虎とあきちゃん 第7話

7 虎とあきちゃん sage 2007/09/23(日) 13:27:05 ID:UzVFdAq8
 俺は今心を落ち着けて瞑想している───そう、日曜の郊外…ここは戦場だ。辺りは殺気の入り混じった
熱気が漲り、戦意旺盛な者たちが戦いの合図を心待ちにしている。まだまだ甘い。戦いとは戦意だけで
決まるものではない。常に冷静にやるべきことを為したものが勝つのだ。

「五時になりました。タイムセールを開始します。」
「「「「おおおおおおおおおおおおっ!!!」」」」

 ここは郊外のとあるショッピングセンター。巨大な生鮮市場も兼ねるここでは新鮮な食材が安く売られており、
俺もいい食材を求めて日曜日は毎週通っている。今日も首尾よく目的の野菜を手に入れた俺はほくほくと温かい
気持ちでセンターを歩いている。料理は食材が命なのだ。…ふと足を止める。

「…ん?」
 馬鹿姉のせいで鍛えられた危険察知センサーがわずかに反応したのだがだれもいない。気のせいか…
そう思いつつ、大量の食材と生活用品とともに俺は帰途についた。


 翌日、いつもより少し早く朝、亜紀姉とともに学校へと向かう。校門前で相変わらず男装をした薫と鉢合わせした…が、

「よ、よう。薫。おはよう。」「おはよう薫ちゃん。」
「お、おはよう虎之助君。あ…亜紀先輩も…」
 き、きまずっ!!!!!!

「あーえーうー、今日もいい天気だな。」
「そ、そうだね。じゃあとでっ!失礼しますっ!!!!」
 挨拶もそこそこに薫は顔を真っ赤に染めて走り去っていった。

「青春だねー。」
 何も考えてなさそうな姉の頭に軽くチョップし、辺りを何気なく見回すと辺りの女子の視線が何故か俺に集まっていた。

「ん、なんだ?」
「虎ちゃん見られてるよね。みんな虎ちゃんのかっこよさがわかったのかな。あ、でも私のだけど。」
「あほか。」
 気になって耳に意識を集中させる…



8 虎とあきちゃん sage 2007/09/23(日) 13:27:51 ID:UzVFdAq8


「ねーみたみた?」
「うんうんっ!虎之助君が攻めなんだよきっと」
「えー。あのやんちゃそうな感じは受けのほうがー」
「私は虎×龍がー。」


……
………

「さすが虎ちゃん。人気者だねー。」
「俺はノーマルだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
 俺の魂の叫びは徐々に登校する人の増えだした校門前に響き渡った。


 朝から体力を極限まで使い果たし、扉を開けるとそこには背の低いポニーテールの女が立っていた。
 まるで、子供のような容姿に勝気な目と性格。俺の天敵塚本風子だ。

「おいおいー勘弁してくれよ。今日はお前の相手する元気はないぞー?」
「ちょっとこっち来なさい。」
 抵抗するのも面倒なのでそのまま手を引かれていく。抵抗してもうるさいだけで余計に疲れるのだ。こいつは。
 たどり着いた先は人気のない屋上だ。ついでにさぼっちまうか…?

「噂は聞いたわ。」
「いっとくが、俺はノーマルだからな。」
「まさか貴方がそっちの人だったなんてね。男同士なんて…著しく風紀をみだしているわ。」
「泣いて頼むから話聞いてくれよ。俺は普通なんだ。」
 なんでこいつは目的地に着いたのに手を離さないんだ?…手を掴みながら上目遣いで睨み付けてきている。
 背があんま高くない俺から見ても子供に睨まれてるみたいだ。

「だから俺は普通なんだって。どうしろってんだよ。」
「私が正しい道に戻してあげるわ。」
「はあ?」
 何いってんだこいつは。…っておいおいおいおい、何スカーフはずしてるんだ。っておいボタンっ!!

「おまおまっお前なにしてんだっ!!」
「か、勘違いしないでよね。風紀のためなんだからっ!!!」
「お前が一番乱しとるわっ!!」
 風子は暴れる俺を逃げないように掴みながら懐から何かを取り出して押し付けた。

「もう、うるさいわね。大人しく教育を受けなさいっ!!」
「ぐあっああああああああああ!!」
 す、すたんがんっ!!!!




9 虎とあきちゃん sage 2007/09/23(日) 13:28:45 ID:UzVFdAq8

「ぐ…ぁ………」
 こ、こいつなんでこんなもんもってんだよ!って、脱ぐな脱ぐな!うう、動けないな。まずい…まずいぞ!
 こ、このままでは俺の貞操がっ!

