clear blue

329 名前:clear blue[sage] 投稿日:2011/06/24(金) 11:25:22.28 ID:056uvepx
ピンポーン
玄関のチャイムが鳴る。外は大雨だ。いったいこんな大雨の日にどんな来訪者だというのだ、新聞勧誘の兄ちゃんすら今日は来ないと思うのだが。
……仕方ない。今、この家には自分しか居ない。両親は外国だし、俺=櫻井皐月には同じ高校に通う妹が1人いるのだが、その妹もまだ学校から帰ってきていない。
俺は万年帰宅部だから家には誰よりも早く帰ってくることになる。
玄関に向かい、2つある内鍵を回し鍵を開ける。ドアチェーンは外さないままにして、ドアを開ける。
ガチャン
「はい、どちらさまでしょうか。」
狭く開いたドアの隙間から外の来訪者に向かい声を掛ける。こんな天気の日に訪ねてくる知り合いなんていただろうか……
「あ、皐月くん?私、高嶋です。……ごめんね突然。」
高嶋楓。幼稚園からの幼馴染だ。とはいうものの高校に入ってからは3年間クラスも別々ということもあって、昔ほど関わりがあるわけでも無い。
そんな楓が何の様でこんな雨の中、うちを訪ねてきたのだろうか。ドアチェーンを外し、ドアを完全に開くとそこには全身びしょ濡れの楓の姿が。
「お、おい。なんでそんなびしょ濡れなんだよ。大丈夫か?」
「うん、傘忘れちゃって……急に雨、降ってきたでしょ……?だから、その……」
梅雨入りしたというのだから、天気予報など当てにせず折りたたみ傘くらい持っておけばいいのに、と思った。
「そっか……。うん……」
楓がびしょ濡れの理由は分かったが、なぜうちを訪ねてきたのかがまだ分かっていない。
「んで、どうした?何か用事があって来たんじゃないのか?」
楓に尋ねる。
「あ、うん……あのもしで良ければなんだけど、傘貸してもらえないかなって……」


330 名前:clear blue[sage] 投稿日:2011/06/24(金) 11:27:09.22 ID:056uvepx
なんだ傘ぐらいなら、と思ったが、制服が透けるまでびしょ濡れの楓をこのまま傘だけ渡して、はいさようなら、なんて良いのだろうか。
さすがに気が引ける。ふと一瞬妹の顔が浮かぶ。もし妹が帰ってきたらめんどうなことになるのは分かっている。……だが……
「傘なんていくらでも貸すよ。でもおまえ、びしょ濡れじゃんか。……その、そんな姿で帰すのも、なんかな……」
幼馴染とはいえ最近は交流も無く、そしてすっかり女性の身体になってしまった楓から、気恥ずかしさと気まずさから目を反らす。
「あ、そ、そうだね……ううん。でも私なら大丈夫だよ。ありがとう。」
楓は遠慮がちに礼を言って、玄関から先には進もうとしない。昔からこういうやつなんだ、誰かに迷惑をかけるのを良しとせず、控えめな態度。
それが楓の良いとこでもあるけれど、顔見知りの俺ぐらいには少し頼って欲しいという思いもある。
「シャワーぐらい使ってけよ。服も乾燥機、うち、あるしさ。」
「えっ!?……え、でも悪いよ、そんな……」
「まあ、今家に俺しか居ないから警戒されちゃってもしかたないか……。すまん。でもタオルくらいなら貸すし」
「そ、そういうことじゃ無いよ!?……全然、警戒とか、そんな……するわけ無いよ、だって皐月君は、昔から、その……仲良くしてもらってるし……」
高校に入ってからの3年間でできた気まずさが少し解消したかのような気がした。……また妹の顔が浮かぶ。
妹の事を考えると心がチクっとする。罪悪感?……だとしてもそれは自発的なものというより、植え付けられた罪悪感だろう。
「そ、そっか。まあ、もう少し頼ってくれてもいいからな、これからは。」
「うん、ありがとう。じゃあ、シャワー、借りてもいいかな……」
「どうぞどうぞ。ああ、服は洗面所の洗濯機に居れてゆすぎと乾燥ってとこ押せばいいからさ。20分くらいで乾くよ。」
俺は洗面所のほうに楓を案内しようとする。しかしなかなか家に上がろうとしない。


