596 名前:幼馴染×姉×妹[sage] 投稿日:2011/09/23(金) 15:45:51.87 ID:oN8l0Snj
【前回までのあらすじ】
オッス、オラ主人公! ようやく幼馴染と恋人になってチ○コ突っ込む間際、幼馴染から衝撃の一言が!
私とアンタって実は姉弟だったの。
は? え? マジ!? もしかして近親相姦ってやつか!? オラ、ワクワクすっぞ!
……す、すっぞ……。
「ちょっと、どうしてやめるのよ。あ、もしかして初めてで緊張しちゃった? 仕方ないなあ。ここは姉の私が優しく……
あ、もしかして妹っぽく無理やりな感じが」
そうじゃねえよ。
思わずツッコミかけるのをグッとこらえて、俺は自分の不幸を呪った。マジで? マジすか? 秋元?
ベッドの上で呆然とする俺に、幼馴染み改め姉はプンプンと物理的に謎記号を頭に飛ばしながら俺に体ごとにじり寄る。
「なによ。私とアンタが姉弟だからって何か問題があるワケ? むしろアンタ、こういう背徳的な感じ大好物そうだけど」
「いや、それはそれ、これはこれだろ……」
これだから二次と惨事を履き違えた輩は困りますなデュフフ、とかます余裕もない。あと勝手に人の性癖決め付けないで。
俺は頭の中で姉(仮)の話を整理する。
そもそも俺の親父と幼馴染みの母親が兄妹で、近親相姦かまして双子が誕生。それが俺と姉(仮)ってなワケで。
あー、通りで昔からお互い、コブ付きバツイチのくせに再婚しねえわけだよ。
てっきり付き合ってる俺と姉(仮)のことを考えてとか、ちょっと良い話風に受け止めてたのに! 話せよクソ親父!
っていうか、そういう凄まじく凄まじい話をチ○コ突っ込む直前にフリップ付きで話すんじゃねえよー!
「んー、まあアンタの言いたいことは何となく分かったけどさー」
「いや、人の思考を勝手に……あ、もしかして勝手に口走ってた?」
「え? そんな気持ち悪いことしちゃう人? 引くわー」
「うん。色々ツッコミたいけどファーック!」
597 名前:幼馴染×姉×妹2[sage] 投稿日:2011/09/23(金) 15:52:17.33 ID:oN8l0Snj
盛大に中指起ったてる俺に姉(仮)は楽しそうに笑って「あ、ようやくアンタらしくなったね」と笑った。ぬぅ。
「まあ、確かにいきなりこんなこと聞かされて冷静にセックスなんて出来るもんでもないしね。私もお母さんから聞かされた時、それなりに悩んだよ」
「お前……」
「十秒くらい」
「短い! もっと悩んでとか言いたくないけど、けど、うわあああああああん!」
なんかもう泣きたくなって枕に向かってダイブする。頭上ではケタケタと姉(仮)が楽しそうだ。これだから女ってのはぁ!
……いや、待てよ。
ふと、俺の中である考えが鎌首をもたげる。そうだ、そもそもの大事な部分を見逃していた。フフ、なんだ、そういうことかフフフ。
いつのまにか枕に顔を突っ込みながら肩を震わせている俺の様子に、姉(仮)は「キモッ」とつぶやく。言ってろ。
「そうだよ。そもそもこの話には”証拠”がないじゃないか!」
「あ? なによ、私の話が信じられないワケ?」
「つまりこういうことだろ? 初めての共同作業直前になって『やっぱりアタシ怖い』って怖気ついて話をでっちあげたワケだ!
なーんだ、お前も結構可愛いところがあるじゃないかアッハッハ」
枕から顔を離し、素っ裸で猛々しく理路整然と話す俺に、姉(仮)は呆気にとられたように口をあんぐりと開けている。
「……お互い大概かと思ってたけど、やっぱりアンタって気持ち悪いわ」
「うるせえ! そんなに姉ぶりてぇなら証拠を見せてみろよメーン!?」
「ったく……じゃあ、はい」
「へ? え? お、親父?」
598 名前:幼馴染×姉×妹3[sage] 投稿日:2011/09/23(金) 15:57:40.83 ID:oN8l0Snj
「……」
「どう? マジだったでしょ?」
マジでした。大マジでした。口下手だけど仕事熱心で日本のお父さんって感じでちょっと尊敬もしてたのに、大マジでした。
おまけに話のラストに『ゆ、許してヒヤシンス』とかよく分かんないボケかまされるし。
なに!? 噛むくらい恥ずかしいならやめてよ! こっちがハズいわ!
『いや、バレたら必ずこうすれば許してくれるって久恵の奴がな』
あ、久恵さんってのは姉(仮)の母親ね。っていうかどうでもいいわそんな話ー!
というわけで電話を終えた俺はまた、枕へと顔を突っ込みながら今度こそ泣いてるわけでして、はい。
「ま、そういうわけだからさ。これからは禁断の愛ってことでよろしく☆」
「よろしく☆ じゃねえよ! どうすんだよ、いまさら姉弟なんて聞かされても俺……」
先ほどまではどこか漫画やテレビの世界の話のように感じていたものが、徐々に現実のモノとして襲ってくる。
結婚はおろか、恋愛すら自由に出来ない関係。けしてお天道様の下には出られない、日陰者たち。
悶々と嫌な考えに取り憑かれそうになる俺に、姉(仮)は「だーからっ」と、体重をかけて俺の上にのしかかってくる。
「そんなの、アンタの言うとおり”いまさら”なの。たとえ姉弟でもアンタと私は恋人で、それはもうどうしようもないのよ」
「んん……!」
「それに姉弟だって言っても、しっかりココは反応するじゃない。ほれほれ、アンタの好きなオッパイよー?」
……クラスでも一番の大きさと評される胸に潰され、下半身はしっかり反応しちゃうあたり、そういうことなんだろう。
でも、とか、けど、なんて言い出してしまいそうな口を、姉(仮)は胸を押しつけて塞いでしまう。
「正直言うとさ、ちょっとこういうのに憧れてたってのもあるんだよね。アンタにお姉ちゃんって呼ばれながら抱かれるとかさ」
なにサラっと爆弾発言しちゃってんのよ。でもまあ、俺も大好きですけどね!
クチュ、ともう濡れそぼっているアソコの入り口に俺の息子の先っぽを擦りつけながら、姉は満足そうに笑った。
「それとも、アタシにお兄ちゃんって呼ばれながら、シタイ?」
おわり
最終更新:2011年10月21日 22:41