893 天才天災転載 sage 2008/04/15(火) 15:30:35 ID:R63IPYMr
「お姉ちゃん・・巴君に言っておきたいことがあるんです」
「何だよ」
「どうして、巴君はお姉ちゃんの部屋に夜這いを仕掛けて来ないの?
全国の弟の皆様は問答無用にお姉ちゃんを襲うために布団に入り込むのに」
「いい歳して姉の寝床に入り込む人間はいないだろうが」
「そんなのダメですぅ!! 巴君は若い性欲を受け止めるのは世界でただ一人だけなのよ
他の女の子に痴漢やレイプすれば、亡くなったもとい、弟と夢の二人暮らしのために
謀殺したお父さんとお母さんに顔向けすることができないわ」
「いや、ちょっと待て。数秒待て・・。今、とんでもないことを言わなかったのか」
「そ、そ、そんなお姉ちゃんのことを性欲に飢えた狼の瞳で見つめないで
恥ずかしすぎるぅぅぅよぉぉぉおぉぉ!!」
「華麗にスルーしやがった・・このクソ姉」
「巴君・・乱暴な言葉遣いしないの・・。さあ、お姉ちゃんがベットの中で
大人の保健授業を教えてあげるから♪」
「うん。全力でお断り致します」
「そ、そ、そ、そ、そんな。実の姉、義理の姉、血の繋がらない姉に欲情しない
弟は不潔よ。不潔よぉぉ!! 巴君はそんな悪い子じゃないよね?」
「残念ながら・・最近、嫉妬スレやヤンデレスレを見て悟ったことがあるんだ」
「何かな?」
「キモ姉というのは弟の事を考えずに激しい独占欲と嫉妬心で檻に閉じ込めるのが
スタンダードらしい。これはあるある捏造なんてレベルを遥かに超えている
都市伝説なんだけど・・
姉は違うよな?」
「・・・・檻に閉じ込めるなんて・・そんなことは全国にいるお姉ちゃんなら
誰だってやっていることじゃない!!」
「)ガクガクブルブル」
「愛しい弟に近付く泥棒猫から守るためには家から一歩に出さないわ。
プライベートも巴君の自由な時間すらもお姉ちゃん権限で全て管理してあげるよぉ・・。
ずっと、お姉ちゃんは巴君の傍から離れないわ」
「ま、ま、まさか。キモ姉は実在していたのか・・」
「うふふふ・・巴君巴君巴君・・お姉ちゃんだけの巴君・・」
「ちょっと待ってよ・・本気で俺を檻に閉じ込めるのか?」
「お姉ちゃんの布団で肌と肌を重ね合うように抱きしめてくれるなら
檻に閉じ込める件については保留してもいいですよ」
「保留かよ!!」
「嫌なら今すぐにこの時のために作った地下牢の中に閉じ込める」
「ううん・・俺も今すぐにお姉ちゃんと一緒に寝たかったんだよ」
「やったぁーーー!! じゃあ、お布団の中に入ろうね」
結局、キモ姉を持っている弟は絶対に逆らうことができないだろうと
俺は姉の暖かなゆりかごに包まれながら、意識は遠くなって行った
最終更新:2008年04月21日 16:10