鬼子母神8

350 名前: 鬼子母神8 ◆ZNCm/4s0Dc :2013/04/11(木) 09:50:53 ID:01113146b [sage]

「はぁはぁはぁ…」
「ぜはぁ…」

激しい喧嘩の末、アサネとユキはお互い疲労困憊で立ったままの睨み合いになった。
アサネのメイド服はあちこち引き裂かれてボロボロになっていた。
着替えていたユキの学校指定の制服もお世辞にもキレイとは言えない状態である。

「…なんなの?なんで私達の仲を邪魔するの?!!」

先に口を開いたのはアサネだった。

「あなたなんかに分かるものか…私がどれだけの思いで生きてきたか…。ずっと傍にいたあなたなんかに何が!!」

ユキも口調が荒くなる。

「何を言ってるの?私達は姉弟、お互いに支えあう存在なのよ!!傍にいるのは当然でしょ!!そんなことを他人のあんたなんかに!!!」
「私は!!」

キーンコーンカーンコーン―――

間の抜けたチャイムが鳴り、二人ははっと動きを止めた。

「―――もう時間ね、文化祭も閉会だわ。今は休戦にしましょう。でも必ずコン君は…」

そう言い残し、その場を去るユキ。
胸に嫌なモノが溜まるのを感じながらもユキの提案に乗るアサネであった。

351 名前: 鬼子母神8 ◆ZNCm/4s0Dc :2013/04/11(木) 09:52:31 ID:01113146b [sage]

―――それから遡ること、二時間前。

「ん―――んむ」
「んっ……んぐ」

誰も来ない囲碁将棋部室でコン太とキオナは痴情に溺れていた。
くちゅくちゅと互いの舌が絡み合う。

「―――はぁ」

口を離すキオナ。
透明な糸が長く伸びて、切れた。

「ふふっ、キスって気持ちいいね」
「あ、ああ…」

コン太は意識が混濁し、判断が付かない状態だった。
キオナの目を見た時から…、何かがおかしかった…。

「兄さん…私、寂しかったんだよ…。でも母様の言うとおりになった…。少し疑ってたけど、兄さんはこの町に来てくれたものね」

コン太の胸に顔を埋めて、匂いを吸うキオナ。
肺一杯に広がったそれはキオナを充分興奮させた。

「はあぁぁぁ…。兄さんの匂ぃ…。」

同時に再び、コン太の竿をしごきあげ、固くしていく。

「―――っ!!」
「んふっ、すぐ大きくなった。妹にしごかれて興奮するなんて、兄さんは変態かな?」

その怒張は天を向き、ビクビクと動いていた。

「まぁ私も兄さんに興奮してるし、変態同士だね♪」

ブラウスを脱ぎ、ブラも外すキオナ。

「―――ふぅ、最近きつくなってきたんだよね。新しいブラ買わなきゃ」

アサネに負けないその胸をコン太は凝視していた。
今や、本能のみが彼を動かしていた。

352 名前: 鬼子母神8 ◆ZNCm/4s0Dc :2013/04/11(木) 09:54:18 ID:01113146b [sage]

「ほら、大きいでしょ?」
「ふぐ?!」
「吸ってもいいんだy―――あん!!」

ぷるんっと揺れたその胸の片方にコン太はしゃぶりついた。
今まで口にしたどの食べ物よりも柔らかかった。

「んんぅ!!…兄さんが私の胸も気にしてたのは嬉しかったな。文化祭でコスプレしないって言ったとき残念そうだったもんね」

コン太は一方をしゃぶりつくすと、もう一方も口に含んだ。

「んぅっ!!もう…兄さんはマザコンなの?そんなにおっぱい吸って…」

両方をしゃぶりつくしたコン太はキオナの胸に顔を埋めた。
さっきとは逆の構図になった。

「美味しかった?もう…吸われ過ぎて先っぽ敏感になってるよぉ…」

体勢を変え、コン太の下半身に移動するキオナ。

「男はこれにも弱いみたいね…、ぱいずりって言ったっけ?」

張りつめた怒張を自らの胸の間に挟み込む。
先端が少し出ている状態になった。

「んしょんしょ―――相当いいみたいね…」

柔らかい肉に包まれ、程よい刺激を与えられる。
コン太は全身が痙攣したように震えた。

「んむっ、はっはっ―――」

チロチロと怒張の先端を舐めるキオナ。
先走った汁が舌と先端を繋ぎながら伸びたりした。

353 名前: 鬼子母神8 ◆ZNCm/4s0Dc :2013/04/11(木) 09:56:13 ID:01113146b [sage]

「胸の間がアツいよ、また出ちゃうの?…でもまだ駄目」

オーガズムを迎えそうになっていた怒張は既に限界間近だった。

それを見て満足したのか、キオナはスカート、続いてショーツを脱いだ。
ショーツからは透明な液が糸をひいていた…。
そしてコン太に跨り―――

「私ももう限界…。入れるよ兄さん…。私が兄さんの童貞を貰って、兄さんには私の処女をあげる…」

ニュプ―――

「んむぅぅぅ…、き…つぃ………」

ズププププププ―――
ブチィ!!

