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兄から見た妹の看病レポート sage 2008/02/18(月) 16:40:43 ID:UP8GAlSI
あー風邪引いた~
今、部屋のコタツで汗掻き治療中。
しばらくして、学校から妹が帰宅。
「ふーん、今日1日、家にいるの、私とお兄ちゃんだけか…」
って呟いた。
なんか…妹の口元が、ビミョーに歪んでたような気がしたけど、まあ汗で視界が歪んだだけだろ。
って事で、半年間、順番待ちで待たせてた男友達とのデートをキャンセルして看病してくれてる。
その姿も知れぬ男友達よ…すまん。
まあ、それはともかく、
妹よ。
傍で、妙に熱っぽい目でニヤニヤしながら、人の顔をジッと見るのはやめれ。
風と発汗の苦しさでボーっとした頭で、そんな事を考えてると…
水が欲しくなってきた。
…「それ」は喉が渇いて、コップに手を伸ばした時だった。
水を飲もうとしたら、いきなり妹にコップを奪われた。
で、わが耳と意識を疑った次の言葉。
「口移しじゃなきゃ飲ませない」
いやいやいやいや。
実の兄妹で、それは洒落にならんだろ。
第一、汗かき治療で水分は必需品。
一刻も早く水が飲みたいのに、妹の冗談に付き合ってなんかられない。
冗談やめろ、って取り替えそうとしたら目を潤ませながら「駄目!」って怒鳴り付けられた。
偉い迫力でビビったけど、また、いつのまにか、何か切なげな甘い目付きに戻った。
まあ、実兄としちゃ、こっちのほうが怖い気もするんだが。
暫く睨み合いだか見つめあいだか、よくわからん時間が過ぎたけど…結局、俺が折れた。
妹は健康体で水持ってるだけ。
俺は風邪引いて、コタツでダラダラ汗流しながらグッタリ状態。 こんな勝負、勝てるわけ無いでしょ。
水を口に含んだ女の子(実の妹)の顔が近づいてきて、特有の甘い匂いが…
しっとり濡れてて、フワフワ柔らかかった。
女の子の唇って、こんな感じなんだ。
で、両頬に妹の柔らかい手がやさしく添えられて、妹の口内から水分注入。
10秒くらいで全部、こっちの口に入って、ようやく離れてくれた。
「じゃ、次、いくよ。」
舌を出しながらの言葉。
…明らかに何か企んでた。
続く…かも。
最終更新:2008年02月24日 18:58