28スレ306

306 名無しさん@ピンキー sage 2010/03/30(火) 01:29:49 ID:q0xVt31O
「ふう・・・」
時刻は深夜。
妹に見つからないようにこそこそと自慰を終えた後、僕は気怠るい余韻に浸っていた。
彼女は今、僕の衣服に女の体臭が付いていないかチェックする作業ーーーもはや恒例になりつつあるーーーを行っている最中のはずだから、少しはのんびりできる。
が、まあ早めに行動するに越したことはない。
「・・・紗那に見つからない内に、さっさと片付けるか」
そう呟いた矢先。
「兄さん」
氷の様に冷たい声と共に、部屋の扉が開け放たれた。
流れるような黒髪に、人形のように整った容姿、突き刺すような瞳。
紗耶だった。
僕はとっさに机の上のエロ本を隠そうとしたが、間に合うはずもなく。
彼女はつかつかと僕に歩み寄る。
「・・・何をしていたか、なんて聞く必要もありませんね」
「い・・・いや、これは、その、」
「言い訳も弁解も説明も謝罪も不要です。即刻、然るべき処置をとらせていただきます」
彼女はそう言うと、僕のズボンに手をかけて一気に脱がせた。
露出した僕の陰茎を、穢らわしいものでも見るかのようにねめつける。
まあ実際、先ほど出した精液で汚れているのだけれど。
穢れと汚れは違う。
紗耶はただ洗うだけでは満足しない。
「”禊”が必要ですね。こちらへ来てください」
そういうと彼女は僕を風呂場へと連れていく。
何のためらいもなく自分の衣服を脱ぎ捨て、僕の服も脱がすと、腰を屈めた。
そして、
「・・・じゃあ、始めます」



307 名無しさん@ピンキー sage 2010/03/30(火) 01:30:41 ID:q0xVt31O
半勃ちの僕の性器に口づける。
最初は優しく、徐々についばむ様に。
最後には喉の奥まで使ってしっかりと咥え込む。
そして、吸う。
バキュームフェラとでも言うのか―――喉を使って、舌をすぼめて、口蓋で挟んで。
そのころには既に、僕の性器は完全に硬度を取り戻している。
堪えきれず、僕が声を漏らすと、紗耶は嬉しそうに微笑む。
良かったですね、ちゃんと「悪いモノ」が出ていってる証拠ですよ、と。
程なくして、僕は紗耶の口の中に精を放った。
紗耶は瞳を細めてそれを飲む。
少しずつ、咽下してゆく。
「ん・・・ふふ、これで『悪いものはおなかの中へ』入れました」
艶やかで、どこか妖しげな笑み。
「次は・・・私のも、ちゃんと綺麗にしてください」
そう言うと彼女は立ちあがって、自分の秘所を僕に見せつける。
申しわけ程度生えている陰毛は、次から次へと湧き出てくる愛液でぴったりと張りついていた。
僕が思わず目を逸らすと、紗耶はふふ、と笑みをこぼして、僕の上にまたがった。
そして、それを僕の口に押しつける。
「んっ・・・ほら、何ぼーっとしてるんですか。早く舐めてください」
僕は黙って―――というか黙らざるを得ないのだが―――舌を動かす。
初めは円を描くようにゆっくりと。次第に激しく。
「はぁ・・・っ、兄さん、私っ・・・」
紗耶は既に濡れていたせいもあってか、すぐにでも果ててしまいそうな雰囲気だった。
仕上げに充血しきった陰核を甘噛みすると、かん高い声を上げてのけぞり、僕の上に倒れこんだ。
どうやら果てたようだ。
僕はほっと一息ついて、彼女を抱きかかえて風呂に浸かることにした。


308 名無しさん@ピンキー sage 2010/03/30(火) 01:31:23 ID:q0xVt31O
大分温くなっていたので、追い焚きをする。
ややあって、腕の中の紗耶が目を覚ました。
「ん・・・に、兄さん?」
「おはよう」
よく眠れた? と茶化すと、紗耶は頬を赤らめて、別に寝ていたわけではない、というような趣旨のことを小声で言った。
「今日はもう疲れただろ。早く寝よう」
「嫌です」
僕の提案は即刻却下された。
「まだ、兄さんのをもらってないです」
そう言うと、紗耶は僕の腕の中でくるりと向きを変えて、僕の上にまたがった。
まだするのか。
僕は少し呆れつつも、彼女に身を任せた。
紗耶はまず、僕の萎れた性器をどうにかしようと思ったようで、足の裏で亀頭を挟み、擦り始めた。
「兄さんはこれが好きなんですよね・・・あ、ほら、もう硬くなってきましたよ。兄さんはほんと、変態ですよね。仕方ないから、妹の私が面倒を見てあげます」
僕が妹の足コキで興奮する変態なのは事実だが、それをして興奮している紗耶も充分変態だったりする。
「ふ、ふふ・・・そろそろ、挿入れたいんじゃないですか?」
紗耶はそう聞いてきたが、実際のところ紗耶が早く挿入れて欲しいだけだったりする。
が、それは言わぬが花ということで、僕は黙って首を縦に振った。
「ふ、ふふふ、そうですか。じゃあ、じゃあですね、『紗耶の子宮にたっぷり中出しして孕ませたい』って言ってください」
「紗耶の子宮にたっぷり中出しして孕ませたい」
コピーアンドペーストするように、無機質かつ正確に僕は繰り返した。
「『僕は紗耶の奴隷だ。紗耶がいないと生きていけない』」
「僕は紗耶の奴隷だ。紗耶がいないと生きていけない」
「『愛しています』」
「愛しています」
「兄さんっ・・・!」
紗耶は感極まったように嗚咽を漏らしながら、僕の性器の上に腰を下ろし、ずぶ、と挿入れた。
「くっ・・・」
僕しか知らない紗耶のそこは、熱くうねりながら、きつく締め付けてきた。
「き、きもちいい・・・ですか?」
紗耶は息も絶え絶えに訊ねてくる。
僕は肯定する。
「じゃ、もっと、きもちよく、します・・・っ」
紗耶はそう言うと、拙いながら腰を振り始めた。
「ふぁ・・・あっ、あっ・・・っ、」
黒髪を振り乱し、盛大に湯を跳ね飛ばしながら僕と交わる。
僕も抑えが効かなくなり、肉付きの薄い尻を掴んで、腰を打ちつけ始めた。
「やっ、駄目、兄さん、きょ、今日は私、わたしが、」
僕は無視して上体を少し起こし、つんと尖った乳首をついばむ。
ちなみに胸は揉むほどないので揉まない。
「しょ・・・そこは駄目、駄目ですっ・・・あっ、にい、さんっ」
紗耶の口の端から涎が垂れ、僕の頬に付着する。気にしない。
「そろそろいくよ、紗耶」
僕の言葉が聞こえているのか定かではないが、彼女はコクコクと肯いた。
「くっ・・・」
僕はひときわ強く腰を打ちつけて、紗耶の奥深くに精を放った。




「・・・紗耶。起きてる?」
腕の中の少女に問いかけるも、返事はない。
もともと今日は忙しかったようだから、疲れて眠ってしまったようだ。
僕は溜息をついて後片付けをし、彼女の体を拭いて寝巻きを着せ、布団まで連れてゆく。
自室に戻るのも面倒だったので、僕はそのまま彼女の布団に倒れこんだ。
温かく、柔らかい存在を背中に感じながら、僕は眠りに落ちた。

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最終更新:2010年04月15日 18:19
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