331 名前:clear blue[sage] 投稿日:2011/06/24(金) 11:28:56.40 ID:056uvepx
どした?やっぱちょっと気が引ける?」
「ううん!違うよ!?……ただ私、ブラウスもスカートもびしょ濡れだし、靴下も……。だからお家の床、濡らしちゃうかもしれないし……」
改めて楓が全身びしょ濡れな事を思い出す。白い制服のブラウスは透けて、水色のシンプルな下着が透けて見える。年相応以上に思える胸にぴったりと張り付き肌色が透過する。
スカートも水が滴り、真っ白な太ももを艶やかに濡らしている。艶やかな黒髪も濡れて、蒸気した頬も伴って色っぽさを演出する。いくら幼馴染だからって、
俺だって健全な男子高校生だ。流石に毒だ。……また妹の顔が浮かぶ。……言い訳だよな、そんなの。なにが健全だ……
「き、気にすんなって!昔は、その……お前ん家にも、よく公園で遊んで泥まみれのまんまお邪魔してたしさ……!」
「そうだね、そんなこともあったね……ふふ。」
楓が笑った。こいつの笑い顔なんて久しぶりに見た気がする。
「そうだよね、幼稚園とか小学校の時はいっぱい遊んだよね。週末にはどっちかの家でお泊りしたり、私と皐月君と未奈のちゃんでさ。」
未奈。俺の妹だ。妹であり、同時に……
「そう、だな。まあ上がれよ。少しくらい濡れたって平気だからさ。早くシャワー入っちゃえよ。風引くぞ。」
「うん。じゃあお邪魔します。」

楓がシャワーを浴び始めた。暖かいココアくらい作っといてやるか。……今の時間は……17時か。妹の未奈は新体操部に所属している。俺と違って勉強も運動も卒無くこなす。
「あいつが帰ってくるまではまだ1時間くらいあるか……」
気付けば妹の事で思考が占有されてしまう。それだけ聞けばシスコンの類と言われてしまうのだが、俺の場合は……
「そんな生易しいもんじゃ……」


332 名前:clear blue[sage] 投稿日:2011/06/24(金) 11:30:26.91 ID:056uvepx
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「皐月くん。シャワー、ありがとうね。」
楓がシャワーから出てきた。乾燥機にかけた制服をきっちり着ている。別に学校の中じゃないんだから、こんな時ぐらい、リボンを緩めるぐらいしたっていいのに。
でもこれがこいつなんだよな。昔からくそ真面目で。……ふと思った。そんなこいつにも、例えば人に言えない様な事とかあったりするんだろうか……
「どうかした、かな……?私の顔に何かついてる?皐月くん。」
「い、いや。別になにも付いてないよ。それよりココア、飲む?」
「ありがとう。……ごくん……。梅雨時ってちょっと寒いよね。ココア暖かい……」
ここ最近、特に高校に入ってから疎遠になっていた俺と楓と、そして未奈。いや、仲間はずれになったのは楓だけで、俺と未奈は……
「皐月くん、変わらないね。……私、昔からさ、ドジで、引っ込み思案で、人見知りで、友達なんて全然できなくて。……でもこんな私と毎日遊んでくれたよね。とっても優しくしてくれて。」
なんだよ突然、楓のやつ……
「別に、同情とかで優しくしてたわけじゃねえぞ。おまえんとこの母親とうちの母親が仲良かったから、お前と遊ぶ様になったわけだし。まあ、俺もお前と……未奈と三人で遊ぶの嫌いじゃなかったし。」
未奈……
「あはは、分かってるよ。でも嬉しかったんだあ。……友達ができてさ。」
「まあ、俺はこれからも友達だしさ。またなんか困った事あればじゃんじゃん頼れって。」
「うん……友達……なんだよね、うん……」
どうしたんだ?楓。なんかよく分からんリアクションが多いなこいつ。昔はすげえ単純なやつ、とか思ってたけど。お互い大人になってるってことなのかな。
……大人、か……。俺と未奈は、どうなんだ……?こんな状態が大人に近づいてるなんて言えるのか?
「えっと、あの、突然こんな事聞いてごめんね?えっと……皐月くんってさ……恋人とか好きな人とか……いたりする……?」
「えっ!?ど、どうした急に。」
やっぱりこいつ、よく分からん……。まあでも、楓、昔から天然の要素が無いわけでもなかったし……


