スイーツ(笑)思い出を踏み躙る言葉

様々なスイーツが世に溢れかえった頃…
たったひとつのスイーツが発電所を訪れた


 sweeper「なぁ、例の話聞いたか?」
 sinyouzyu「蓮子たん可愛いよ、可愛いよ蓮子たん…」

きめいる発電所、中央管理室。
様々な計器やモニタが並ぶ仰々しい佇まいの中、
二人が場に不釣合いな雑談を交わしていた。

 sweeper「今朝所長が言ってたが、今月に入って6体目らしいぜ」
 sinyouzyu「蓮子タンのロボット…今AIを作ってあげるからね…ちゅっちゅ」
 sweeper「おっと、マビで待ち合わせの時間だ」


無数のきめいるが小刻みに震え電気を起こす。
ここは発電室、蓮子ロボのAI開発やマビ○ギに電力が使われているとは、
いっさい知らぬ哀れなきめいる達が休みなく働く場所である。
そしてその様子をおかずに恍惚とした表情でカレーを食す人物が一人。
彼の名はfrofile1P、きめいる発電所の所長にして最強の漢である。

 frofile1P「ブラボー、今日もいい発電だぜ文ちゃん達」

カレーを食べ終え発電室の計器に目をやるfrofile1P。
きめいる達の発電量が減衰の一途にあることに気付く。

 frofile1P「なんだこりゃ、文ちゃん達が疲れてるのか?それとも…」

懐の通信機を取り出しsweeperへと連絡をするfrofile1P。
その表情はどこか険しく焦りの色さえ伺われた。

 frofile1P「ワン…ツー…スリー…フォー…ファイブコール、出ないな」

それもそのはず、sweeperは究極の料理を口にしてナオの元へと旅立っていた。
天に召してしまった彼と口を聞けるのは今やナオだけなのである。

 frofile1P「一人でやるか…背に腹は代えられん…」

厚みのあるガラス、その奥に見えるのは黒ずんで動かなくなったきめいる達。
frofile1Pは唇を噛み締めるとその脇にある重厚な扉の電子錠に手をかけた。

 Chocolat「おお、きめぇきめぇ!お☆お☆き☆め☆ぇ!」

漆黒のスイーツ、貯古齢糖…それは以前発電所から脱走した個体だった。
貯古齢糖は手当たり次第に辺りのきめいるをチョコ菓子へと変質させていく。
チョコレートになったきめいる達は電気を発することなく、ただの『モノ』になっていた。

 frofile1P「丁度カレーを食い終わった所だ…タイミングがよかったな」

度重なる脱走の末に書き置きを残して去っていったあのお菓子。
『修羅になります探さないでください』
自ら争いに身を投じるのが修羅というなら、今のお菓子は修羅そのものなのだろう。

 Chocolat「おお、スイーツぶっぱぶっぱ!ヒュンヒュンヒュン!!」

電気を発するきめいるの群れに飛び込んで『モノ』へと変える。
単純な作業の繰り返し。単純なお菓子作り。きめいるのチョコレート…。
もし貯古齢糖が生身の人間だったら既に感電死しているだろう。
これはスイーツ(笑)だからこそ成せる技なのである。

 frofile1P「やれやれ、あの子達をやったのもお前か」

きめいる達の群れをかきわけてお菓子へと近付いていくfrofile1P。
まだチョコレートになっていないきめいる達は怯えた様子で不規則に放電を繰り返している。
なぜ彼は感電死しないのか…それは彼もまた、お風呂だからである。

 Chocolat「この発電所は今日からきめぇ発電所です、あなたには失脚してもらいます」
 frofile1P「文ちゃん達、俺の後ろに隠れてな、すぐみんな元に戻してやるからな」

刹那、辺り一面を埋め尽くす閃光―発電所が停電で暗闇につつまれる。

 frofile1P「修羅にはなれたのかよ、不味いデザートさんよ…」

哀しみを背負った漢に、運良く一命を取りとめた男から連絡が入る。

 sweeper「何事ですか!所長!」

一刻の深淵から、発電所は復旧する。
気だるそうに通信機の先のsweeperにfrofile1Pは告げる。

 frofile1P「掃除の仕事だ、今すぐ発電室に来い」

通信機を切るfrofile1P、振り向き、視線を後ろのきめいる達に移す。

 frofile1P「よう、大丈夫だったかい?俺の文ちゃん達」

きめいるの帯びる電気など関係ないかのように、両手できめいる達を抱きしめる漢の姿。
背後にはきめいるのチョコレートの中に一つ、砕け散ったチョコレートがあった。
これが貯古齢糖だったことはfrofile1Pの頭から既に消え去り、貯古齢糖の存在もまた消え去ったのだった。

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最終更新:2009年01月19日 03:12