29スレ518

518 名無しさん@ピンキー sage 2010/06/02(水) 03:20:54 ID:ODCnsRXQ

みんな、自分の部屋に入る時って特に気兼ねなんかしねえよな。
「それ」が普通……なんだよな?
「クンクン、ッハァー! あは、リン君ったら。昨日、シコシコしたなー! クンクン」
――ドンッ。
これは閉めるしかないよな!?
さあてこの部屋は……
やっぱり、俺の部屋だよな。
気を取り直してもう一度開こう。
――ギィッ。
「ハアハア、リン君の精子沢山ついてる♪ クンクン。やっぱり、リン君の特濃ミルクはいい匂い♪ ハアハア♪」
おいおい、マジかよ……
誰も流石に人の部屋に入り込んでわざわざゴミ箱掘り返すとは思わないよな……
「何やってんの? そんなに楽しそうに」
「何って、リン君の残り香でオナニーしようと忍びこんで…… ってリン君!」
驚いた紗代姉は、必死にくしゃくしゃのテッシュと俺が洗濯しようとしていたシーツを背中に隠す。
「この馬鹿姉は……」
――ゴゴゴゴゴゴゴゴッ。
「リン君待ってこれは…… その…… リン君の部屋を綺麗にしてあげようと思って」
「だったら、この部屋に散らかった、ゴミはなんだああああああああああああああ!!」
「ひいいっ」
このキモ姉……
どうすればいい……


519 名無しさん@ピンキー sage 2010/06/02(水) 03:22:47 ID:ODCnsRXQ
俺は、その場を退避し、居間でコタツの中に潜り込む。
「リンちゃん何やってるの、そんな芋虫みたいにコタツに入り込んで」
母は、俺の父の再婚相手。これまた、既に40超えのおばはんのハズなのだが、まだ20代後半の若さと美しさを保っているべっぴんだ。
その母の連れ子が紗代姉だが、学園の3年生で、でらべっぴん。黒髪長髪に、少し垂れ下がった落ち着いた印象の女性。
ちなみに、Fカップ。身長は155cm。もちろん、この変態さを知らぬ学園の野郎どもは毎日告白する始末。
この母は、父にどのようなアプローチをしたのかが、ひたすら気になる所だ。
「また、紗代姉が……」
驚く様子も無い。
「あらあら、リンちゃんも男なんだからしっかりしなさい」
この発言…… この母あって娘ありなのだろう。
「俺にプライバシーは無いのか! 母さんからもにちゃんと言ってくれよ」
「そう、別に構わないわ。それじゃ母さん、今、言ってきてあげるよ」
母さんは勇み足で二階に上がっていく。
ちゃんと言ってくれるのだろうか。
「こら! 紗~代~!!」
ポカーンと紗代姉は俺のパンツを顔に当てている。
というか、まだ続けるか…… 異常だろ…… 
「な、何!? 母さん!?」
とりあえず、パンツは後ろに隠すようだ。
「良~い、紗代!? 母さん、恋の成就には相手をひたすら思い続けなさいと言ったけど……」
そんな事言ってたのか。
「残り香なんて嗅いだりするより……」
掻いだりするより……
「直接嗅いじゃいなさい!!」
「うん! 分かったよ、母さん!」
「おいおいおいおいおいおいおおおおい」
何それ、俺の生活が……
おまけに何でそうも簡単に返事してんの……
「そんな事されたら、俺の生活はどうなる!?」
「あら、別に兄弟だし構わないじゃない」
「俺が嫌なんだ!! 外とかでもそんな事されたら、女が寄り付かなくなる!! 其処か、男の友達ですら逃げて行く!!」
こう言ってるのは、もう既にそういった事情があるからだ。
とある、女友達は……
「リン君ってさ、シスコン?」
と聞かれたりしたが、違うと答えても。
「リン君って、シスコンなんだって」
とこのアマが次の日には、噂を垂れ流したりしていた。
紗代姉は、そのアマにある事ない事吹きこんだであろう。
他にも友達との帰宅途中……
「リーン君♪ 一緒に帰ろ!」
そう言って狙いすましたかの用に現れると。
「すまん、リン! 俺、用事があるんで先帰るわ」
「おい、待てよ! 桜木!」
とこの有様だ。
「あらま、紗代良くやってるじゃない。けど、まだ一線超えないのは関心しないわ」
へ!?
「良い、リンちゃん物にしたいならもっと大胆にやりなさい」
へ、既にこれは常軌を逸して……
「じゃあ、邪魔者母さんは、出て行くわ。蘭さん早く帰ってきてくれないかしら♪」
本当邪魔だよ、母さん。止まらない列車に石炭追加してんじゃねえよ。
――ドンっ。
「クンクン、リン君の匂い、リン君の匂い」
俺は貞操の危機を感じた。

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最終更新:2010年06月06日 20:35
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