176 埋めネタ sage 2010/06/28(月) 16:29:59 ID:bSsN81+h
「どう言うつもりだRX7…」
「……………………」
メイドロボットに監禁されてから、一週間が過ぎようとした。
「テキセッキン、キョリ200メートル」
「!!!!!!!!」
モニターに映るのは俺のフィアンセの美沙子。
「ショウ君今助けてあげるからね…」
美沙子は屋敷の門を飛び越えて侵入しょうとしていた。
「やめろ~美沙子…やめろぉおおおお」
「ゲイゲキカイシ…マイクロミサイル‥ハッシャ」
「RX7やめて…くれ‥やめてくれぇえええ……」
マイクロミサイルは一斉に門に向かって飛び放ち門ごと周囲を跡形もなく吹き飛ばした。
「う…う…うう…うわぁああああ」
今年の秋にはハワイでの挙式が決まっていたのに…アレほど喜んでくれたのに…ああ…美沙子…
「…ヤッタ…トウトウ…アノ…ドロボウネコヲ…」
「!!!!!!!!!!!!!!!」
この台詞…まさか…
「ゲイゲキシステムカイジョ…カンシモードニイコウシマス」
「RX7…いや…姉ちゃん…お前姉ちゃんだろ!!」
美沙子との結婚に最後まで反対して、ある日突然行方不明になった姉…たしか彼女は科学アカデミーに勤務していた筈…
「あははははは~ショウ君流石ね…そうよ…RX7は姉の記憶を埋め込んだアンドロイド…」
「…ほ、本物の姉ちゃんは、どこに…」
「本物?…今は私が本物よ…ショウ君…」
その時…ドカンとドアを破壊する爆発音が…
「そこまでよ…」
「み、美沙子…」
「おのれ…泥棒猫…どこから…」
「地下からよ……お姉さん…いやRX7、あなたがオリジナルのお姉さんを殺した事も分かってるわ」
「…フフフ…姉は私一人だけで良い…そして…ショウの傍にいるのも…」
「ハハハハお前の弱点は分かっているわこのメインシステムを破壊すれば…」
「や、やめろ…泥棒猫め…」
美沙子は銃を構えるとRX7の頭の辺りに銃弾を放った。ズキュウンンン~!!!!!
「く…ga…おの…re…ど…ろ…棒猫…me…」
パチパチと身体から放電しているRX7…どうやら動けないようだ…
「今のうちよショウ君…」
「ありがとう美沙子…」
美沙子は俺の手を引いて急いでその場を離れた。
「にが…すと…おもう…か…」
カチッ…RX7は最後の力を振り絞りあるボタンを押した。
その瞬間周囲は閃光に包まれた。
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「臨時ニュースを申し上げます。今日午後四時頃〇県にて核爆発が起こりました。死傷者は二十万人以上と推定されます。政府は国際テロリ…」
最終更新:2010年06月30日 19:13