無題20

898 ネタ sage 2008/10/27(月) 13:34:00 ID:eZweL3k/



朝6時半に僕は鞄を持って玄関に立っていた。
徒歩で15分程度かかる学校に登校するには幾分速い時間帯だ。

両親は7時半まで起きないし朝食はパンをそのまま食べた。
あとは見つからないように物音を立てずに出て行くだけだ。
靴をはこうとして屈んだ瞬間

「何してるの?お兄ちゃん。」

ドキッとして一瞬心臓が飛び出るかと思った。
振り返ると階段から降りて来ている妹の香奈の姿が見えた。
階段を降りる度にふんわりした右側でポニーを結んだ茶色のショートヘアーが揺れる。
香奈はまだ起きたばかりなのかいつも通り青地のチェックが入ったパジャマを着ていた。

「ねぇ、なんでこんな時間に制服着て玄関に立っているの?」

香奈はニコニコして笑顔で尋ねてくる。
香奈とは対照的に僕は背中に汗を掻いていた。
色んな事が頭を巡って沸騰しそうなのだ。
香奈の部屋の目覚ましは7時になるはずだったり、
昨日の夜は香奈の分のコーヒーに睡眠薬を入れたはずだったり、
今朝僕が起きてから物音一つ立てた覚えもないのにどうして?
香奈がここにいるのか理解が不能だった僕は

「今日は一限目にテストがあるからさ。早目に行って勉強しようと思うんだ」


899 ネタ sage 2008/10/27(月) 13:34:41 ID:eZweL3k/

自分で言ってかなり無茶な理由を発言してしまった。
頬が少し染まる。

香奈の目がすうっと細まり、そぅ…と呟いた。

「キチンと勉強しないと点数とれないもんね。科目は何?
お兄ちゃんは受験生だから大変だよね。昨日も勉強してたもんね」

と言いながら香奈は階段を降りゆっくりと距離を詰めてくる。

近づいてくる香奈に内心焦りながら適当に相槌を打っておく。
大体今日の一限目は体育だからテストなんてあるはずがない。でも場所は体育館

だから香奈にはバレないはずだ。

「それじゃあ、行くから」

手を振りながら踵を返して靴を履こうとした時に

「お兄ちゃん体操服忘れてるよ?」
「えっ」

後ろを振り向くと香奈が僕の運動服を入れる小型のスポーツバッグを持っていた


僕は急いで鞄を開け中身を確認すると昨日詰めていたはずのスポーツバッグが抜

けている事に気がついた。
抜かれた!?いや入れ忘れたんじゃないだろうかと直ぐに思いなおし

「あ、ありがとう香奈。今日2限目が体育だったんだよ。そこから投げてくれ」

と苦笑しながら言い香奈から受け取ろうと手を差し出す。
すると香奈は何を思ったのか僕とは反対側の廊下にスポーツバッグを投げてしま

った。
スポーツバッグはフローリングの床を滑りリビングへの扉に引っかかり止まった


廊下は僕、香奈、スポーツバッグの順で並んだ。

「何するんだよっ。とってくれよ」

香奈の理解できない行動に僕は非難めいた視線を送りながら言った。
それでも香奈はその場所から動かずただ僕を見ながらまるで首輪に繋がれた犬に

悪戯するようにニヤニヤと厭らしく笑うのだ。

「早くとれよっ!」



900 ネタ sage 2008/10/27(月) 13:37:17 ID:eZweL3k/
香奈の行動に腹を立てた僕は声に少し怒気を含ませながら言う。
それでも香奈が動こうとしなかったので

「もういいっ!」

と履きかけの靴を脱ぎながら少し足早に香奈の横を通り過ぎようとした。
その瞬間僕は盛大にコケてしまっていた。床にはリビングマットが敷いていて怪我はせずにすんだ。なんでコケたのだろう。決まってる。
香奈が足を引っ掛けたのだ。
鼻を打ち付けて痛みが引いていくと同時に怒りが湧き上がってきた。
直ぐに香奈の方を振り返り罵倒しようとした瞬間目の前に香奈の顔があった。

「んしゅ…ふぁ。ちゅ…ごく、んん、ふぅぅ…っ」

いきなり口の中にどろりとした唾液を流し込まれ、意識が飛んだ。

「はぁむ、ちゅ、ずちゅれろ…、はふぅ。ちゅうぅ」

唾液が吸い取られる。
香奈が舌を差し入れようとした所で異常に気がついた僕は抑えつけてる香奈の体を突き飛ばした。
口元に粘っこい銀糸がかかった。顎には香奈の唾液がついていて、すぐに腕で唇を拭う。
香奈を見ると腰を少し打ったようで抑えながらイタタと声を出していた。

「はぁはぁ。どういうつもりだ。」

僕は睨みながら言った。
それに対して香奈はクスリと笑うと、

「お兄ちゃんこそどういうつもり?朝は香奈とオツユの交換しないと駄目って言

ったじゃない」

そうなのだ。妹の香奈は昔から僕の体液を欲しがる。
汗、唾、涙、もちろん小便にいたるまで。
香奈のこの癖が判ったのは僕が中学に入ってからだった。
中学の頃は嫌々だけど僕の血がついたティッシュとか無闇に欲しがる香奈にあげてきた。
発覚したのは僕の部屋を漁っている妹を問いただした結果である。
妹の変な癖を世間にバレず冷たい目で見られないように僕なりに秘密にしてきた結果が現状である。
最近ではそれがエスカレートして香奈の体液を僕が口に含む事も要求されてきている。

「んちゅ。ふふ…おいひぃ」

口の中の僕の唾液をまるで飴でも舐めているかのように舌で舐め転がす。
指を使い顎にかかった唾を拭い舐める姿はとても淫猥だった。

「…狂ってる。明日精神科に連れて行くからな…。予約はとってあるんだ」

その言葉を聞いた香奈はクスリと笑い

「いいよ。先生にはお兄ちゃんに犯されて無理やり中だしされたって伝えておく

から」

「僕を脅すつもりか」

「学校の先生にもクラスのみんなにも楽しみだなぁアハハ」

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最終更新:2008年11月02日 23:38
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