333 名前:clear blue [sage] 投稿日:2011/06/24(金) 11:32:23.05 ID:056uvepx
「ごっ、ごめんね!バカな事聞いて!はぁ……バカだなあ私、ほんとどうしちゃったんだろ、あはは……」
「ま、まあいいって別に。お前こそ、そういう人いないのか?お前、結構モテそうじゃん。」
確かに楓は引っ込み思案で人見知りではあるが、人の事をよく考えて行動するし、面倒見もいいし、良いところはたくさんある。見た目だって美人の部類には入るだろう。
「わっ、私?そ、それは……」
「ああ、いいっていいって。流石にそんな事、男に話すのためらうよな。そういう話題は、ガールズトークとやらでするものだもんな。」
「……いっ、いるよ……私だって好きな人……」
「……え……?」
すげえ意外なんだが……楓も恋とかしちゃう年頃だったんだな……って俺と同い年だし、当然か……。俺の場合は、でも、これって恋とかそういうもんなのかな……
「まあ、もう高3にもなれば好きな人くらいできるよな……!うん。」
「あの……さ……私ね……私……皐月くんにね、きいて欲しいことがあるの……」
「え……?どういうこと」
「ただいまー。お兄ちゃあん、帰ってるー?」
ガチャン
未奈が帰ってきた。なんでだ!?まだ部活の時間じゃねえのかよ!?ああ……最悪だ、最悪のタイミングだ……
「未奈っ、おかえり。」
さらさらの黒髪のツインテールをぴょこんと跳ねさせて妹がリビングに入ってくる。
「うん……。ただいま。……で、これはどういう。」
「ああ、ほら、覚えてるだろ?昔よく遊んでただろ、楓だよ、楓。」
「うん……でなんでうちにいるの……?」
「ごめんねっ!急にお邪魔しちゃって!あのね、未奈ちゃん、実は私がドジで、雨降ってきたのに傘もってなくて、シャワーとかかして貰ったの……」
「なあんだ。そういうことねっ!ひっさしぶりぃ、楓お姉ちゃん。」
未奈の眼が一瞬俺を睨みつけた。その瞬間俺は、蛇に睨まれたネズミのように、身動きできない圧倒的な恐怖に包まれた。
「楓お姉ちゃん、凄い美人ー。スタイルも良いしー。」
「そんな……私なんて全然……。それより未奈ちゃんの方が凄く美人になったよ!びっくりしちゃった。スタイルだって私なんかより全然!」
「ありがと、楓お姉ちゃん。あ、そうだ。ちょぉっとお兄ちゃん借りても良い?大した用事じゃ無いんだけど。」


334 名前:clear blue[sage] 投稿日:2011/06/24(金) 11:33:52.71 ID:056uvepx
「うんもちろん。私こそ勝手に家に上がっちゃって……。全然いいよ。」
「うん。……じゃあお兄ちゃん、ちょっと来てー。」
「ああ。……んじゃ楓、適当にくつろいでてくれよ。ああ、ココアなら机にまだあるから飲んでくれて構わないからさ。」
「お兄ちゃあん、はあやあくう。」
「すぐ行く。」

未奈が自分の部屋に向うその後ろを俺は無言で着いて行く。この後にどんな事が待っているのか、だいたいは想像が付く。二階の廊下の1番奥の部屋、未奈の部屋に着いた。
「お兄ちゃん、入って?」
「ああ……」
ドンッ
部屋に足を踏み入れた瞬間、シャツの首元を掴まれ、部屋の壁に押し付けられる。
「あのさあ、お兄ちゃんに質問いいかな?……お兄ちゃんの彼女は誰?」
普段のしゃべり声とは違う明らかに暗いトーンで俺に未奈から不意の質問。答えは……決まっている……
「未奈……だよ。」
そういうと未奈は満足そうに笑う。
「えへへ。うん、そうだよね。私がお兄ちゃんの彼女だよね。じゃあさあ……」
未奈が一瞬穏やかになった表情から一転、再び俺を蛇の様に睨みつける。
「じゃあさあ、なんでお兄ちゃんは私以外の女に優しくするわけ?」
「だって……しょうがないだろ。楓は、その、他人っていう程でもないじゃないか……んむ!」
チュッ クチュッ
俺の言葉を遮る様に未奈が唇を重ねてくる。俺の口の中の唾液を吸い出すかの様に激しく口の中をかき回される。すると今度は逆に自分の唾液を俺の口の中に送り込んでくる。
未奈は俺の腰に手を回し、なおも壁に押し付け身動きが取れない様にして唇を淫らに重ね、豊満な胸を押し付けてくる。楓に勝るとも劣らないスタイルの良さは俺が一番知っている。
「ねえお兄ちゃん。あの女、お兄ちゃんのこと……ンチュ……好きなんだよ?ふふ」
「え、いやまさか。」
「はあ、お兄ちゃんってぇ……ちゅむ……ほんろ……チュッ……鈍感……」
唾液の交換を続けながら美奈と会話する。


