36スレ88・97・103

88 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2011/04/13(水) 03:28:19.91 ID:Vgrq47XK
「あ、弟君!お帰りなさい。」
姉貴がなぜか一人暮らしである俺の部屋にいる。
「は?なんでここにいるんだ?大学はどうしたんだよ。」
「それがね。弟君の大学に編入したからこっちにきたの。」
「だからね、弟君のとこに住もうと思って。」
よくみると部屋の所々が姉貴のものにすりかわっている…

「いやいや、ここ1人しか生活できるスペースないし」
そう抗議する俺に対し
「わかった。こんなおねぇちゃんなんかいらないよね?迷惑だよね?邪魔だよね?」
「そうだよね、いい歳して弟と暮らしたいなんていうおねぇちゃんいらないよね?」
「弟君も嫌だよね?こんなおねぇちゃんでごめんね?もうおねぇちゃんいなくてもいいよね?」
「じゃぁおねぇちゃんこれから包丁で…」
姉貴がノンストップで呟き始め、なにか良くないことを実行しようとしたので

「うん、わかった。一緒に暮らそうか。」
「もう…いつまでたってもおねぇちゃん離れできないんだね。やっぱりこれからもおねぇちゃんがついててあげるね。」
地獄の底にいるような顔から花のような笑顔になる。


うちの姉貴は昔からこうだ。弟である俺の側にいることを何よりも好み、俺に拒否されることを何よりも嫌がる。
しかも場合によってはとんでもない奇行に走ることがあり、きが抜けない。

「じゃぁ俺は床に布団敷いてねるから。姉貴はベッドで寝なよ。」
「なにいってるの弟君?もちろん二人一緒にベッドで寝るんだよ?だって布団だすのも面倒だし、二人で寝たほうが暖かいよ?」
「あ、おねぇちゃんが布団全部とっちゃうと思った?弟君が全部とったっていいんだよ?おねぇちゃん布団なくても大丈夫だから。布団がなくても弟君が暖かく寝れるならおねぇちゃん風邪ひいたっていいんだからね
おねぇちゃんが風邪で倒れてしんでも…」

「わかった。一緒に寝ようか。」
「ふふ、弟君は寒がりだもんね。おねぇちゃんに抱きついちゃって、そんなに寒いのかな?」
「いや、暖かいよ。おやすみ、姉貴。」
姉貴が良からぬことをする前に抱きついて寝ることにした。
「おやすみ弟君、これからもずっと一緒だからね…」

かなり面倒くさい姉貴だか、いまこの瞬間だけはこのままでもいいかと、眠りにつく瞬間にそう思った。


最近姉モノが少ないよ!ということでメンヘル入りの小ネタでした。


97 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2011/04/13(水) 22:38:04.93 ID:fBfQ+tLE
ツンキモ姉。
他人がいるとツンツンしてるが姉弟だけになるとキモくなる。


103 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2011/04/14(木) 02:50:04.71 ID:58bgZ2eL
「おはよう。弟君。」
「おはよう姉貴。」
「ごはん作ったから一緒にたべよ?」
そうだ…昨日から姉貴が俺の部屋に住むことになったんだ。

「そろそろ出ないと1限に遅れるよ?」
「わかってるって!じゃぁ行こうか。」
二人一緒に家をでるのは、昔と変わらない風景だ。

「おはよう、A子。」
同じ学科のA子だ。いつも明るく気軽に喋れる数少ない女の子だ。
「あ、おはよう弟君。ってその横に立ってる人はだれ?もしや彼女とか?!」
そぉいえば、A子は姉貴のことしらないんだ。
「あのね、誰がこんなバカの彼女?私は姉で、今年から編入したの。」
「そうなんですか!てっきり彼女かと………ていうことはまだ私にも………スがある…。」
なんか最後らへんはボソボソとして聞こえなかった。
「ふん、弟がどうしてもって言うから一緒に登校してるだけよ。じゃないと誰が好き好んで…」

「え、そんなこと一度も…ていうかむしろ」姉貴だろ?といいかけて
「あら、昨日私に抱きついて寝てた奴の言うことじゃないわね。」

「…!弟君そんなことしてるの?!シスコンが許されるのは小学生までだよ?!」
なんかA子もノリが良く、からかってるのかツッコミを入れてくる。
「し、してねーよ!」
「あらあら、いつから人様に嘘がつけるぐらいに偉くなったのかしらね?」
続けておれを罵倒する
「ほんと、どうしようもないバカね。」
「……」
そらみろ、A子も引いてるじゃねーか。友好関係が崩れなきゃいいが…

(そっか~弟君、あのお姉さんにたぶらかされてるんだね…。
弟君を解放してあげられるのは私しかいないよね。待っててね、弟君。)


「ただいま~」
「お、お帰り弟君。お風呂沸いてるから一緒に入ろ?」
なんだいきなり。
「いや、まだ早いだろ。ってか一緒はちょっと…」
「そっか~。もうおねぇちゃんなんて要らないんだね?せっかく弟君と一緒に流し合い
できると思ったのに…おねぇちゃん生きる希望無くしちゃったからこれからカミソリで…」

「わー!わー!一緒に入ろう!!流し合いしよう!」
「もう…そんな気合い入れちゃって。エッチなことしちゃだめだよ?」
べ…別に姉貴の裸なんてなんでもねーし。さっさと終わらせるか。



(そろそろ虫が発生する頃だし、害虫駆除しに行かないとね…。)


97の電波を受信した88の姉

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最終更新:2011年04月16日 12:42
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