504 小さな囚人 sage 2007/11/18(日) 19:17:46 ID:2lW/5lPJ
「なあ、東助。仁科真美って可愛いよな」
と、同級生で友達の剛士がにやにや笑いながら指を刺す。その先には、校内一の美人で通っている、5年生で同級の真美がいた。
肩まで伸ばしたストレートの細い髪、ふっくらした頬から、ツンと尖った顎のラインは、美少女系タレントを思わせる。口は花びらのように小さく、目鼻立ちも整っている。笑うと、ぱっちりした瞳が三日月形になって、何とも愛くるしい。
パン、とスターターピストルの音が響いた。
同時に飛び出す女子達。僕の目は、剛士が指差した真美に釘付けになっていた。
と、こちらを睨みつける視線に気づく。
真美の隣を走っている姉の加代が、ちらちらとこちらを伺っていた。僕は、さっと目を逸らすが、真美に見とれていたのは気づかれただろう。
僕の心に黒くもやもやした後悔が膨れ上がった。
僕は地方の、さらに田舎の小学校に通っている。生徒数が20人弱しかいないので、体育は合同で行っていた。
つまり、体育の時間は姉の目が光っている。それは承知していたのに……
「東助!」
家に帰るとすぐ、姉の怒声が飛んできた。予想通りだ。
「何? お姉ちゃん……」
「あなた、体育の時間、いやらしい目で真美を見てたでしょ?」
「違うよ。剛士が真美を好きだっていうからさ、見てただけだよ」
僕は事実をやや歪曲させて答えた。剛士には悪いが、こうでも言わないと姉のヒステリーは治まらない。
「じゃあ明日剛士に聞いてみるから」
「ちょ、ちょっと待ってよ!」
慌てて言う僕を、噛み付きそうな表情で姉が睨んだ。
「嘘ついたのね! なんでそんなことを言う子になったのかしら」
「ごめん……でも、そう言わないと、お姉ちゃん真美を苛めるでしょ」
「東助は私のものでしょ! 泥棒猫を追い払うのは当然よ」
「お姉ちゃん……」
「とにかく、今日はおしおきよ。私の部屋に来て!」
505 小さな囚人 sage 2007/11/18(日) 19:20:04 ID:2lW/5lPJ
部屋に入るとすぐ、姉は服を脱いで裸になった。僕も一緒に服を脱いだ。
姉の裸を見て、僕のちんちんが勃起するのを、姉は嬉しそうに眺めていた。
年子で一つ上の姉は、はっきり言って美人だと思う。ボーイッシュなショートで、釣りあがり目はきつさを感じさせるけど、目鼻立ちは整っている。
スタイルは抜群で、小学6年なのに、Bカップあるって言ってた。ムッチリした尻に太ももは小学生の僕から見てもエロさを感じさせる。実際、男子に絶大な人気がある。
でも、僕は姉を好きになれない。姉弟なんだし、それに僕は真美のようにスラッとした女の子がタイプなんだ。
姉と僕はベッドに入って、裸で抱き合った。
ペッティングというのかな? 毎日こういう行為をしている。
これ自体は僕も嫌じゃなかった。いけない事をしているって事より、性欲の方が上回った。こんな姉だけど、肌はすべすべで、驚くほど柔らかい。抱きしめると、姉は簡単に僕の腕の中に入るんだ。
「今日は最後までしてもらうから」
「最後って?」
「セックスするの」
「えっ! だ、駄目だよ!
一線は越えたら駄目だって、お姉ちゃんも自分で言ってたじゃないか」
「あれは東助を安心させる為の嘘。
お姉ちゃん、本当は東助が好きなんだ。恋人として……」
頬を染めて切なそうに言う姉だったけど、僕には呪詛にしか聞こえなかった。
僕は姉の性格を知っている。セックスなんてしたら、僕は一生この人と離れられなくなる。独りよがりだし、ものすごく粘着質だ。
たとえば、僕に好きな人が出来たら、たとえ話じゃなくて、本当に姉はその人を殺すだろう――
――てゆうか、もう手遅れなんじゃ……
「東助に拒否権はないんだから。真美を好きじゃないんだったら、お姉ちゃんとセックスして。
じゃないと、お姉ちゃん……」
ふっと、意識が遠のきかけた。この人は、普通じゃない。
変なのは分かっていた。でも、ちょっと粘着気質なだけで、根っこは弟思いの姉だと思ってた。でも、違う。この人は……
506 小さな囚人 sage 2007/11/18(日) 19:21:19 ID:2lW/5lPJ
姉は僕の唇を唇で塞いだ。キスなら何度もしている。でも、今日は舌を入れてきた。
ぞくぞくする感覚が走る。快感と、悪寒が入り混じった……
姉は続いておっぱいを舐めさせてきた。こういうエッチな行為は初めてだ。小さな干し葡萄のような乳首を舐めると、硬くしこり、少し大きく膨張した。
女の子の乳首って、ちんちんみたいに勃起するんだ……と、僕は驚いた。
後は、僕を性欲が支配していた。おしっこの匂いが残るマンコに自ら吸い付き、甘酸っぱい愛液を啜った。
AV女優みたいに大げさに喘ぐ姉を、愛しいと思った。姉の太ももを割って入り、マンコにちんちんをあてがった。そして、挿入した。
やや抵抗を感じ焦ったけど、にゅるんと先端が入っていった。僕は驚きと好奇心に突き動かされ、さらに腰に力を入れた。
「痛っ」
と小さく姉が苦痛を漏らしたけど、それはもう僕を煽り立てる追い風でしかなかった。ちんちんが感じている抵抗は、体重を乗せて腰を突くと、簡単に屈して姉の奥深くちんちんが入っていった。
あとは、僕が獣だった。
姉に強制的に見させられたアダルトビデオの真似をして腰をスライドさせると、愛液に濡れた股間がぶつかってパンパンと音を奏でた。
やがて、股間にマグマが込み上げるのを感じると、僕は姉の中で果てていた――
「お姉ちゃん、東助が大好き。愛してる。
ずっと一緒に居いようね。結婚は出来ないけど、私、東助の子供を生むし、一緒に暮らそうね」
射精した僕は夢から覚めていた。
姉の言葉が重くねっとりと絡みつく。僕はもう鎖の枷を付けられた囚人なのだと、射精の快感が残る頭の中で、ぼーっと考えていた。
最終更新:2007年11月24日 00:45