335 名前:clear blue[sage] 投稿日:2011/06/24(金) 11:35:15.35 ID:056uvepx
「でも……さ……あいつと俺は……ガキの頃からの付き合いで、そういう感情にはならないんじゃ……」
「じゃあ私はどうなの?私なんて……チュッ……ガキの頃どころか赤ちゃんの頃からの付き合いよ……チュウ……でも私、お兄ちゃんのこと好きになったじゃない……チュパッ……」
それをいわれると何も言い返せない……
「さっきのあの女との会話、実は盗み聞きしてたんだあ……チュウ……あいつ、あのままお兄ちゃんに告る気だったんだよ……チュム……ぜったい……」
「そんな……痛っ!」
いきなり未奈が俺の下唇を噛んできた。
「なにすんだよ!痛えだろ。」
少しだけ血の味がしてくる。
「うるさい……。嫉妬したの!」
下唇を噛まれてなお、妹の事を少し愛おしく思ってしまう俺はもうダメなのかもしれない。
「だって、お兄ちゃんは私の、私だけの彼氏なんだもん……」
「ごめん……」
なんで謝ってんだ、俺……
「ふふ、お兄ちゃん、今私の事、かわいいって思ったぁ?」
下手に出ると直ぐに付け上がるのは未奈の悪い癖だな……
「お兄ちゃん、こぉんなにビンビンにしてるじゃん。かわいい妹にキスされながらおっぱい押し付けられて、興奮しちゃったぁ?」
悔しいがこいつの言っている事は全て事実……
「お兄ちゃん、おっきいおっぱい好きだもんねぇ。ねぇ……?胸でしてあげよっか?さっき謝ってくれたからご褒美にしてあげるよ?」
「い、いいよ……今は。それより楓のことほっといちゃまずい」
ジ~
「なにして、やめろって」
俺の話を無視してズボンのチャックに手をかけ、慣れた手つきでおれのモノを引きずりだす。
「やっぱりお兄ちゃん、私に興奮したんでしょ?私、そんなにかわいいぃ?しすこーん!ふふ」
ズリズリ
片手で俺のモノをしごきながら、片手で自分の制服のボタンを外しきつそうに収まっていた胸をさらけ出し、俺のモノを挟みこむ。
「やめ……ろって……」
「あはは、気持ちくてやばい?そんなにおっぱいって気持ちいいのかなあ。私は女だから分からないけどー。」
凄まじい圧力で俺のモノを完全に包み込む。……なんでこいつ、こんなスタイルいいんだよ……。俺もこんな妹がいて運が良いのか悪いのか分からん……
「びくびくしてきたねー。……ねぇねぇ、こういうのどう?」
そういうと未奈は俺の方を上目遣いで見つめながら、胸の動きを早める。
「お兄ちゃん……お兄ちゃん……未奈にいっぱい出して……お兄ちゃん……大好きぃ……大好きだよぉ?……いぃっぱい出して……」