「ふぅ…虎のも脱がさないとね。これは教育教育…」
「よ、よせ……」
 なんか目が血走ってるんだが気のせいか!ず、ずぼんがっ!
 目の前でブラウスも脱いで下着とスカートだけになった風子の体は…滑らかだがやっぱり凹凸がなく、
嬉しいというよりも罪悪感のようなものが…よかった、俺は正常だ。

「こ、、、声が、、」
「虎……立ってないわね…私の下着姿見てるのに…やっぱり男が…」
「ま、、、まてそれは、、、幼児たいk…ぐほっ!」
「まあいいわ。すぐに女の魅力がわかるように…」
 俺のパンツに手をかけたそのときだ。

「あらら~ふう、やっと見つけたわぁ。あれ、虎ちゃん。」
 屋上のドアから現れたのは俺と同じくらいの身長のモデルもびっくりな俺の姉だった。
 ナイス!いつもは最悪のタイミングでしかこないが今日はナイスだっ!

「亜紀…姉…風子とめて…くれ…」
「あのその…亜紀先輩。これは風紀のためなんです。見ない振りしてください!」
 亜紀姉はいつもどおり穏やかに微笑んでいる…何考えてるのかさっぱりわからん。

「あらあら。虎ちゃんはまじめな学生さんだと私は思うのだけど…。何したのかな?」
「そ、それは……男同士の恋愛とか……」
 姉はゆっくりと風子のほうに近づくと困ったわねと首をかしげながら、

「でも風子ちゃん。貴女薫ちゃんが女の子って知ってるでしょ?」
 …は?ってことは…。

「う…ほんとかそれ?」
「実はね~。お出かけするときよく風子ちゃん見るものだから、みやちゃんに頼んで風子ちゃんのこと調べて
 もらったのよ。これ報告書だけど…はい、虎ちゃん。」
 なんとか動けるようになった俺は、立つのはまだ辛いので座りながら読み始めた。

「んーなになに…。塚本風子は身長139cm上から75…アイドルのおっかけをしていた時期あり。現在は…ん!?俺の
 写真を大量に集めている…はぁ?んなわけないだろ。俺風子に目の敵にされてるってのに。」
「きゃーきゃーなんでなんでっ。そうよそんなわけないわ!!」
 疑う俺に姉はアルバムを渡してきた。

「それ、風子ちゃんの部屋の写真よ?」



一面俺の写真…床も天井も壁もベッドも…


…あ、昨日のショッピングセンターでの死闘の写真を撮っている写真だ…
……
………
…………俺の顔をプリントした布団でオナニーしてる写…………

「虎ちゃんっ!虎ちゃんっ!気をしっかり持ってっ!!」
 はっ!違う世界に行きかけてた。なんとか姉の声で意識を取り戻す。
 風子のほうを向くと顔を真っ赤にして体を震わせていた。これもやばいが、これをどんな手かで集める
みやちゃんとやらも俺は恐ろしい。




10 虎とあきちゃん sage 2007/09/23(日) 13:29:36 ID:UzVFdAq8

「あ、その写真は一昨日だね。ほら、薫ちゃんと会った日。」
 姉はつかつかと風子に近づき、その小さな体を覆うように後ろから抱きしめた。ここから見ても
小さな体が震えているのがわかる。

「薫ちゃんが見られてるのみて我慢できなくなったんだよね。風子ちゃんは。」
「そ、そんなこと…」
 いつもの強気もどこへやら。動けないのか戸惑ったように体をよじっている。

「風子ちゃんはこっそり見るのも好きだけど…」
 亜紀姉が風子のスタンガンを奪う…そして俺に渡そうとっておいそれはぎゃああああ!

「あ…あああ、虎ちゃんごめん!!あうあうあう…」
 渡そうとして俺に電極押し当てやがったこの馬鹿姉っ!!

「まあ、怪我ないから良いよね。今度おやつあげるから許して~。」
 そのおやつも俺が作ってんだから貰っても仕方ないわい。

「さて風子ちゃん。我慢できないからって虎ちゃん襲うのは感心しないな~。よし、私が手伝ってあげる。」
「え……きゃああぁぁぁ」
 ホールドする力を強めたのか。俺でも抵抗できないんだ…風子に勝てるわけがない。まるで食虫植物だ。

「……虎ちゃん変なこと考えなかった?」
 こんなとこだけ鋭い。

「風子ちゃんはね…見るのも好きだけど見られるのも好きなんだよ。だから薫ちゃんが見られてるのみて
 我慢できなくなったんだよ?」
 後ろから抱きしめて風子に囁く亜紀姉。そして耳を甘噛みする。姉の形のいい唇が風子の耳に触れ、彼女は
嫌がるようにもがく。なんか妖しい雰囲気が…

「ぁぁん~」
 う、声だけは風子も色っぽい。

「さあ、虎ちゃんに見てもらいましょうね。」
 まてこら馬鹿姉っ!何かんがえてんだ!