何かが破れる感触がした。

「ん、んはぁ…、おっきいよにいさん…。でも、これで私は…兄さんの女…」

その事実がキオナを絶頂へと至らしめた。
ビクッと身体を振るわせる。
両手を顔に当て、口からは涎がだらしなく垂れていた…。

「あはっ、もうイッちゃった。これでさらに気持ち良くなるなんて…」

ずぷずぷずぷ―――
にちゃにちゃ―――

キオナは騎乗位で腰を動かし、さらに快感をむさぼっていた。

「ん、ん、んぅ…あん、奥にぃ…届くぅ…」

354 名前: 鬼子母神8 ◆ZNCm/4s0Dc :2013/04/11(木) 09:57:48 ID:01113146b [sage]

と、突然コン太が起き上がり、体勢を変え騎乗位から正常位になった。

「きゃ?!…に、兄さん?」

コン太はただ獣のように腰を動かし、キオナの中に突き入れていた。

「あ、ん、きゃん!!にぃさぁん…」

ズプズプズプズプ―――

キオナは次第に涙を溢れさせた。
それは恐怖や怒りからではなく、純粋な喜びだった。
想い人が自分に興奮してくれる…。
それは長年積み上げられた彼女の欲求だった。

それは、アサネも同様のはずであろう、…そして恐らくは―――

「も、もう、駄目!!イク!イッちゃうよ!!んんぅ―――!!」

キオナは唇を噛みしめ、絶頂を迎えた。
同時に彼女の中が急激に締め上げられ、コン太の怒張も限界を超えた。

どぷどぷどぷ!!

「あ、あぁぁぁ…」

精液が流れ込み、キオナを更なる快感へと導く。

ドサリ―――!

コン太も疲労が溜まったのか、身体をキオナの上に落とし込む。

「あはっ…あははっ…」

コン太を抱きしめながら、キオナは絶頂に次ぐ絶頂を迎え、目は意識を飛ばしたように狂った輝きを放っていた…。

355 名前: 鬼子母神8 ◆ZNCm/4s0Dc :2013/04/11(木) 09:59:25 ID:01113146b [sage]

「……ん…あれ?」

目を覚ましたコン太。ふと、見上げると―――

「あ、起きた。大丈夫?」

キオナが目の前で座っていた。


「―――?―――!!」

しばらくぼーっとしたコン太だったが、自分達が何をしていたか思いだした。

「お、大久那さん!あの、その…僕達って…」
「―――どうしたの?」

ああ、夢か…。良かった、そりゃそうだよな…。
コン太は安堵の表情を浮かべた。

「ああ、いや、気にしな「あんなに私の中に注いだのに…、また我慢できなくなっちゃったの、兄さん?」」

!!!?

「あ……」
「ふふっ、夢じゃないよ、全部ホント♪ほら、ここにちゃんと証拠が―――」

キオナが手にしていたのは小型のビデオカメラだった。

「そ!それは!!?」
「こういうの、はめどりって言うんでしょ?こんなに激しくしちゃって…」

そこに映されたのは、先ほどの痴情にまみれた行為であった。

「もし、今日のことを皆に喋ったら…わかるよね?特にアサネには言わないでね、私も命は惜しいから」

心からの笑顔でそう言うキオナであった。

「あと、二人きりのときはキオナって呼んで。これもお願いだよ」

キーンコーンカーンコーン―――

文化祭の閉会のベルが鳴った―――

356 名前: 鬼子母神8 ◆ZNCm/4s0Dc :2013/04/11(木) 10:00:42 ID:01113146b [sage]

トイレで何とか自分を落ち着かせ、教室に戻るコン太。

「コン太君…」
「ユキちゃん!!?」

傷だらけのユキがコン太を出迎えた。

「ど、どうしたの…?」
「…野良猫にやられた」
「え?」
「あ、私のことじゃなくて…、この前言った話っていうのは延期にさせてもらえるかな?」
「あ、うん…いいけど…」
「…ゴメンね」

ユキの傷に対して、クラスは不審の目を向けていた…。



その後、アサネが迎えに来て帰宅するコン太であったが…。

「…」
「…」
「あの、さ…」
「何…?」
「その…どうしたの、その傷?」
「…野良犬にやられた」

アサネもまた傷だらけであった。

なんなんだ、学校に野犬でも侵入したのか?
ユキのことといい、事情を知らないコン太は混乱するばかりであった。

「そういえばアサ姉、用事っていうのは?」
「…用事って?」
「文化祭の後に手伝ってほしいとか…」
「えっ、あー…もう済んでたからいいよ」
「そう…」

しかし、二人のことよりさらに気がかりなことがあった。

「(大久那…じゃなくてキオナは僕を兄さんと呼んでた。それに今日の行為と脅迫…一体何がどうなってるんだ?)」

アサネに背信にも似た感情を浮かべ、申し訳ない気持ちになったコン太。

―――秋ももう終わりに差し掛かり、冬の到来を告げようとしていた。

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最終更新:2013年10月16日 08:19
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