336 名前:clear blue[sage] 投稿日:2011/06/24(金) 11:36:33.18 ID:056uvepx
くそっ、こいつやっぱりかわいい……なんだよったく。甘ったるいセリフに上目遣い……くっ、やばい……
「出る?お兄ちゃんの……赤ちゃんの種出るの……?お兄ちゃんのせーえき大好きだから、いぃっぱい出してね?ね?お兄ちゃん?」
「やばっ、出る……?」
寸前で美奈の胸の動きが止まる。未奈の真っ白で形のいい胸に付いた先走りがキラキラと部屋の明かりを反射する。
「あは、だーめ。まだだーめ。濃いのは膣内だけっていつも言ってるでしょぉ?」
はぁ……こいつもこいつだが俺も俺だ、結局、未奈がやめなければ俺は何のためらいもなくこいつの胸にぶちまけていただろう。
「あはは、お兄ちゃん不満?ねえそんなにわたし、可愛いのー?かわいくてしょうがなくて興奮しまくりでまだおちんちんびくびくさせちゃってるのー?」
昔から未奈にはなにもかも見透かされている。俺のことは俺以上に知っている、それがうちの妹だ……
「と、とにかく楓のことほっといたままだ。一度下降りるぞ……」
何分くらい未奈の部屋にいたんだ……?あいつに不審に思われたりしていないだろうか……。まさか未奈と俺がこんな関係になっているなんて露ほども思っていないだろうな……
「他の女の事考えるのきんしー。ねえねえHしよー。あの女、とっとと帰してよー。」
「まあどっちにしろ時間も時間だし、楓には帰らせるつもりだよ。でもそんな言い方ないだろ。……昔はすげえ仲良く遊んでたんだしさ……」
「私は別に全っ然仲良くしたくなかったけど。でもその方がお兄ちゃんと遊べたし。まあ、私はお兄ちゃんさえ居ればゴキブリだろうとムカデだろうと仲良くしてたんじゃない?」
楓はこいつにとってゴキブリと同等なのかよ……。
「とにかくリビングに降りる。お前も、その……制服の乱れ直せよ……」
階段を降りる
「楓、ごめん待たせた。」
「ううん。全然いいよ。ココアありがとう。温まったよ。」
純粋な笑顔で俺に礼を言う楓。……心苦しいってこういうことなんだな、と。
「そうか。……あのさ、そろそろ帰った方が良くないか?」
「そうだね……うん。じゃあ帰ります。本当ありがとうね。シャワーまで使わせてもらっちゃって。」
「だからいいって。俺らの仲なんだしさ。」
「うん。」
楓を玄関まで送る。未奈は部屋から降りて来ない。それにしても外はもう暗い。このまま楓を一人で帰すのはやはり気が引ける。
「送ってこうか?」
こいつのことだから『いいよ、悪いよ。』と言うんだろう。
「……うん。じゃあ……お願いしようかな……」
やっぱり今の楓は読めない……


337 名前:clear blue[sage] 投稿日:2011/06/24(金) 11:37:57.58 ID:056uvepx
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

雨足は弱まる気配もなく、大粒の雨が夜の道を叩きつけるかの様に降り続けている。コンクリートで跳ね返る水がジーパンの裾を濡らし靴のなかにまで水が染みてくる。
点々と立っている街頭が雨の軌跡を照らしている。この時間帯に、しかも大雨の中外にでる人はほとんどいない。俺と楓だけで楓の家を目指す。楓の家は俺の家から歩いて10分ほどだ。楓の父親は、楓が生まれてからすぐに亡くなっている。
だからずっとお母さんとの二人暮らしだ。そのお母さんも娘1人育てるのに稼ぐため、弁護士事務所で朝から晩まで働きづめらしい。昔、楓とよく遊んでいたのは、そんな
お母さんの負担を少しでも軽くできたらとうちの母親が楓のことを預かっていたからだ。まあ当時の俺はそんなことを知らずにただ毎日遊ぶのが楽しかっただけなんだが。
「あのさ、皐月君は受験のこととか考えてる……?」
「まあ一応。さすがに高3だしな。予備校にも夏休みから行こうかなって。」
受験か……。将来のことなんて全然考えられない。今は未奈のことしか頭にない。
「そうなんだ。……どこの大学受験するの?」
「うーん。まだ確定ってわけじゃないけど、A大かなあ。」
「A大って国立だよね?難しい所狙ってるんだあ。すごいなあ。皐月君って昔から勉強できたもんね。」
「んなことはないって。だいたい狙ってるだけで受かるかどうかなんて。俺なんかより勉強できるやつなんて、できないやつより多いよ。」
「そんな事ないと思うよ。小学校のときから算数とか理科とか、私全然ダメで、皐月君に教えてもらって本当に助かったもん。ありがとう。」
「今さら礼なんていらないって。」
「でも、そっかあ……A大かあ。私、バカだからなあ……。大学は別々になっちゃいそうだね……」
「まあ、大学なんて別々になったって俺たちが友達なのは変わんねえよ。安心しろって。」
「でも……ね、大学に入ったら、きっと皐月君、勉強もできるし、スポーツもできるし……かっこいいし、彼女とかできるよね……?……それでもまだ私と友達でいられる……?」
なにいってんだよ楓、これじゃあまるで……未奈の言う通り……
「私ね、私……あのね……友達でいたいよ?皐月君といつまでも……。でも……でも、皐月君はそんな風に意識した事ないかもしれないけど……私だって一応女の子なんだよ……ね……」
「楓……お前……」
「ううん、回りくどい言い方なんて私らしくないよね……。……言うね?
……すーはー……私、高嶋楓は…あなたのことがずっと……ずっと好きでしたっ……」
未奈、本当にお前は俺の知らない俺のことまで全て知っているんだな……。こんな時ですら頭の片隅には妹の事が……
「楓、お前、本当に……?」
「うん。嘘なんか付かないよ……。あーあ、言っちゃったね……。ごめんね突然。ほんと私、バカだよね……」
「いや、そんなこと……」
なんて言って良いのか、言葉が見つからない……