「我慢はよくないのよー?」
「うううう…お願い許してください亜紀先輩~」
「だーめー。人の弟を襲うようなだめな子ちゃんは姉としてお仕置きしないとね。」
 ほんとにこの駄目姉…変な友人のせいで最近過激になっている気がする。
 亜紀姉は風子を俺の頭の近くに運ぶとおもむろにスカートの中に手を突っ込み風子のくまさんパンツを
脱がした。スカートが陰になってぎりぎり見えない…。




11 虎とあきちゃん sage 2007/09/23(日) 13:30:06 ID:UzVFdAq8

「あ、あ、あ、あ亜紀先輩っ!」
「なあに風子ちゃん。」
「ふ、風紀が…」
「あら、ばれなければ何やってもいいのよ?」
 いいわけないだろがっ!!
 そんな文句もむなしく、姉は風子を力で強引に座らせると足を股の間にいれて腕を足の下からいれて
俺に見えるように風子の足を開いた。

「やぁぁぁぁっ見ないで!」
 縦一本だ…ほんとこいつ子供なんだなぁ…。顔はかわいいんだが…。
 見ないでといっても体がうごかん。

「どう?風子ちゃん。本物に見られてるのは…」
 こっからだと姉の顔は見えない。きっと楽しそうに笑ってるに違いない。こいつ、夕食は抜きだ。

「うあぁっや…んっ」
 風子が艶やかな声を上げる。

「ほらぁ…ひくひくいってるよ。何も触ってないのに…見られてるのがいいのね。」
「あう、ち、違いますっ!私そんな…やん、息がっ!」
 どんどん近づいてくる。もう、顔の直前だ…女の匂いが…

「薫ちゃんが羨ましかったんでしょ。正直に言えば…やめてあげる。」
「うう、はいっ私も…」
「じゃあ、最後までやりましょうね。」
「ええっそんなああ…やあ…虎やめて息がっ!」
 とはいえ、息止めるわけにも…。

「私も手伝ってあげる。」
 そういいながら亜紀姉は風子のブラをはずす。ちょこっとだけ、女だということを証明するような
胸があらわになり、それを壊れ物をを扱うように触れる。なんでこんなとこだけ器用なんだろうか。

「いや…胸はっ!!」
「あら、かわいいわよ。」
 幼児体系の風子と完璧な体型な姉が絡むとほんといたずらをしているようだ。いやしてるのか。
 薄い胸とちょこんとある乳首を軽く苛める。

「あ…来る…ああほんとやめてっ!!!やんっ!!
「あら、よく我慢してたけどもう限界なのね。イクところも見てもらいましょうね。」
 亜紀姉は最後にスカートを広げると風子の一番敏感なところを軽く摘んだ。

「うあっ!やだやだっ!!いやあああいくっ!!虎見ないでっああああああああっ!!」
「あら、見てほしいって聞こえるけどね~」
 何度も達するのを我慢してたせいか、体を震わせ盛大に愛液を俺の顔にかけて風子はイった。




12 虎とあきちゃん sage 2007/09/23(日) 13:31:12 ID:UzVFdAq8

「虎ちゃん~おなかすいたよう~」
「うるさいっ!今日はご飯抜きだ。」
「そんなぁ~」
 逃げるように学校の外に走り去った風子を止めることもできずに見送った後、なんとか学校で
一日を終え、俺たちは帰宅していた。

「でもでも~お姉ちゃん恩人だよ?虎ちゃん助けたよ?」
「やりかたが悪すぎるわっ!!」
 確かに俺のチェリーは守られた、だが…

「明日からどんな顔して風子に会えばいいんだ…。」
「んー。普通におはようって。」
「できるかっ!!」
 俺は子供のような顔で泣きながら去っていったあいつを思い出しながらすぱんと姉の頭をはたく。

「で、なんで屋上に俺がいるのがわかったんだ?」
「いたた。今日は虎ちゃんじゃなくて風子ちゃん探してたのよ。」
 ああ、そういえばそんな感じだった気もする。

「俺がいなかったらどうしてたんだ?」
「うん。写真全部焼き増ししてもらおうかとおもって♪」
 俺は頭を抱えてテーブルに頭を突っ伏した。

「だって~虎ちゃんの写真だよ?お姉ちゃんほしかったんだもん~」
「いつも見てるだろ…。」
「24時間みたいから。」
「とにかくだめだっ!!そんなことしたら、俺はもう亜紀姉の料理は一切作らんっ!!」
 姉はううーとうなって少しなみだ目で俺を睨んだ。く…かわいいが俺はひるまん。

「虎ちゃんの意地悪~お姉ちゃんの恨みは怖いぞ~」
「おう、俺は意地悪だよ。」
 ふーとため息をつく。しかし腹減ったな…。
 腹をさする俺を見て、姉は少し微笑んでいた。


 この後、風呂に乱入してきた姉は三回ほど手で俺のを抜いた。ここ最近のあれのせいか
要求不満がたまってるせいで殆ど抵抗できなかったのが辛い。俺も相当きてるんだろうか…。

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最終更新:2007年10月21日 01:41
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