338 名前:clear blue[sage] 投稿日:2011/06/24(金) 11:39:40.51 ID:056uvepx
「あの……さ……私じゃ、無理かな……?私、皐月君の彼女さんになれないかな……?」
楓……。なんで、なんで俺なんだよ……。俺は楓が思ってる様な人間じゃないんだ、実の妹と毎晩セックスに明け暮れて、ろくに避妊もせずに、ただ快楽に溺れて……。そんなどうしようもないクズなんだ、なんで俺なんかを……お前が……
「あのっ、返事は別に今すぐとかじゃくて全然良いからっ!だって突然だもんね、いきなり過ぎるし……あはは……私がこんなこと言うなんて、皐月君、思ってもみなかったよね……。だから」
「楓。」
「は、はい……」
俺には…………
「お前の気持ち、すげえ嬉しい……けど……」
俺には……妹しか……
「でも……俺、お前とは」
俺には……妹しか……愛せないんだ……
「お前とは、付き合えない。ごめん。」
「…………そ、そうだよね!いきなり友達でしかない私がこんなこと言っても、無理だよね!……うん。私の方こそごめんね。本当に……ごめんなさい……ヒグッ……あれ……グスッ……ごめんね、私……ウグッ……
バカだなあ……勝手に好きになって、勝手に告白して……グスッ……勝手に……泣いて……ごめんなさい……」
楓みたいな良い子がなんで俺なんかを好きになるんだよ……なんで……未奈……未奈……
「あのっ…………私、もうここまでで大丈夫だからっ……帰るねっ。
傘、ありがとう。はい……じゃあねっ……本当にごめんね……」

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貸した傘を強引に返され、楓は雨の中家に向かって小走りに帰って行った。残された俺は、自分の罪深さと、楓に対する申し訳なさの両方で押しつぶされそうで、ただ立ち尽くしたままだった。
傘に当たる雨粒の音だけが耳に響く。街頭の時折チカチカと点滅するその揺らめきがうっとおしい。次第にまた思考は妹のことで侵されていく。早く帰ろう。
未奈とセックスするんだ。あんな生殺しで俺が正常で居られるわけないじゃないか。そうだよ。そうなんだよ。

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家の前まで来ると、玄関の明かりに照らされて1人家の前の道端に傘もささずに立ち尽くす女の子の姿が見えた。
「……?……未奈……?なに……やって……」
「だってお兄ちゃん、こうすれば未奈にもやさしくしてくれるんでしょ!?雨に濡れてびしょびしょになれば、お兄ちゃん、優しくしてくれるんでしょ!?」
「なにいって……」
「だって、お兄ちゃん、私のこと置いてどっか行っちゃうんだもん……。なんで置いてくの?寂しかったんだからっ……」
「未奈……」
未奈に近寄る。雨の冷たさに震える華奢な体を抱き寄せる。背中に手を回して、トントンとやさしくさする。
「バカ、風邪引くぞ……。俺は、おまえ以外はどうでもいいんだ……。未奈だけが全てなんだ。な?」
「じゃあHしよ……?もちろん中出しで。」

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339 名前:clear blue[sage] 投稿日:2011/06/24(金) 11:41:36.74 ID:056uvepx
二人で風呂場まで行く。俺は服を脱ぎ、未奈は制服のまま風呂場にはいる。まずはお互い貪るように、お互いの唾液を吸い尽くすかの様に、唇を重ねる。
「ンチュ……おにい……チュ……ひゃん……おにい……チュム……ひゃん……すきぃ……ンム……らいひゅき……」
ボディソープを未奈の制服の上から塗りたくる。ヌチャヌチャといやらしい音を立てて、透け透けになった制服の下の豊満な身体を浮き上がらせる。後ろから未奈の大きな胸を制服越しに揉む。
「おにい……ひゃんっ……らめ……それ……やばいぃ……ヌルヌル気持ちいぃ……あんっ……ダメダメ……ブラが擦れて……イきそうかも……ダメ、最初にイくのはお兄ちゃんのおちんちんがいいのっ……」
俺は風呂桶の縁に座り、未奈のあそこにおれのものを押し当てる。座位の格好になり、未奈のヌルヌルのパンツをずらし、毛もろくに生え揃っていない蕾に一気に突き入れる。
「んにゃっ……あう………お兄ちゃんの……おっきぃよぉ………ああヤバイかも。もうイきそう……」
未奈とはもうセックスし始めてから数ヶ月が経つ。だが処女を貫いた時から未奈の膣の締め付けは変わらない。相変わらずきつい。それでいて俺のモノを暖かく360°から包み込み、奥へ奥へと誘う。
未奈の子宮口まで先端が到達する。ヌメヌメの粘液を垂らしながら、パクパクと俺のモノをついばむ感触が分かる。
「キスぅぅううう………子宮でお兄ちゃんとキスしちゃってりゅぅぅぅぅううう………ひっ!?おにいっひゃっ!?あんっ……やっ……」
未奈の腰を掴んで、下から突き上げる。パンパンと音を立て一心不乱に子宮口を突き上げる。未奈は髪を振り乱しながら喘ぎ声をあげる。
「おにいひゃっ………ヤバイって……きもひぃい………ああああ………イきそうイきそう、イクっもうイクぅうううううういぐぅうううううううううう」
未奈はあっという間に絶頂に達する。腰をヒクつかせてガクガクしている。俺は構わず、未奈をバックの体制にして再び突き動かす。
「いまっ……いっひゃばかりっ……まって……お兄ちゃん……おにいひゃぁん……まっひぇ………いぐぅぅぅうううううう!!!!!!」
未奈がイっても構わず突き続ける。またすぐに未奈は絶頂に達する。それの繰り返し……

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「はぁはぁ……おにぃひゃん……どうしたの……?今日、すごいよぉ……?もうイクの超やばいかも……。そろそろ中に欲しいぃ。あったかぁいのいっぱいください……」
「ああ、中出しでイカせてやるから。」
未奈を仰向けに寝かせ、正常位の体勢でモノを突き刺す。未奈の頭に手を回し、キスしながらラストスパートをかける。
パンパンパンパンパンパン!
「おにっひゃっ!?……ちゅむっ……あんっ……あうっ……んちゅぅ……あふぅ……イきそうイきそうイきそう………中っ……中ぁあああああ中出しいぎゅぅうううううううううううううう!!!!!!!!!」
ドクッドクッ……
射精の瞬間、未奈の子宮口に先端をめり込ませ、子宮に直接注ぎ込むように射精する。ここ最近で1番の勢いでどくどくと子宮の奥まで行き渡らせる。
未奈の膣からモノを抜くと、白く濃いドロドロがとろりと垂れてくる。未奈はガクガクと痙攣して起き上がれない。未奈をなんとか起こしてまたキスをする。
今度は優しくついばむような甘いキス。未奈の髪をなで、抱きよせてまたキス。

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その後は一緒にシャワーを浴び、ろくに髪も乾かさずに俺のベッドで二人、裸で抱き合って寝た。

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最終更新:2011年06月25日 16:42
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